38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

学習会、見学会、新年会。

2008年02月23日 | 農と暮らしの日記
収穫中のほうれん草。
この畑の他のところでは緑濃く、わりと大きく育っているのだが、この写真の辺り、畝の端っこだけがこんなふうに黄色っぽくなっている。明らかに肥料不足である。ところが、この黄色い葉が驚くほど甘い。これを今日畑の見学に来てくれた方々が、現場でちぎって試食して教えてくださった。

黄色っぽいほうれん草はおいしい……。
必ずそうというわけではないだろうが、研修先の相原農場のほうれん草も(これほどじゃないにしても)黄色っぽく、そして感動的に甘くおいしかった。収穫のときに鎌を入れた途端、畑に甘い香りが広がっていた。



土曜の朝、いつも通り市街に納品、出荷。
風が強いので畑に寄り、稲藁を保管してあるブルーシートをかけ直しかけたが、あまりの強風に諦め、すっかり外して持って帰ることにした。これだけの強風では畑より家のほうが心配だから、さっさと帰って二階の雨戸を閉めようと思ったからだ。

ところが、遅かった……。
二階の雨戸が一枚外れて落ちかけている。落ちかけている、というのは、敷居から外れて1階の屋根にすべり落ちているのだが、そこで道路から引き込んでいる電線に引っかかって玄関の上に庇のようにかぶさったまま宙ぶらりんになっているのである。

なんとか脚立で下ろしてから二階に上げ、リセット。
しかし風が心配だから雨戸を閉めようと思ったのに、頼みの雨戸そのものが早速落ちてしまったのでは困ったものだ。が、しかたないのでとりあえず雨戸をすべて閉め、あとは神頼みである。

午後、うちで「有機農業推進計画」の学習会。
ゆうき生協の新居浜・西条地区会主催というかたちで、ゆうき生協のスタッフ、生産者や消費者、その他の方々約10人が集まってくださった。ちろりん農園の西川さん、ブルーベリーの伊藤さん夫妻、まんがら農園の野満さん一家……と西条の有機農業・自然農の先輩がたも大集合してくださり、ありがたい限り。

約2時間の話し合いのあと、冒頭の畑の見学。
ほとんど野菜のなくなっているさみしい畑を見ていただくが、真夏の野菜だらけ(だけど草だらけ)の畑より、見せる側としてはなんとなく心安らかである。とにかくいまは一年でいちばん草の少ない時期だから。

夕方からは、そのまま「新年会」。
というには遅すぎるけど、旧暦ならまだ1月だし、野菜は育苗が始まったばかりだし、ブルーベリーも剪定や土づくりなど実りの季節に向けての土台作りの時期ということで。食に関わるみなさん大集合なので、持ち寄ってくださったお酒や料理がもうたいへん!である。ひと晩で楽しむには本当にもったいない。ひと口ずつ、1年365日に分けて味わいたいような食卓……。これだから「自宅で宴会」はやめられない。あとは寝るだけだし。学習会、見学会だけで帰られたみなさま、こんどまたやりましょう!

それにしても、宴会やるとお酒がどんどんたまる。
「お酒が余ってるから宴会やろう」ということで企画するのだが、終わったら増えている。困ったものだ。しょうがない、また宴会やろう!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年初、畑に直播き。 | トップ | つなぎの人参を播く。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農と暮らしの日記」カテゴリの最新記事