遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く

2020年11月25日 10時49分10秒 | 読書

      聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く

              戸谷美津子(著)2017年6月発行

     題名通り、スペイン北西部にある聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」

  を目指し巡礼路800㎞を歩いた記録を綴ったお話。

  著者はプロローグの中で、本書を「中世から続く巡礼路を歩いた物語だ」と

  表現していて、その理由は

  ・・・実際の体験を「物語」と書いたのは、この旅が、美しいスペインの春の

  自然を舞台に、偶然による出会いと別れと再会よって紡がれる、長い長い物語

  の中を歩いていたような印象で蘇ってくるからだ。・・・という。

  確かに、44日間、熟年の夫婦二人で歩き通した日々を、日記のように、

  土地の様子、花々や草木、毎食のメニューなどを美しい写真も交えて綴られ

  記録されている。

  が、読んでみると、旅の記録ではあるけど、道中で触れ合った人との交流

  の記憶が中心に描かれている、と強く感じられた。

  とても旅が好き、歩くのも好き、そして旅する人たちと触れ合うのが大好き、、、

  そんな著者のイメージが自然に浮かんできます。

  興味があるので、母もサンティアゴへの巡礼路をテーマとしている本は数冊

  読んでいますが、本書は、あまり巡礼途中の観光名所旧跡とかには寄らず、

  道中全てをアルベルゲ(簡易宿泊所)に宿泊し、そこで知り合った旅人と

  共に飲み、食べ、感じ、語り合ったりした記憶や想い出を大切に綴っている

  一冊と思いました。

     わがまま母

  

 

  

  

 

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