38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

水俣2日目、現地見学。

2020年02月03日 | 農と暮らしの日記
小鰺、サイズまちまち。
これは水俣ではなく、西条市内のスーパー鮮魚売場のトロ箱で、激安ではないけどそこそこ安かったので。500円だったかな。
こういう地魚を食べられる幸せをあらためて。



前回書いた水俣への旅の後半を。
全国有機農業者の集い2020 in 水俣。

1/26(日)、旅の宿、湯の子温泉「海と夕焼け」で目覚めたのは午前4時ごろ。
前夜の就寝が23時ごろと早かったから、起きるのも早い。5時ごろまで床の中でFMラジオを聞く。

朝風呂の営業は6時からと案内されていたので、とりあえず新聞でもと思ってフロントに行くと、風呂はもう準備ができているという。
部屋に戻り、道具一式をとって貸し切り状態の大浴場へ。十分温まった後、露天風呂へ。
昼間なら海を一望、ということだけど、まだ夜明け前で真っ暗だ。埼玉から来たという大会参加者の方と話す。

7時から朝食。同室の方と一緒に、こちらも一番乗り。
ビュッフェスタイルなので、和食を基本に洋食のおかずもプラス、最後はコーヒーにクロワッサンまでつけた。
昨晩かなり食べたが、きょうも朝からたくましい胃袋。



2日目の大会会場に出発前、宿の前の海岸を散策(前回の海の写真がそれ)。
木製の階段が壊れていたので宿の方に知らせると、どうやら県の管理のようで「これは大変、県に言っとかなきゃ」ということだったが、その後すぐに応急措置で撤去してくださった。

大会2日目の午前中は、トーク&ライブの会場へ。
同じ時間帯に日本有機農業研究会の総会、韓国映画『Farming boys』(3人の若者ががWWOOFを通じて世界の有機農場を訪ねる)、ミツバチ巣箱づくりワークショップがあったけど、今回はとにかく水俣の勉強が第一目的だったので。
第二世代訴訟に加わる無農薬柑橘農家の佐藤スエミさん、胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんらの話、ギター弾き語り。

昼食は、地産の浅利たっぷりの「わっぱめし」を選択。
もう1つの「しらす丼」は今まで見たこともないような、しらすてんこ盛りだった。

午後、約2時間の現地見学。
柑橘やお茶の無農薬圃場、6次化で人気の農場など6つのコースから選んだのは「水俣ツアー」。
支援者で被害者家族でもある吉永利夫さんのガイドで、水俣病にかかわるあれこれの場所をバスで巡る。チッソ工場からの排水口や被害の大きかった漁業集落、資料館など。



17時頃、各見学先から戻った同乗者が集合し、現地を出発。
往路と同じく鳥栖まで北上した後に東へ、途中、朝倉市の山田SAでの晩ごはんは「山田ちゃんぽん+半炒飯セット」。
22時に佐賀関からフェリー、23時過ぎに三崎港着。長浜経由、ゆうき生協に25時着。西川さんを送りつつ26時過ぎに帰宅。

当初は四国から九州へ1泊往復の旅という日程上、午後の見学会はあきらめていた。
しかし、ほかにも参加希望者がいるということで、相乗りの車1台が午後に残ってくださる旅程が組まれ、水俣市内の様子をゆっくり見ることができた。
添乗&長距離運転のWさん、同乗の皆さん、ありがとうございました。
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