旅5日目(8月17日 水) 農家レストランでランチ
朝プリトビチェを出発し、シベニクの街を散策した後、
いよいよ農家レストランでのランチです♪
シベニクから30分弱のドライブ、海沿いから山側に登って行きました。
徐々に道が狭くなっていく・・・
標識もないし、家もなく、回りは岩とオリーブの木のみ、、、大丈夫なの?
さすがのビンコさんも不安げな様子で運転をつづけていたら、
ようやく私達を待っていてくれたトラックを発見!
そこからは、農家レストランのおじさんがトラックで先導してくれました。
クネクネと細い山道を登ったり下ったりして、
廃墟のような村というか集落に到着!
バスを下り、回りを眺め、これは何かしら?あれは何?と
興味津々でおじさんに質問する女性陣。
言葉が通じないおじさんは女性のパワーにタジタジ、、、
でも木の実をとって食べさせてくれたり、一生懸命説明しようと
小ぶりな無花果がなっている木、オリーブ、アーモンドのような実も・・・
おじさんのレストランまで、石造りの家と壊れたままの家が混在する集落を
開放感を味わいながらみんなで楽しく歩き
おじさんの家畜小屋のロバをみせてもらったり
(母と娘は猫を撮るのに夢中でロバは見られず)
番犬も居ます ↓
粉挽き器がある納屋を覗いたり
ウロウロした後、レストランへ ↓
入り口では猫ちゃんがお迎え
この農家レストランのおじさんによると、
欧米のアグリツーリズムのお客さんたちを迎えたことはあるけど、
日本人観光客は初めてとのことで大はりきり!家族で歓迎してくれました。
レストランといっても、中庭に大きなテーブルを数個と椅子の食卓で、
ブドウ棚が屋根がわり ↓
これが、とってもいい雰囲気で、グループの皆は大喜び
テーブルには、篭に山盛りのお母さん手製の干しイチジク ↓
スペインでも沢山見かけ勧められた干しイチジクですが、
クロアチアのイチジクは、より小ぶりで形が悪い、
ですが、美味しかったです
そして、これまた自家製のリキュール
杏、レモン、オレンジ、、、色々な種類を用意してくれていて、
テーブルの方々とそれぞれのお酒を交換し合い試飲
美味しいけど度数が高いので注意しなきゃね!
しかも、この後、デカンタに自家製の白ワインと赤ワインもたっぷり供され、
いい気分で、大盛り上がりとなってるテーブルも、、、笑
手作りパン
前菜は、ビーツのマリネ
そして、大鉢に盛られた真っ赤なトマト
各自取り分け自家製オリーブオイルをかけ頂きました
さ〜、いよいよ地元の名物料理「ペカ」の熱々の大鍋が登場! ↓
(この鍋には、豚、鶏、ジャガ芋、人参、ズッキーニ、トマトが入っていて
母はTVで見て知り、クロアチアで是非食べてみたいと思っていた料理)
大鍋が運ばれるテーブルごとに、一斉に「ワアーッ」という歓声があがりました。
とにかく、どのお肉も肉の味が濃厚で、柔らかく、薄めの塩味で、
シンプルで素朴ですが、とっても美味しい!
(但し、かなり豚や鶏の脂がでているので、脂が苦手な人は芋を食べるしかないかなあ)
※ クロアチアの郷土料理の「ペカ」は、
鶏、牛、子牛、豚など、数種類の肉とジャガ芋(トマト、人参、ズッキーニなども)を
大鍋に入れ、2時間〜3時間、大きなかまどで下から焼き、上から灰をかぶせ
蒸し焼きにする料理。味付けはシンプルに塩のみ。素材の味を楽しむ地元料理。
沿岸地方では、新鮮な魚のペカもあるらしい。
今では、作る家も少なくなり、レストランでも前日までに予約しないと食べられないらしい。
いい匂いに誘われた猫達もお相伴にあずかろうと足下に寄ってきました
食べ終わってから、ペカを作った建物(小屋?)も見せてもらいました。
まだ かまどの熱気が残ていて熱かったです。
屋外で、思う存分に飲んで食べて喋った、グループの皆は大満足!
ツアー中、レストラン内での食事が続き、こんなにノビノビ出来なかったですからね。
しかも、今まで食べた鶏肉も豚肉もかなりの歯ごたえがあるお肉が多く
こんなにジューシーで柔らかいお肉は久しぶり・・・
帰り際、娘と私も、お母さん手製の干しイチジクを1㎏づつ分けてもらい、
お土産にしようと買ってきました
農家レストランのおじさん、おばさん、息子さん、
ご馳走さまでした〜。とても楽しかったです。
皆さんの予想以上の盛り上がりに、添乗員さんはランチ終了を言い出す機会をなくし、
困惑気味でしたが、この後のスケジュールもあり、農家レストランをあとにしました。
で、この農家の住所を聞いてみたのですが、結局、添乗員さんも誰も分からずじまい
ここの山を下りていって、見えてきた海の町が「プリモシュテン」とビンコさんが教えてくれました。
ここから少しだけドライブして、次の目的地は「トロギール」です。
つづく