ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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12月の奇跡

2007年12月08日 | ミドリ色の屋根の頃
 奇跡 …それは、「本当に起こるとは とても思われない不思議な出来事」。 しかし、「偶然」という名の条件が全てそろう時、それは「必然」となって訪れるのです。

♪12月の奇跡
     少女時代の自分との再会♪


 去る12月2日、当ブログでの出逢いをきっかけに、運命によってたぐり寄せられた、奇跡的な再会がありました。

 再会したのは、くるみさんと少女時代の彼女自身。カナダのケーシーさんによってYouTubeで紹介されていた、32年前のアメリカのTV番組の映像の中で、少女時代の彼女は、ルネのレコードに囲まれ幸せそうに微笑んでいました。

 その映像は”Rene Simard - Million Dollar Baby 1975 Part 1”、銀座にある山野楽器での取材場面。彼女の声は入っていませんが、インタビューが行われていたのでした。このインタビューが使われたのかどうかも確認できないままでいたくるみさんでしたが、実は、日本のルネ・ファンの代表として、ルネの日本における人気の高さを、アメリカに示す役割を果たていたのでした。
http://www.youtube.com/watch?v=ML5voZ_cl_Y

 今回、この時のインタビューの様子を紹介できることになりました。、私の申し出を快く承諾し、貴重な情報を提供してくださったくるみさんには、心から感謝しています。本当にありがとうございました!
 
     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 山野楽器でのインタビューですが、覚えている限りお伝えしたいと思います。

 あの頃、友達と遊ぶのはいつも銀座でした。スヌーピーが大好きで、サンリオショップのある銀座にいつも行っていたんですよ。この日もそうでした。ちなみに、映像の真ん中に写っている私が持っている四角い白のバッグはスヌーピーのミニトランク(裏側)です。硬い素材で、四隅に赤いスチール状のものが施されていて、結構人気がありました。

 山野楽器は、いつも寄るお店でした。買うお店は地元なんですけど、大きなショップってワクワクしますよね。
 お昼前後か午後の早い時間だったと思います。銀座は結構アダルトな街で、特にその時間帯は大人が多かったと思います。
 すでにレコードは全部持っていたのですが、ジャケットがずら~っと並んでいると嬉しいんですよね。CDと違って存在感もありますし、レコードは本当に素晴らしいと思います。

 買ったばかりの同じレコードを手にして、「これ持ってる、あれも持ってる。」なんてはしゃいでいたと思います。
 そこに、背の高い外国人の優しそうなオジ様がニコニコしながらこちらに来て、『ハロー』って言われました。映像でお分かりだと思いますが、物腰のやわらかい、笑顔の素敵な紳士でした。
 ルネに囲まれてテンションが上がっていた私は、そのテンションのまま返事をしました。

 こんにちは。ルネのレコードを見ているのですか?
  はい、そうです♪

 このレコード、知っていますか?(レコードを手に取って)
  はい、知っています。持っています。

 ルネのこと好きですか?
  大好きです。

 今日は何をしに来たのですか?
  ルネのレコードが飾られているのを見に来ました。

 レコードはどのくらい持っていますか?
  全部持っています。シングルもアルバムも。

 これからも買いますか?
  勿論買います。

 これからもルネを応援していきますか?
  大好きですから。彼はとても素敵で素晴らしいです。
  ずっと応援していきます。


 ありがとう。これからもよろしくね。


 こんな感じでした。始終笑顔で、とっても穏やかで素敵なインタビューでした。やはり記憶は正しかったんですね。。

 私のインタビューが終わると、撮影隊はもう何処かへ行ってしまいました。インタビューされたのは私だけだったのかもしれません。撮影隊が出て行ってから私たちもお店を出たのですが、何のインタビューなのかとても気になってしまい、お店の人に勇気を出して訊きに戻ったんですよ。そしたら、カナダでルネのCMに使われるんですよって返事でした。
 今と違って、カメラを向けられるとみんな敬遠していた時代です。今は渋谷に行けば、必ずインタビューとかしていますが、昔は滅多になかったですよね。撮影だと知ると遠巻きには見ても、マイクを向けられると逃げる人が多かったように思います。私たちも知っていたら逃げたかもしれません。

 私たちはまだ中学生。ルネと同じです。英語も習ったばかり。「日本なんだから、日本語で訊いてよ」って今だったら思うかもしれませんね(笑)だけどこの頃は、外国人だから英語なんだとそのまま受け入れていました。

 ルネはケベック州なので母国語がフランス語なんですよね。英語だったらもっと気合い入れて勉強したんでしょうけど(笑)でも、分かりやすい英語で尋ねてくれたので会話が出来ました。

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※ここで紹介いたしました文章は、くるみさんが書いてくださった物をそのまま載せました。
 当時の銀座の様子や流行も分かって、とても興味深いお話です。ちなみに、彼女たちが着ているのは「エプロン・ドレス」。この当時、アグネス・チャンを初めとするアイドルも着用して、大変流行していました。現在もあるのかは分かりませんが、「アリス」や「ミルク・ハウス」等、「不思議の国のアリス」をイメージした可愛い洋服の専門店もありました。


 今回の再会は、運命の巡り合わせによって起こるべくして起こった奇跡でした。しかし、たった1つでも条件が欠けていたら起こらなかったことも確かです。
 私は、この奇跡的な再会に立ち会えたことを、ルネ・ファンとして光栄に思っています。
コメント (4)
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