柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀社のイベントを効果的にするには

2018年09月01日 | 葬儀の世界
葬儀社が人集めのために開催するイベントが多くなりました。

何のために人を集めるのでしょうか?

「葬儀社に来て会館を見てほしい」
「名前を知ってほしい」
「地域の人に楽しんでもらう場として」
「事前相談の受け口」
「会員を増やしたい」

大体こんな答えがかえってきます。

販売店や飲食店なら

いろんな年代の人が何回も足を運ぶ可能性があるので

とにかく人に知ってもらうことは重要です。

葬儀社はちょっと違います。

葬儀社を葬儀のみの場としているなら、余計来る目的は限定されますね。


高齢者の生活~死~後始末~遺族のグリーフ~遺族の終活までを

「ライフエンディング」と名付ける時代になりました。

葬儀社が葬儀だけに関わっている時代ではなくなりました。



イベントをするには経費も掛かります。

「大勢来てくれたね」「大成功だったね」と喜んでいても

その後に何を得るのか、明確にしないと

結果を残せないことになります。


大勢の人を集める・・・・子供からお年寄りまで楽しんでもらうだけでいいですか?

せっかく集めた人をそのまま手放していいですか?

会員になってくれる人もいますが

その人は「心からここがいい」と思った会員ですか?

他で同じようなイベントがあったら、そこでも会員になる可能性も大ですね。


お楽しみ中心の人集めなら・・・感謝祭

葬儀を知ってもらうためには・・・勉強会や見学会

地域の人に終活を学んでもらうためには・・・継続セミナー

まだ葬儀に縁はないけど、楽しむ集まりなら・・・・カルチャー教室

遺族となった人が安心して来られる場所なら・・・遺族会、追悼祭


お客様をしっかりキャッチするには
目的別にイベント開催を考えてみるといいですね