38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

小雪舞い、風冷たく。

2010年02月19日 | 農と暮らしの日記
トンネルに播いた小松菜の発芽がほぼ揃ったようだ。
露地栽培では11月に播いたものがおそらく3月上旬くらいまでで終わる。量がそれほどないこともあるけれど、その頃にはトウ立ちしてくるので。畑にそれが残っていれば、そのトウ立ち気味のを値引きしながら、またはもう少しトウ立ちさせて「菜の花」として出荷し、そうこうしているうちに、写真のトンネル小松菜の「まびき菜」がとれる大きさになってくれば……というのが皮算用。もう少し早くとれるトンネル栽培をやれば楽なのだろうけど、毎年それがなかなか準備できない。



金曜、寒い一日。
朝:6時半過ぎからごはん。子どもたちの登校の時間帯にちょうど小雪が舞った。
午前:8時前後に市街に出て保育園納品、スーパー出荷。そのまま昨日のうちに仕上げてある野菜セットを配達してまわり、9時にJAの農機具フェアへ(4年前の就農時も同じ日だったようだ)。とくに用事はないのだが、メーカーのブースもあるので、ずっと探している中古トラクタのことを改めてお願いしておく。その足で農機屋さんにも行ってそこでもお願いしておこうと軽トラを走らせると、店に着く前にご当人が道端(?)にいたので車の窓をおろし、こちらでもお願いしておく。

10時に開店直後の眼鏡屋さんへ。
就農した年に作った眼鏡のレンズがものすごい傷だらけでいよいよ限界なので、久しぶりに目の検査も含めて。視力や乱視の状態に大きな変化はない様子だから、今回はレンズの単純な交換のみ。1週間ほどでレンズが届き、再度出向けばその場で簡単に古いレンズとの取り替えができるそうだ。費用も思っていたより安く済んでひと安心。

そのあとアーケードの商店街にある麹屋さんへ。
玄米を粉に挽いてもらったのを受け取り。玄米も挽くとけっこう白くなるんですね。で、ようやく帰宅したらもう昼前。ちょっと机しごとしてからごはん。

午後:14時頃から育苗温室の骨組みの仕上げ。
ビニルを被せて留める「桟(さん)」にあたる部材の取り付け。穴をあけてはネジを打つ、どちらもインパクトドライバを使っての繰り返しなので、自分のにはドリルを装着、ずっと手伝いに来てくれていたY君が貸してくれているものにはドライバをつけて“二刀流”、これは速くて便利だ(ほんとは穴だけ先にすべてあけてしまい、あとはネジをどんどん打っていくというのが速いのかもしれないけど、いちいち脚立を登ったり降りたり動かしたりというのが面倒なので)。それにしても、こういう作業をすると、いかに自分が不器用かがよくわかる。どうしようもないが。とにかくこれで、温室本体の骨組みはすべて完成。

余談ながら、上でリンクしてる4年前の記事を読むと…。
ちょうどその日に今日使ったインパクトドライバを購入している。しかし、驚かないでください、使ったのはなんと今日が初めて。4年間眠らせていたわけだ(何が「当面の必需品を購入」なんだか。かなり笑える……)。実は当時、温室を建てるというのでインパクトドライバが必須ということで買ったのだが、結局それを使う後半の仕上げ段階はかなり人にやってもらったのだ。そのときにもう少し真剣に自分で作業していれば、今回こんなに苦労することもなかったはず。

結局いつかはやらなければならないのだから、早めに試行錯誤しておいたほうがいい。
なんてことはわかってるはずだが。「若い時の苦労は買うてでもせよ」。子どものときによく親から聞かされた言葉。もう若くもないいまも、「少しでも若いうちに苦労しとこー」という姿勢は持っているつもりだけれど、日々易きに流れているわけだ。

16時頃から明朝出荷ぶんの収穫1時間ほど。
ついでにあちこちの畑の見回りも兼ねて。戻って荷作り、18時半あがり。



バンクーバー五輪は、フィギュアスケートで日本男子史上初のメダル、高橋が銅。
この人たちは若い日々に苦労しているな。それがわかってるから、みんなオリンピック見るんだろうな。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・その親芋、大蔵大根、大蕪、水菜、小松菜、ほうれん草、大阪しろ菜、などから。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月播きの、葉ものたち。 | トップ | 育苗温室、完成間近。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農と暮らしの日記」カテゴリの最新記事