柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

フューネラルビジネスフェア

2009年06月26日 | 葬儀の世界
パシフィコ横浜で開催されたフューネラルビジネスフェア(展示会場)とシンポジューム(講演会場)が終了しました。

私は25日にシンポジュームで講演をしましたが
演題が「準備した者勝ち。消費者の潜在ニーズを掘り起こす、事前相談→アフターサポートの具体的サービス提供手法」というもものです。

講演内容を企画者と相談して決めるのですが
演題はお任せしています。
ついたタイトルを見て「わ!すごい!こんな大それた題でどうする?」と
毎回驚かされます。

しかし、やはり企画のプロの腕前なんですよね。
このタイトルで受講者が集まってくださるのデス。
お陰で多くの方が受講して下さいました。

生前契約からアフターサポートまでの話は
このブログでも、何度も紹介しています。

葬儀社の仕事としてこの範囲は当たり前と
11年前から取り組んでいました。
他社が生前もアフターも対応しないのが不思議でしたが
やっと、理解が得られる時代になったようです。

お客様の負担は何か?に焦点が集まり始めましたね。

そこで今年は、シンポジュームで講演するだけでなく
フェアの方で展示をすることにしました。

この数年間、生前契約からアフターサポートまでを
どのような形で葬儀社に取り入れてもらえるか
考えてきて、やっとシステムが出来上がり
それを提供できるところまでたどり着きました。

この二日間で300部の資料を用意しましたが
1日目で殆どがなくなり
慌てて追加をし、400部近い資料が配布されました。

葬儀社の変革が又、おき始めています。

フューネラルビジネスフェアは日本で一番大きな
葬儀業界の情報公開の場です。
1年に1度の開催なので
今年は挑戦の大奮発のつもりで
もう1つ、展示ブースを借りて
「オフィス・シバタの提案」として
葬儀社に是非、おすすめしたい商品を紹介しました。

2社の紹介です。
1つは返礼品の意識改革で
葬儀の会葬礼状を小さな絵本でどうですか?
香典のお返しにすごくオシャレな洋服ハンガーはどうですか?
故人の思い出写真集はどうですか?(これはすでにありますが値段がとても手頃なのであえて紹介しています)
という紹介です。

もう1つは葬儀社さんの運営方法の紹介です。
この葬儀社はインタネットだけで受注をしています。
ホームページから、この会社の理念がわかり
社長の想いが伝わってきます。何を守り何を排除すべきか
はっきりとした意思表示がされてます。
そこを見極めて、お客様が選択をしてきます。

現在、問い合わせが月に100件くらいでしょうか。
施行は30件。ほとんどが事前に相談があった方です。

会館を持たずに、これだけの施行は中々ありません。


どれも、これからの葬儀社には有効な情報提供だったと思います。
おかげさまで無事に終了しました。
いいえ、ここからスタートです。

写真は、設営終了時の写真です。
このブースが人で一杯でした。
良かった。良かった。

でも、もう年ですからね。
正直、疲れましたね。