38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ジャガ芋、そろそろ。

2006年07月01日 | 農と暮らしの日記
予報は、少し当たったようだ。
午前中、まあまあ降った。昨日「かんかん照りに違いない」とか書いてしまったが、それは昼からのことで、収穫中は思いがけず土砂降りに遭遇さえした。しかし、ネクタイに革靴ではしかめ面になる雨が、畑の上では本当に気持ちいい。



昨日に続いて出荷あれこれ。
今日はJA水都市にも、モロヘイヤ、ブロッコリ、ミニトマト、中玉トマト、バジルを少しずつ持っていった。前2者は店内に競合がなく完売したが、トマトは苦戦。結果ぼちぼちだったバジルと共にキャリーに並んだ姿は、僕だったらすべて買い占めたいくらいの雰囲気を漂わせていたのに。その他、昨日に続いて宅配便の野菜セットをいくつか出荷。

昼前から雲が晴れ、強い陽射し。
トマトの整枝・誘引のあと、ジャガ芋の試し掘り。施設給食用の注文が入ったので、様子見に渚&真と一緒にメイクイーンを20株ほどを掘ってみたところ、そろそろOKの感じだったので、ひと安心。大小を分けて計量してみると、大(写真左)5kg、中小(右)4kg、極小&傷(自家用)1kgの計10kgくらいの感じ。1株あたり0.5kgというのが収量的にどうなのかは不明だが、1個のジャガ芋を2~3片に切って植えたのが、これだけ増えたというだけで感動ものである。

というわけで、ジャガ芋の受注そろそろ始めます。
野菜セットにも入れていきますが、ご家庭での長期保管もわりと簡単なので、「5kg」「10kg」等の単位で箱買いをしてくださる方も募集。まとめてどーんと送るか、あるいは「とりおき」の形で定期的に分けて送るか、おそらく分量に応じて割安になるように価格設定することになると思います。決まりましたら、このblogでもご案内します。



夕方、「土曜夜市」の煙火が響く。
幼いころ、それを聞いて「行きたい」とせがんだ僕に、「あれは、ばか来い、ばか来い言よるんじゃ」と答えた父。それでも、おそらく年に一、二度は母に連れられて兄妹と出かけたように思う。いま、うちの子どもたちが「行きたい」と言ったら(まだ夜市の存在をよく知らないようだし、だいいち行くなら足は一時間に1本のバスしかないが)、そうしたら僕はどう答えるだろう。



明日の予報は曇りのち雨だが、さてどうだろう。
田植えが終わったらしい裏の田で、今宵も蛙が元気よく鳴いているが。
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2 コメント

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ジャガイモのお話 (いの)
2006-07-02 08:29:25
うちも庭にジャガイモを植えましたが、梅干し大のものができた他は、種芋のままのものがいくつか発見されました。日当たりが悪かったのかなーって夫は言っています。昨日たまたま、「ラジオ深夜便」で、山奥を開拓してお寺を建て、自給自足しておられる住職さんのお話を聞きました。開拓したての頃は、ジャガイモがピンポン玉くらいの大きさだったけど、それを食べたた方は、「こんなおいしいジャガイモは初めて食べた」と言ってくれたそうで、でもご自分としてはやっぱり大きなお芋が作りたくて、牛糞・鶏糞を毎年たくさん撒いたそうで、5年目頃に突然大きなジャガイモができたのだそうです。でも、味が急においしくなくなった。そこで研究をされたそうで、牛糞・鶏糞を撒いた土、化学肥料を撒いた土、米糠と何かの炭を混ぜたものを撒いた土で青菜を育て、育った青菜をビニール袋に入れて密封して腐る様子を観察したそうです。化学肥料の青菜はとにかく臭かったそうです。牛糞の青菜は腐るにつれ、牛糞の臭いがしたそうです。米糠の青菜は・・・どんな臭いって言われていたっけ?肝心なところを忘れてしまったけれど、たぶん臭くなかったような気がする。それで、今はその米糠と、何か(それも何だったか忘れたんだけど)を焼いた炭を混ぜたものを土に撒いてるそうですよ。うちのジャガイモも、小さいけど、ほんとにおいしかったなー。

藤田さんちのお芋はどんなお味かな?是非うちにも分けて下さいね。

そういえば、会社名(?)はなんて言うんですか?藤田農園?
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Unknown (藤田敏)
2006-07-02 20:43:02
ラジオ深夜便のジャガ芋の話、すごいね。

ちなみに、今回のうちのジャガ芋は元肥なし・追肥なしです。大きくなってきて葉の色が悪かったら何か肥料をやろうと思っていたけど、とくにそういう心配が頭をかすめることもなく、そういえば無施肥だったなーという感じ。しばらく使っていなかったような畑では、それでも十分できるという話はよく聞きます。



同じ畑の人参の除草をしていると、とにかく土がほくほくしていて気持ちいい。だからといって、とびきりおいしい!ということもないと思いますが、まあ普通に育てて普通にできたジャガ芋だと思います。



なお、「会社名」も「農場」の名前もないんです。案があったんだけど、渚に却下されてしまい……。いまは地元では「藤田家族の野菜」と仮に名乗ってます。
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