38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

春の陽気の、はわい畑。

2012年04月27日 | 農と暮らしの日記
久しぶりに、ちょっと引いた写真を。
小学校横の畑のかたまり、9枚で約4反あるところの、ここは「はわい畑」。奥が「いたりあ畑」でその西隣が「ろんどん畑」、この「はわい畑」の西隣は「にっぽん畑」、ということで、就農してここを借りた時に、単純に「い・ろ・は・に」と振っただけ。あとの5枚はこの撮影地の背中側に並んでいて、こちらは東から(つまりこのカメラを構えている左後ろから右後ろ(西)に向かって、「壱・弐・参・四・五」となっている。いずれも南北が約25mで東西が15m~20mほど、それぞれ3~5aが隣接している「水田」。

さて、そこでこの「はわい畑」の現在は。
左端がにんにく、そこから右に、夏どり人参、もう1列も夏どり人参、5月どりレタス、また夏どり人参、じゃが芋2条(キタアカリ)、収穫中のブロッコリィ6条。8月上旬まで収穫する人参を除いて6月中には収穫が終わり、8月末から順次、秋作開始の畑になる予定。

こんなふうに、小さな畑は「終わり」を揃えるようにして使う。
「始まり」を揃えれば、それはそれで耕耘から畝立て、播種または植え付けまで一気にできて段取りも楽なのだけれど、そうすると必ずしも「終わり」が揃わず、次の作に使う時に困る。これくらい小さな、つまり軽く1反未満の圃場だと、同じ一枚に同じ作物を一気に作付けるのが普通の専業農家、でなくても兼業でも農協出荷や契約栽培などしていれば一般的だろうけれど、うちのような「野菜セット」型(=「あなたの家庭菜園を預かってます」型)の農業経営なら、こんな風景になる。



金曜、晴天の一日。日向で動けば暑く、日陰にずっといると少し肌寒いような微妙な陽気。

朝:5時過ぎから畑に出て収穫、7時過ぎに戻、ひとり朝ごはん。
午前:8時過ぎに市街に出て、保育園納品、スーパー出荷。
戻ってセット荷造り。昼前に配達分は終わって薫がそれを持って出かける。僕は残りのセットの仕上げ、昼ごはんの準備(今日は、スーパーの売れ残りの「しろな」2パックの炒め物。人参と新玉葱、豚肉と一緒に。これで2人分)。

午後:13時半に家を出て、今日は渚の授業参観。
中学校は自転車で3分と、小学校よりもずいぶん近い。就農して最初に住んだ家は小学校まで歩いて2分ほどだったのだけれど、いまは真が毎朝、30分ほど歩いて登校している。僕は小学校が徒歩10分、中学校が徒歩7~8分、高校は自転車で5~6分だったので、学校は近いのがいいと思っているけれど、子どもたちはそれほど、遠いとか近いとかは思っていないようだ。

渚の参観は担任の先生ご指導のもと、学級活動。
学級委員の二人が進行し、今日は学級目標を決める一時間のようだ。全員が自分の考えた目標を発表し、次に班ごとにその中から代表作を選び、最後は学級全体で多数決で決定。

学級活動っておもしろいですね。
時間が許すなら、いつまででもやっていたい感じ。教室中に、いろんな思いが行き交っていて、そのエネルギーがもったいなくてしょうがない。数学とか地理とか、やらなくてもいいんだったらいいのに。ま、そういうわけにはいかないようだ。

15時から、畑へ。
5月どりの葉ものや大根の、不織布を掛けていたのを外して、抑えの寒冷紗だけ防虫用にまた掛け直し。そのほか、あれこれこまごました片付けなどしてから、16時過ぎから、晩生の玉葱の草むしりを2時間ちょっと。ぺんぺん草とほとけの座だけなので、玉葱が埋もれているくらいに生えていても除草そのものは楽な部類に入る。

18時半に帰宅、すぐに軽トラで市街方面へ出発。
19時から農協の青壮年部の役員・支部長会。年次総会に向けて、決算・予算、活動計画、そして役員人事と議事が盛りだくさんあり、21時半頃に終了、帰宅してまず風呂に入り、22時過ぎにこれを書き始めて、いま時計を見たらもう23時前だ。いまからごはん。

<本日の野菜セット>例
新玉葱(セットによっては小さいペコロスもプラス)、葉つき中蕪、小松菜、ほうれん草、しろ菜、リーフレタス(主に赤)、ブロッコリィ。
セットによっては他に、絹さやまたはスナックエンドウ、玉レタス。

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