The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

国民とは国家がなくても意味がある存在なんだろうか。

2008-11-07 23:22:22 | Weblog
米国はフロンティア精神を基礎として移民で作った国。しかし、はじめはいろいろな国の人々がそれぞれの価値観で集団を作り、市民戦争まで起こしてもそれでもなかなか人種差別はなくならなかった。
だからこそ、国家を認識することが何よりも文化、習慣、民族の違いを超えてまとめるしかなかったんじゃないだろうか?

自由とは、国家が国民を保護するという考え方ではなく、国民が国家を保護して、守るって考え方だ。リンカーンが民のための、民による政治といった時代を経て、ケネディが「国が何をしてくれるかではなく、君たちが国に何ができるのか。」という言葉を国民は支持した。

ただし、実質ケネディはそれほど有能なリーダだったかと言えば、有名なだけで、それほどの成果はない。あの時代、キング牧師も暗殺されたし、マルコムXも暗殺された。その混乱を抑えたという成果はすごいと思うんだけどね。
ケネディ暗殺については、真相を公開したが、結局は国内というよりは国際問題ってことのようだ。あれだけ暗殺でいろんな作品まで産んだという経済効果はすごいんだなぁ。ひとつはケネディ家の呪いにもにた連続暗殺もあったしなぁ。

確かに日本もひとつの民族と言っただけでめくじら建てる人が未だ存在する不思議な国なんだが、厳密には土着民族がいた土地に別な民族が侵略した訳だ。
これは動物とすれば悪でもないし、すみやすい土地を探していいところを見つけたら住むのはあたり前だろう。それを宗教上の理由で約束されたとかの理由で所有を主張する民族もいる。テリトリーの問題なんだろう。

その後の日本は同じ言語を話し、肌の色もさほど変わらず、ほぼ同じような人種とも言い切れるぐらいにいっしょになってきた。しかし、今度はテリトリーで争いは続く。農民にすれば誰が治めてくれてもちゃんと生活できればいいってのは、昔からあったんだろうなぁ。お上も農民の方が身分的には商人より上にしたとしても高い年貢は取り立てた。戦争になれば農民にも被害が出るからそれを守るのが武士。
それぞれ役割があり、うまくいきそうに思えないこともないんだが、問題が発生するのは大飢饉だ。食料がなく、農民も武士もみな飢えて死ぬ。商人も当時貿易で職を満たすこともできないから、大金持ち以外は餓死することになる。被害が大きかったのは農民だ。
それから何百年たっても未だ食料事情は人口増加に追いつけない状態。
確かにこの狭い国に人口は多いように思う。特に都市圏なんかはハムスターの家よりも狭い。なのに労働人口が足りないから増やそうと移民を提案するんだ。

ネズミも狭いところにつめて飼育すると共食いをするそうだ。これは本能。
日本も本当に人口が多いのか、考えてもいいと思う。生産性という点で考えるなら、1人当たりの生産性で勝負すればいいだけで、人口数までかけたらそりゃ中国にかなわない。1人あたりの生産高をあげるには、製造はもうからない。それで産業ロボット開発が生まれた。なのにロボットのおかげで失業したと労働者争議は起こるわで、まったく自分たちのことしか考えてない。むしろ、単純労働では生産高が低いままでしかないから、技能労働へ変わろうってなんで考えないのかわからない。
農業でも効率よく生産するためにいろいろな化学薬品が生まれたが、これも人間に害があると昔の有機農業に戻る。遺伝子操作なんかとんでもないそうだ。だけど品種改良って遺伝子操作みたいなもんなんだけどね。

何事もネガティブに受け止める限りは、進化できない。Changeの変化とは政治ではない。国民の意識なんだが、どうして日本じゃそれが政治になるのかわからない。
民主党の政策だとロボット発明は無駄でいつまでも単純労働をして原価の高い製品を市場で売るという理屈になる。売れると思うか?
自由競争のメリットは、産業ロボットや改善運動のような素晴らしいものをたくさん生み出す。もし、生活も保証されていれば、労働者はまじめに働かないと思うよ。数年前に世界で病気欠勤が最も多い国といわれた豪州。なにせ、休みはBBQやらフットボール、はたまたひたすら長い試合のクリケットに夢中になりビールの飲みすぎで月曜はみな病欠ってはあたり前だった。未だに病欠の権利として有給休暇が認められている。ところがこれは病気もしない人にとっては差別だと騒いだ人もいたらしいが、国民から叩かれたそうだ。だから豪州には主要産業は資源しかないんだなぁ。実際には、移民も増えたし、日本人どころじゃないぐらいに働く民も結構いる。なにせ残業代はでないんだから、その成果で翌年の給与はかなり上がる。
勿論、不景気には首切りもある。豪州も労働党が長くて産業が発展しなかったんだが、自由党が政権を取ってから、経済は上向きになったと同時に移民は制限されるし、住みにくい国になったということで、また労働党になった。
米国も共和党時代には産業も経済も発展するが、民主党になるとどちらも下降する。
しかし、日本は違う。ほぼ同じ政権。経済も産業も発展して、数度の経済危機にあいながらもドン底にはならない。国家の借金というんだが、それって国民が安い税金と年金でやってきたツケだと思うんだよね。国に面倒見て欲しいならそりゃ30%ぐらいの源泉徴収と非生活品の消費税にすれば、可能なんじゃないか?
出産費用だって高くない。それなのに金を費やした出産を希望する人が多いだけだ。生まれるまで働く女性って世界のレベルでは多い。また、産んでも2ヶ月ぐらいで職場に復帰する。勿論、子供への時間のやりくりを認めるとかあるんだけど、自分の時間をなくしてまで育児をするのであって、仕事を放棄して育児して、自分の時間も保証なんてことはない。子供の衣服や使う機器もみんなで共有したり回したり、智恵を使う。これが庶民と言われる人の生活なんだ。男性も育児のために途中で仕事を抜け出した分、別な時間でやりくりをする。育児休暇といえば、前ブレア首相が消化したよね。首相なのにだよ。さすが労働党だ。まあ、これも賛否両論あって、そんなこと民間企業で実行したら即首になるって文句言ってたなぁ。
それなりの生活を維持するならば、何かを犠牲にするしかないんだよ。自由とはそういうこと。誰も保証してくれない。だから、自由を捨てて保護されたければ、それなりに管理してくれる国にたくさんの税金を払えばいいだけだ。

戦後の日本は憲法にあるように労働の義務により権利を手にしてきた。これからの日本は権利を手にして義務は後回りでもいいらしい。そう、国政の議員がそう声だかに国民に語るのだから、日本の未来はそうなるのかもしれない。
極端な例が管理されるとは最低生活や権利が保障されている刑務所暮らしみたいなもんだと自分は感じる。なんでも規則で駄目になる。それを国民は本当に望むんだろうか? 
この迷いがまさに今の政府なんだ。国民を自由の下で自立させようとしている派と管理したい派。極端な管理された社会を目指すのが民主党。権利以外に考えてない社民党や共産党。

自分は自由の下で自立した個を尊重する社会を支持したい。それを実現できないで何故民主主義の崩壊だと言えるのかだ。幸福は金で買えない。幸福の価値観もひとぞれぞれで違う。自由がないところでは自分は幸福はありえないと考える。
自分の頭で考えるとは責任も自分が取るということだ。だけど、失敗してもやり治せるような社会の受け入れがない限りは実現はできない。結局、自分たち自身で自分たちの首を絞めているんだよ。
「こんなことしたら自分だけ得するんだ。」ではなく、「どんな影響を周囲や自分に与えるか。」まで頭で考えてから実行することだ。意味もなく感情で差別だとか、叫んでいるような人には頭で考えることはできないんだろう。差別をなくせ、ではなく自ら差別をしなければいいじゃないか。差別されたからこそ、それをバネにすればいいじゃないか。そうやってマナリティーは生き残ってきたんだ。

国益は直接国民の利益に即はならない。しかし、平和で安定した生活ができるってのは、すごい利益だと思う。それ以上に何を望むのか?
もし、差別を感じるならそれは社会そのものであり、それは自分そのものだと思う。

追記:
外国人にも経済補助しろ、とか民主党が言っています。税金というならそれもありうるんですが、税金を納めていない人には不要です。税はサービスについて払うものでしょうが、生活保障というサービスを外国人に与える必要はないでしょう。
生活が苦しいなら自国に帰ってもらうことこそ、国民の利益です。これは差別ではないです。不景気でどの国も外国人労働者から解雇しています。もし、外国人労働者を残し国民から解雇したら国と国民の信頼関係はどうなるのでしょうか。
状況によっては国民の反乱もありうる危機なんですが、考えていますか?
いくら日本国民が大人しいとしても、国民からすればそれこそ差別感を強め、国への不信が吹き出ることになります。これは決して日本国に取って国益になりません。何故なら国家が安定し、1人あたりの生産性をあげ経済活動に積極的に参加してこそ、未来が明るくなります。その上で多くの外国人も住みやすい国になります。
どうか、本末転倒のあやかしを見抜いてください。
コメント
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