38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

列島猛暑、陛下譲位の表明。

2016年08月08日 | 農と暮らしの日記
きょうの晩ごはん。
際立って野菜色の濃い食卓になった。

3品いずれも一般的には「副菜」だろう。
手前はオクラと鶏笹身の和えたの、左はつるむらさきとえのき茸のおひたし辛子醤油、右はピーマンとちりめんじゃこの炒めたの。
これと、五分搗きのごはん。

やや夜更けた時間に、お湯割りの泡盛とともに。
なかなか、よい。



月曜、晴れ。全国各地でこの夏一番の高温、38~39℃台も頻出。
朝ごはんは、トマトソースのペンネ、鶏と三尺ささげのくたくた煮。

午前:荷造り、草刈りして胡瓜の畝に敷く、収穫。
昼ごはんは、鶏とズッキーニのソテー、トマトソースのペンネ、笹身茹で汁でオクラのスープ。

午後:荷造り、フジグラン出荷、市内配達、買い物、育苗の種播き、荷造り。
晩ごはんは、冒頭のとおり。



天皇陛下が公務についての考えを国民向けに録画映像で表明。
いわゆる「生前退位」の意向を自身の言葉で伝えるものとされ、事前に告知された時刻(午後3時)からテレビやラジオで放送されるという異例の形になった。

高齢の陛下に公務の負担が大きすぎるのではないかというのは、これまでも多くの国民の共通認識だったろうと思う。
それでも、義務的という様子を寸分も見せず、むしろ、そこまでしなくてもというほどに国内外に足を運ばれる姿に、もう十分にお勤めはされたのだから、徐々に皇太子や他の皇族に公務を分担されてはどうか、あるいは、いずれ必然的にそうなっていくだろうと、漠然と思っていた。

しかし、陛下の考えはそうではないようだ。
今回の意向表明ということになる前に、何らかの手が打てなかったのかと思う。無論、ことはそう簡単ではなかったのだろうが、極めて難しい局面になった。心情的には多くの国民が実質的な譲位に賛同していると思われるが、日本は国民主権の法治国家である。そこに矛盾がある。両陛下、そして皇族方のこれまでの並々ならぬ努力によって、難しいバランスが辛うじて保たれてきたのだと思う。

議論は政治の場で行われることになるだろう。
そのことで望むと望まざるとにかかわらず、天皇制やこの国のかたちというものをめぐって必ずしも心地よいばかりでない言葉が飛び交うことになるだろう。それは天皇制をめぐる国民の心情と乖離する面もあるだろうが、そのときにこそ、政治や法というものを超えた、この国や国民の懐の深さ、忍耐強さ、寛容さ、時間軸のとりかたといったものが問われることになるのではないだろうか。

<本日のフジグラン西条>
オクラ、ピーマン、つるむらさき、モロヘイヤ、空心菜。

<本日の野菜セットの例>
人参、茄子、ピーマン、オクラ、つるむらさき、モロヘイヤ、空心菜。
セットによってほかに、胡瓜、三尺ささげから。


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