柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

死の身近さを感じます

2020年04月23日 | 
毎日、新型コロナの感染者数や死亡者数が伝えられています。
特に著名人の感染や死亡のニュースが伝わると
この病気が今までとは様子が違うのがわかります。
今日も岡江久美子さんが亡くなりました。

新型コロナの死亡は数日前まで病の気配すらない人が突然死に至るので
驚きと共に恐怖が湧いてきます。
死は誰にも訪れるものと理解していても
我々は遠い将来にあるものと思いがちです。
でも現実には、そんな保障など無いのです。


入院をしていると大病を抱えている人が何と多いことか、
今回の入院で親しくしていただいた患者さんがいます。
過去に癌を克服されましたが、今回は体調が思わしくなく
同じ脳外科に入院されました。

程よい関係を持ち、お互いを尊重しながら
余りある時間にたわいもないお喋りができました。

すでに両親を送られたそうで
今になってもっと話を聴いておけばよかった、と話されていました。

彼女にもお子さんがいますが、まだ若いから親に無関心だと嘆いていましたが
「今は興味がなくても、親を亡くすと子供は親を知りたがるもの」
今のうちに自分のことや想いを書き留めて欲しいと話しました。

エンディングノートと聞くと、
そんな年齢でもないし・・・
大した財産もないし・・・

そう答える人が大勢いますが
子どもにとって、親の生活は知り得ないもの。
でも、親を亡くした時一番知りたいものなのです。

私が一足先に退院したので、その時にエンディングノートを
お世話になったお礼に差し上げてきました。

先日、退院しました、と吉報を頂きました。

こんな状態ではまだ当分会えそうにありませんが
またの再会を楽しみにしています。