遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

原発 ホワイトアウト

2019年02月24日 14時34分13秒 | 読書

     原発ホワイトアウト   若杉冽(著)2015年6月発行

  2011年の福島第一原発事故から、わずか4年後に描かれていたとは
  知らずに読み、読後、発行年を確認して驚きました。

  原発関連の利益を含む潤沢な資金力を擁し駆使する電力会社、
  その資金力に群がる政治家、
  資金力が生む権力に逆らえない官僚、、、
  原発事故後、原発再稼働に至る間の三者三様の動きが
  小説の形を借り、克明にそして詳細に描かれている。

  小説としては、はっきり言って中途半端で面白くはない。
  (あくまで個人的な感想)
  かと言って、ノンフィクション、ドキュメンタリーとしても
  物足りないし、、、。
  残念な感じなんです、が、
  著者が世の中に訴えたい思い、知って欲しいと願う気持ちは、
  伝わってきます。
  長いものに巻かれ、喉元過ぎれば熱さを忘れる国民性をもち、
  ぬるま湯に浸かってる我々日本人、、、
  でも、すぐそこにリアルに迫っている危機があること
  に気づくべき?
  正しく認識すべき問題なのに、知らなすぎるし
  今では関心が薄くなっているような気がする。
  この本の内容の真偽がどうこうではなく、
  誤った判断や選択をしないためにも、正しい知識が必要ということかな。
  

     わがまま母

  案内文
  — 
    総括原価方式が産み続ける超過剰利潤で、多くの政治家を抱き込み、
    財界を手懐け、マスコミを操作し、意にそぐわない知事を陥れるほど
    の強権をもつ関東電力。フクシマの事故後、政官電は、その安全性に
    欠陥をがあることを無視して原発を再稼働させた・・・。
    現役官僚が日本中枢を蝕む癒着を描破して問う、リアル告発小説!
  —
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