38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

中玉トマト、苦戦。

2006年07月02日 | 農と暮らしの日記
7月最初の日曜日、夜明けは曇り空。

しかし、収穫を始めたとたん、雨が降り始める。
大丈夫だろうとTシャツ1枚で出たのだが、たちまち土砂降りとなる。JA水都市に出すモロヘイヤとキャベツをなんとかとりきり、家に戻る。

荷造りをして出荷に向かう頃には雨も上がる。
このところこういう天気が続いている気がする。そしてきっと、昼頃には真夏のような青空が広がるのだ。



出荷の準備をしている最中、NHKラジオ第1放送「ラジオあさいちばん」を聞く。
日曜6時台は「当世キーワード」。今日取り上げられた言葉のひとつに、「減築(げんちく)」というのがあった。「増築」の反対で、子どもも巣立って広々としてきたマイホームの部屋を減らし、強度を高めたり、家庭菜園などのスペースに振り替えたりする改築が増えているとのこと。

これはなかなかいいですね。
町づくりでもこういうのがあるといいな。旧市街の住宅地や商店街から人が少なくなったら、そこを田んぼや畑に戻して、周辺のお年寄りやリタイアした方などが鍬を持って集まる……。郊外に家庭菜園を借りたり、庭付きの家を建てるんじゃなくて。



午前中、予想通り晴れてきたので、田植えの仕上げ。
先日いちおうは終わっていたのだが、端のほうなどにまだ植えていない部分がありったので、2時間ほどで片付ける。

午後、あれこれの畑仕事。
ピーマンの支柱立てと誘引、胡瓜2回目の定植、空芯菜の補植(直播きで発芽しなかったところにセルトレイで育てた苗を植える)、トマトの除草など。また、稲の苗箱を家の前の用水路で洗って干す。この苗箱は苗をJAで購入したときに付いてきたもので、デポジットのかたちで預かり金をとられ、田植え後に返しにいくと、あとで口座に返金される仕組みになっている。

夕刻、JA水都市に引き取り。
ところが、昨日に続いてミニトマトと中玉トマトが大苦戦。実は少し値段を下げたのだが、ほとんど売れていない。モロヘイヤはほぼ完売、キャベツもまあまあだったので、人出はあったと思われるのに……。中玉トマトは需給バランスが崩れているのかもしれない。明日以降、どうしようかな。まあ、作付け自体がたいした量ではないので、売れなきゃ売れないで、うちでは喜んで食べるから、ブルドーザーで”大量廃棄”みたいなことにはなりません、ご心配なく。でももったいないなあ。

明日の予報は朝から晩まで曇り。
果菜類の支柱を固定し直す作業を、そろそろやらなければ。
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