柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

夏になると、父の熱中症を思い出します

2022年07月04日 | 健康情報
熱中症という言葉がまだ聞きなれない頃
12年前の夏です。
実家に行くと父が寝込んでいました。
部屋に入るとムッとする暑さです。慌ててクーラーをかけると父が「寒い!」というのです。
驚いたことに掛布団は冬用の羽毛で、その下には毛布を使っていました。
訪問医の診察を受けると熱中症といわれ、救急車で即入院。
1か月ほどで退院してきた父は、オムツになり歩くこともぎこちなく、認知症の症状も見られる状況になていました。
熱中症が父の体調を一変させたキッカケです。
それまでは毎日の散歩が日課で、外出が大好きな人だったのですが、体力も気力も失ったように見えました。
それから4か月後に父は亡くなっています。

今年は6月から真夏のようで、最悪の暑い夏になるそうです。
父を思い出すと服装は長そで、布団も冬状態、クーラーはかけず、水分もあまりとらず、人の言うことは聞かない典型的な熱中症になるタイプです。
私たち家族も熱中症の知識もないまま、父の我儘を許していました。

高齢者にとって一度体調を崩すと回復が難しくなりその衰えは一挙に進みます。
今は多くの人たちが熱中症の危険も、回避の仕方も知るようになりました。
それでも毎日、熱中症患者のニュースが報じられています。
電力不足で節電も心掛けないといけないご時世ですが、くれぐれもご注意くださいね、

私、汗をたくさんかいたときは、洗面所で頭だけ水シャンプーをしています。