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原発ホワイトアウト 若杉冽(著)2015年6月発行
2011年の福島第一原発事故から、わずか4年後に描かれていたとは
知らずに読み、読後、発行年を確認して驚きました。
原発関連の利益を含む潤沢な資金力を擁し駆使する電力会社、
その資金力に群がる政治家、
資金力が生む権力に逆らえない官僚、、、
原発事故後、原発再稼働に至る間の三者三様の動きが
小説の形を借り、克明にそして詳細に描かれている。
小説としては、はっきり言って中途半端で面白くはない。
(あくまで個人的な感想)
かと言って、ノンフィクション、ドキュメンタリーとしても
物足りないし、、、。
残念な感じなんです、が、
著者が世の中に訴えたい思い、知って欲しいと願う気持ちは、
伝わってきます。
長いものに巻かれ、喉元過ぎれば熱さを忘れる国民性をもち、
ぬるま湯に浸かってる我々日本人、、、
でも、すぐそこにリアルに迫っている危機があること
に気づくべき?
正しく認識すべき問題なのに、知らなすぎるし
今では関心が薄くなっているような気がする。
この本の内容の真偽がどうこうではなく、
誤った判断や選択をしないためにも、正しい知識が必要ということかな。
わがまま母
案内文
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総括原価方式が産み続ける超過剰利潤で、多くの政治家を抱き込み、
財界を手懐け、マスコミを操作し、意にそぐわない知事を陥れるほど
の強権をもつ関東電力。フクシマの事故後、政官電は、その安全性に
欠陥をがあることを無視して原発を再稼働させた・・・。
現役官僚が日本中枢を蝕む癒着を描破して問う、リアル告発小説!
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