38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

胡瓜の収量と値段。

2007年07月20日 | 農と暮らしの日記
朝どりの胡瓜(きゅうり)。
2つの品種をそれぞれ約20株ずつ植えて(計40株)、写真の量(25本?)がほぼ毎朝とれる。7月に入ってからは毎日夕方にも、「あしたの朝まで置いておくと、ちょっと大きくなりすぎかも……」というようなものを収穫しており、それが1/3、朝どりが2/3というような配分か。

……なので、この写真から計算すると、1株で1日1本弱。
これはきっと「かなり少ない収量」なのだろうなと思う。家庭菜園ではふつう、どれくらいとれるものなのだろう? プロの胡瓜栽培ではどれくらいとれるものなのだろう? 少量多品目の”有機農業”ではどれくらいとれるものなのだろう??

ちなみに、藤田家族の胡瓜はいま、100gが40円。
おおよそ2本で200g弱、3本で250g強という感じなので、スーパーの地産地消コーナーでは2本で78円、3本で98円くらいの値段をつけている。ところが、同じ店内の一般の青果売り場の胡瓜はいま、ちょっと高いようだ。「3本198円」とか「1本58円」とかの胡瓜が大量に並んでいる。もちろんうちの胡瓜より形はそろっているけれど、大きさや重量はあまり変わらないように思う。

いま、藤田家族の野菜のほうが安い気がするものはいくつかある。
オクラ、ししとう、キャベツ、大葉(青紫蘇)など。キャベツは別として、だいたい「少しでいいもの」だ。たぶん、僕が「少しといわず、いっぱい食べてよ!」と思っているから、あまり高くできないのだと思う。



今朝も5時からいつも通りの収穫、出荷。
飲食店の店頭販売用、スーパー、ホテル料飲部門、保育園給食、野菜セット(取りに来てくださるぶん)。これらを朝9時までの4時間で収穫から納品まで済ませ、戻ってから野菜セットの宅急便で送るぶんを仕上げる。

終わって昼までさつま芋の除草の仕上げ。
なんとか終わり、午後からは久しぶりのトラクタ。台風のあと、除草のためにトラクタで大雑把にひっかいてまわったところはあるけれど、次作のための整地はようやく土が乾いてきた今日まで待つことになった。しかし、やや草が残っているので、すぐに種を播くのはやめ、数日待って再度耕耘ののちに播種の段取りとする。

代わりに、冬の太葱の最後の植え付け。
6月に植えたぶんと同じときに種を播いて育苗していたもので、別の品種。こちらも草に埋もれてへろへろの苗をなんとか一部だけ救い出し、40m1列ぶんだけ植えた。



どうやら梅雨明けはまだ先のようだ。
予報では週末もぱらぱらと雨の降りやすい雲の状態。
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2 コメント

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キュウリ収量 (とんぼ)
2011-08-16 22:44:29
キュウリの収量ですがタキイ種苗によると1千本で10トンぐらい、みたいです。朝5時起きですか、大変ですね。夜は9時前には就寝されているのでしょうか?、、それと脱サラしてどうですか、ぶっちゃけ、年収は十分なのでしょうか。、、私も実家が農家なもので労力の割に収入が少ないなあ、と思っていましたもので気になってしまいました。キュウリ3本で98円は安いですよね!お客さんは大喜びでしょうけれど。あ、長くなりました、これからも、安くておいしい農作物を提供していってくださいね
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Unknown (藤田敏)
2011-08-17 06:59:42
とんぼさん、こんにちは。
胡瓜、いま(8月中旬)はこの写真の2~3倍は採れています。曲がったのも入れてですが。
千本で10トンだと1本(株)10kgですか。胡瓜1本が100gとして10kgなら100本。1日1本で100日、3か月というところでしょうか。プロの胡瓜農家ならもっと格段にとれそうな気もしますが。僕の計算が何か間違ってる気がする……。

たぶん、「労力の割に収入が少ない」、と思います。
このあいだも書きましたが、時給計算したら笑えるか泣けるかどちらかです。儲かっている人もいるでしょうが、一般的に、年収が十分ならこれほど農業は衰退しないでしょう。
なので、「安くておいしい」は難しいですね。我々が生きていける適正な価格で売りたいと思ってます(が、これも難しい……)。
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