ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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完全スケジュール同行記①

2006年12月09日 | ルネの活動記録
 1974年第3回東京音楽祭世界大会のために来日したルネ完全スケジュールが、ケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号「スーパーアイドル ルネ」に掲載されました。ルネがグランプリを受賞し、一夜にして日本のアイドルになった19日間の来日スケジュールと、通訳として同行した道上雄峯氏の同行記を紹介いたします。

※「スーパーアイドル ルネ」の画像
http://www.blogg.org/blog-14915.html


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◆6月26日(水)
  
18:50
 日本航空005便にて来日。
一行6名。ルネ・シマール。ジャン・ロック・シマール(父)。ギー・クルティエ(マネージャー)。ルネ・アンジェリル(プロデューサー)。クローディーヌ・バチョー(秘書)。クリスチャン・ルフォール(音楽出版社社長)

20:00
 税関から出る。
 関係者及びファンに囲まれ、東京音楽祭事務局用意のバスで宿舎、東京プリンスホテルへ。

21:45
 東京プリンスホテル958号室にて日本側関係者とミーティング

 ルネ第一印象は、よそよそしいほど慇懃なものでした。長い旅で疲れたにもかかわらず、誰にでもていねいに挨拶をしていました。
 私はこの19日間、ルネ・シマール一行に通訳として同行しました。


◆6月27日(木)

 9:00
 東京プリンスホテル、福寿の間にて東京音楽祭オリエンテイションに出席。

12:00
 芝公園にて、週刊明星取材。

17:00
 東京プリンスホテル、プロビデンスホールにて記者会見

19:00
 東京プリンスホテル、プロビデンスホールにて東京音楽祭レセプション

 記者会見の席で、ルネは短いフランス語のメッセージを言いました。フレダ・ペインスリー・ディグリーズマリー・トラヴァースなんかに囲まれて、「僕はこんな立派な人達ほど大スターではありませんが・・・・・・」と言う意味の社交的なメッセージでした。ところが音楽祭事務局の通訳嬢が「私はこの人達よりも背は小さいけれど・・・・・・」と訳して、ルネ自身の言葉が伝えられなかったことが、とても残念でした。

◆6月28日(金)

 8:30
 ホテル出発。TBSへ。

 9:30
 TBSテレビ。Gスタにて。音楽祭のリハーサル

10:20
 TBS映画社による撮影。

12:00
 芝公園にてセブンティーン誌取材。

13:30
 近代映画社取材。

18:30
 NHKホールにて、雪村いづみリサイタルを観る。

 TBSでのリハーサルで、ルネは、TBSのスタッフ、ミュージシャン全員から、予期せぬ拍手を受けました。音楽祭に出場するアーティストで、誰も一回の音合わせで、完全に歌える人なんかいなかったからですルネだけでした。それも、他の人を圧倒するような完璧さで

◆6月29日(土)

 8:15
 ホテル出発。日比谷帝国劇場へ

 9:00
 帝国劇場にて音楽祭最終予選リハーサル
 この間に衣装合せ。

13:00
 第3回東京音楽祭最終予選

16:00
 第3回東京音楽祭最終予選通過
 ホテルへ。

19:30
 赤坂ざくろにて、アルファ&アソシエイツ村井社長主催の夕食会に出席。

 この頃になると、私も大部ルネ自身がよくわかってきました。私は、ルネを子供扱いしていたことに気づきました。ルネは、もう立派なプロの、大アーティストです。予選の前も、顔色一つ変えず落ちついたものでした。むしろ回りの人間ばかりオタオタして・・・
 これは、クローディーヌから聞いたことですが、ルネは、その晩、こう言ったそうです。「僕は明日必ず賞を取ってみせる」と。

※ ルネの「ミドリ色の屋根」をCD化させましょう
 たのみこむ」への賛同にご協力ください。
 http://green.ap.teacup.com/rene_simard/56.html
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