The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

オバマが44f代大統領誕生で何か変わるのか?

2008-11-05 14:16:12 | Weblog
平等を下にした自由民主主義がやっとアフリカ系アメリカ人の大統領を選択した。
同じく日本も政党だけじゃなくて、しっかり誰が自分たちに取って必要なリーダなのか考える必要がある。決して考えないで投票なんてしてはいけないんだ。

さて、この44代大統領は、日本に取っても新たな変化を要求すると思うんだ。
つまり国益優先を彼は公約に掲げている限りは、輸出先のお客様としては、日本の国益とのぶつかりは覚悟する必要はあるのかもしれない。
いや、逆に技術や品質で製品を勝負するなら、日本は中国や韓国よりも有利かもしれない。経営改善の手法は、なにせ日本から学ぶぐらいに日本人の経営者を評価している。これは中国も同じ。

今だに戦争の件であれこれ政府をつつく野党がいるんだが、前小泉首相はこんなことに努力してたんだよ。靖国参拝を継続しながら、ちゃんと日本国の理解をしてもらうためにだ。
「AJRP」
http://ajrp.awm.gov.au/ajrp/ajrp2.nsf/Web-Pages/Cowra-Essay-j?OpenDocument

上記の事件は日本では語られることはない。しかし、相互国で何故こういったことが起きたのか、日本の文化、習慣などの背景から理解するための研究が行われた。
豪州は同時英国代表として極東国際軍事裁判(東京裁判)の判事を任命している。
ここでの追求は、捕虜への虐待だったんだ。勿論、背景にはシンガポールを日本に取られた英国(豪州)からすれば侵略だよね。

何故こんな記録をひっぱったかと言えば、当時は敵でも時間とともにお互いを理解することはできるってことだ。それでも当時生きていた人からすれば諸手をあげて日本との友好は歓迎できないだろう。それが戦争だからだ。

アフリカ系アメリカ人の大統領も白人主義の国民からは諸手をあげては歓迎されないと思う。理屈じゃなくて、感情の問題なんだよ。
それでも何が重要かといえば、時代とは時間とともに人々の意識も変わる。
いつまでも過去にこだわるのではなく、共に未来を造ることに集中することでこういった違いは足かせにはならなくなる。

日本が侵略国家と言われて戦後の日本がどうだったのか、それを考えれば卑屈になる必要はない。民族や文化に優劣はない。それを日本が自ら示すことってアジアにとって立派なリーダになると考える。自分からすると歴史は多様面からの資料をもとに何故戦争は起こったのか、何故日本は戦争に負けたのか、という考えたの方がずっと有益だと考える。負ける戦争なんて絶対に国益にならないかね。

「日本外交の過誤」吉田茂著

この本はあの戦争を語るには絶対に欠かせない資料だと思う。
これを公開した理由を考えると、「国益なき戦争は絶対にやらん。」というのがひしひし伝わってくる。別な見かたをすれば敗戦したからこそ、日本は経済大国になりながらも軍を持たない、という姿勢を貫けたんじゃないだろうか?
戦死した人たちへの慰霊は、国民としては広島と同じぐらいにあたり前だと思う。
戦犯と言われた人も日本では刑に服した今では霊だって価値観もわかって欲しいと思う。決して戦争賛美なんかじゃないんだ。重箱の隅をつつくいても何も出ない。
なんでもかんでも戦争賛美だとか結びつけるのは、他国ではなく日本人そのものだ。
実は先の本を紹介してくれたのは、外国人の歴史の教師だったんだなぁ。
ここまで分析しているなら、経済大国の日本が近隣諸国を侵略することがいかに無駄で馬鹿馬鹿しいかよくわかるって紹介だった。

国益がぶつかるとき、戦争は起きる。それは武力だけではなく経済戦争もだ。
だからこそ、国内で与野党争うって馬鹿馬鹿しさに嫌気がさすんだよ。

小さな島で自分(労働者)だけよければいい、というまさに労働組合みたいな発想で、地球規模の不況でみな国益重視する中、どうやって外交で生きていくんだ?
赤狩りってのが昔あったが、まさに言葉狩りをはじめ、相手の足をひっぱり政権交代という自党利益のみでの騒ぎは、決して日本国および国民の利益にはならない。

リーダの資質を問うならば、はやり実績のない野党、しっかりとした世界の中の日本というポリシーがない野党には無理だ。社会の底辺を無視するのは問題だろうが、経済活性化を考えれば中級階層の影響が大きいのは事実だろう? 
なにせ食料は輸入だしね。輸入を増やしても内需拡大にはならないんだ。
雇用を増やすためには企業が利益を上げて設備投資やらを拡大してもらう必要がある。それ以前に労働者の賃金をあげても企業が利益もないならば、設備投資もできないだろう? それとも一部の雇用者だけ守り、ほかはリストラして首にした後、失業保険やらで暮らせってのが民主党の政策か? 違うんじゃないか?
今回の自民党の政策は、低所得者の救済をメインにしているように見えるんだが、中小、零細企業への対策も出している。ちゃんと経済救済になるべき案なんだ。
その案に効果があるなしではなく、天下りやらに拘る姿勢は、経済を考えてないことになる。経済と倫理は別ものだろ? ルールはあれども、そのルールは道徳とか倫理で作られたものじゃないだろう? 取り引きのためだからね。

さて、オバマはまさに民主党といっても日本の民主党とは違って国益重視の政策だ。だから低所得層への政策よりも国内経済活性につながる政策を真っ先にあげている。

Rise or fall as one nation.

これって麻生首相と同じだと思うよ。

マスコミを恐れることなく、首相は自分の言葉で国民に語ることが重要だと思う。
理想は一方的ではなくてあらゆる世代、業種の国民と。
ネットは一部の利用でしかないから、意味をなさない。選挙権があろうが、なかろうが、今、本当に必要なのは国民すべてが日本はどうなるかって不安を取り去ることだ。
マスコミはどうでもいい。彼らには国民の生活や日本国がどうなったとしても責任はないから好き放題に書けるし、放送もできる。

新しい日本、そして世界の時代のためにもがんばって欲しい。

追記:
北朝鮮における米国の対応は、ブッシュ政権をそのまま継続となっているんだが、何故日本のニュースは拉致問題は遠のくって言い切れるのかわからないなぁ。

http://ap.google.com/article/ALeqM5iAZuPBspUc9bfdYQDKPjoHOpLSJgD93ODL2O1

http://mainichi.jp/select/world/news/20081105k0000m030085000c.html

個人的にはマケイン氏が負けたときの演説の方が、オバマ氏の演説より心に響いた。大統領には向いてなくても、政治家としては立派だよ。
大統領選では争ったが、これからの米国の道のりは厳しい。だから、マケイン氏の支持したアメリカ人もオバマ氏をhelpしてアメリカを立ち上げよう、って笑っていんので、ブーイングが出ても続く。

One NationとAmericanか。

たぶん、金融危機がなければマケイン氏の勝機はあったのかもしれない。
経済政策は駄目だったんだけど、古きアメリカじゃないが、まあ、強いアメリカになろうって意気込みだけは伝わる。
ただし、英国や北欧より税金が安いから金持ちは米国に移住するのでああって、それが税金が高くなるとなれば、企業も個人も他国へ移住するかもしれないよなぁ。
いっそ日本は年収の天井以上でも税率は変わらないみたいにして、金持ちをたくさん招聘するとかどうだろうか? 金持ちが増えるって低所得者にも恩恵はあるんだしさ。寄付による控除も増やすとかで地域活性に役立ているって手もある。


コメント
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