tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

人形劇フェスタの子供達は・・・

2013-07-21 19:14:49 | 日常雑感
7月21日(日)

夏真っ盛りといった一日でした。
今日はお隣の町で開催される「人形劇フェスタ2013」に行って来ました。昨年同様スタッフの一員としてですが、私はビデオ担当で、オープニングからビデオを回し続け60分テープを4本の撮影でした。



人形を持ってお出迎え

さすがにほとんどが親子連れで、会場も賑やかです。それでも、人形劇が始まると食い入るように見つめる子供達。子ヤギが食べられそうな場面では、「ダメー!!」という悲鳴のような声があちこちから上がり、大合唱になってしまいます。

ビデオを回しながら、子供の子供らしさに嬉しくなってしまいます。あの子達も、後何年もしないう内に冷めてしまうのでしょうか?

今日来ていた子供達は、5歳くらいから7,8歳ですか・・・・高学年の子供は一人もいませんでしたから・・・。



暗闇の中で

会場を暗くして、スポットライトで人形達を浮き上がらせての演出ですから、見ていて面白いし、引き込まれてゆくのが分ります。

人形が子供達に問いかけると、すぐさま反応する子供達の回転の速さも面白いし、その反応を見ているのも面白い。

午前と午後に分けた2回公演でしたが、どちらも満員になる盛況さで、トータルで700名が集まったそうでビックリです。
会場には、3箇所の屋台が設えてあり、一ヶ所が終わると、次に始まる屋台の方へお客さんが向きを変えるユニークな方法で終始しており、司会担当の方が「今度はどこかな~。こちらです」と手を上げるとお客さんが一斉にそちらを向きます。



続々と入って来ます

村祭りの芝居のようにゴザが敷いてありますから、どちらでも自由に向けるのです。
実にシンプルです。

最期になってしまいましたが、一番最初の人形劇は、市長が人形を使っての挨拶でした。
楽しく明るい市長さんでした。
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お茶碗の絵を見ながら・・

2013-07-20 18:37:33 | 茶の湯
7月20日(土)

夏のお天気が続いておりますが、何となくサッラとしております。日陰に入れば暑さをしのげる、そんな一日でした。

今日も昨日に続いて自宅でお稽古です。



点前坐は涼しそうですが。

今日も、葉蓋のお点前の人、ガラスの水指を使ってのお濃茶のお点前など様々でしたが、それぞれ一生懸命ですから、あい間あい間には汗を拭きながらおけいこでした。



お菓子はホタル

お菓子屋さんから届いたお菓子は、お饅頭にホタルが止まっておりました。割って口に入れるとほのかに柚子の味が広がって、何とも言えぬ美味しさです。



大津絵のお茶碗

お茶は大津絵のお茶碗で頂きました。鬼が大切な太鼓を海に落としてしまい、大慌てで釣り上げようとしている構図です。よく見ますから、大津絵の中では定番の絵かも知れません。



鬼の慌てぶりが面白い

茶碗の向正面に描かれた鬼の慌てぶりが面白いと思います。
夏の夕方、これから一仕事しようとしていた矢先に、商売道具である太鼓を梅に落としてしまい、ゴロゴロと鳴らすことができません。



上手く引っ掛かるか

鬼が海に投げ込んだ道具に太鼓が上手く引っ掛かりますか・・・
早く拾い揚げないと間に合いません。

近くでピカピカと光っております。ゴロゴロと合わせるように鳴らさなければ・・・・

こんな事をおもいながら、お稽古の終った後に一服いただいております。

一週間の終わりです。




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薄暗いお茶室で何を・・・・

2013-07-19 19:22:46 | 茶の湯
7月19日(金)土用

朝から強い日差しが照りつけて、気温はうなぎ上りです。
今日は土用の入りですが丑の日ではありません。

土用は立秋までの18日間をいうそうで、その期間にある丑の日を「土用の丑の日」といい、今ではすっかり定着して、うなぎを食べる日になっております。

今日は自宅でのお稽古です。

昨日ほとんど掃除など準備は済ませておりますが、もう一度室内をさっとやります。
そして、門周り玄関先などの掃除を済ませて、花を探しにひと回りして揃えてきました。
ひと回りといっても、朝のみずやりの時に、切る花を決めておきましたから早いものです。



タカノハススキ・ホタルブクロ、ソバナ・キキョウ・ベンケイソウの5種

水切りをして直ぐに生けて床の間に運びます。
何となく忙しいようですが、お稽古の前に、大学でお茶をしておりました方が尋ねて来る事になっているからです。

久しぶりに顔を見ましたが、大学時代から変っておらず、今もお茶を続けているそうです。
お稽古前ですので、ゆっくり話も出来ず、またの機会を約束して帰って行きました。

久しぶりに近くに来たので寄ってくれたのです。嬉しいことです。

一服のお茶だけでしたが、喜んでくれました。



軸 瀧 直下三千尺

この時期になるとよく掛けられる軸ですので、説明の必要も無いほどです。只々涼しさをという事だけです。

お稽古に見えた方々が少しでも涼しく感じてくれればと思いながら掛けますが、そんな気持ちを感じていただければよろしいかと思います。



床の間

我家のお茶室は、明り取りが一ヶ所だけですので、ちょっと薄暗く、暗い分だけ雰囲気は上々だと思っております。
ちょっと、拝見には暗いような期がいたしますが、それはそれでよいように思います。

今日も薄暗い稽古場で一日が終わりました。





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灰形を作る向うに待っているのは・・・

2013-07-18 18:37:57 | インポート
7月18日(木)

涼しい朝でしたが、時間が進むごとに気温が上がり、甲府では43度を記録したそうで、これは明らかに異状です。
そんなニュースと共に、各地の大雨の報道もあり、何だかおかしな日本列島です。

午前中に期日前投票に行って来ました。

理由のところで考えていたら、「どこでもいいですから〇を付けて下さい」という声に振り返ると、係りの男性が立ってじっと見ておりました。

前回の時に、旅行のところに〇を付けたら、「どこへ行かれるのですか?県外ですか。県内ですか」と問われたので、今回は旅行欄の〇は避けました。

午後からは、明日からのお稽古の準備です。
まずは、風炉の灰形です。



道安の灰形

灰は篩わなければなりませんから、やはり掃除前の仕事です。
昨日の雨もありちょっと湿気ている灰ですが、篩っている内に乾いてきたのかいい感じの灰になりました。

風炉に入れ替えて灰形作りを始めましたが、今日は調子がよく30分もしないのに出来上がりました。



琉球風炉

調子が良かったので続いて琉球風炉の灰形を始めました。
こちらもすんなりと20分くらいでできました。調子のよいときはこんなものです。

灰形作りは、風炉の時期には誰もがため息が出るほど難儀な事で、この灰形作りが嫌なために電気でお稽古をしている方を大勢知っております。

しかし、整えた灰形の上に炭を置く時の気持ちは、電気では味わえない豊かなものがあります。

そして、電気では沸騰した時の釜の鳴る音も聞くことが出来ません。
お茶の世界で「松風」といわれる、釜のたぎった音も、電気で沸かしている釜では聴く事ができないのです。

更に、釜の蓋を取った時に立ち昇る湯気も茶室独特なものがありまして、薄暗いお茶室のかすかな光の中に立ち昇る湯気を想像しただけで幸せな気分になれます。

生死をさまよって生還された方が、お茶事の時に、釜の蓋を取った時の湯気に「ああ 生きてて良かった!」と言った時の光景を忘れることができません。

便利さと引換に情緒が無くなってしまう事の寂しさをどうしたらよいのでしょう。
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旅を楽しむのは・・・

2013-07-17 18:23:10 | 徒然日記
7月17日(水)

朝から曇りがちでしたが、3時過ぎには雨が降り出してきました。
こんな天候ですから、このところ過ごしやすいのかも知れません。

お天気お姉さんは、今朝は涼しい・・・何んて言っておりました。

今日の大学は、全校補講のためお稽古はお休みでした。
前から解っておりましたが、何時もの流れが途切れてしまったためか、何となくはっきりしない気分で終始しております。



会津の旅・ビデオ編集中

5月末に会津に出かけた時のビデオが撮ったままになっておりましたので、何とかしなければと思い立ち編集を始めました。
タイトルを入れて、映っているシーンに名称を入れ、その外に、たくさんの俳句を頂戴しておりますので、その場面に合いそうなものを入れて行きます。
そして、エンディングのカットを貼り付けてタイトルを入れます。

これが終わると、おBGMの選定ですが、このビデオは公開はいたしませんので、どんな音源でも使えますが、使えるだけに、その音楽を選ぶだけでも大変な作業になってしまいます。



ソバナ  
こんなに綺麗に咲きました。

    重き戸を 開けて秘仏へ 青葉風

    揚雲雀 会津盆地を 統ぶ高さ

    囀りや 戦渦を凌ぎし 阿弥陀堂

    若葉風 蔵造りなる 火頭窓

    病葉の 舞える拝殿 大銀杏

こんな俳句をたくさん預かりましたので、画面に合いそうな句を選んで入れて行きたいと思っております。

俳句はいいですね。
句を読むとその場所を思い出しますから・・・

司馬遼太郎さんは、生涯カメラを持ち歩かなかったそうですが、遠く及びませんが、解るような気がいたします。
ビデオを撮っている時は、撮ることに真剣になって、景色を見ませんし話も聞いておりません。写真も同じで撮る事に熱中してしまいます。

俳句を作ろうと思えば、その情景を真剣に見ますし、話も理解しようと真剣で聞きます。

記録ばかりにこだわらず、行った先々の風景を楽しみながら、俳句を作るとか、帰ってから紀行文を書こうなんて思いながら旅するのが、本当の旅を味わい、そして、楽しむことなのか知れません。

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花の気持ちは解らないけれど・・・

2013-07-16 19:03:08 | 茶の湯
7月16日(火)

ひと頃の暑さを思えば・・・でも、やっぱり暑い日が続いております。

今日は大学のお稽古に行って来ました。

小さなお茶室ですので、人数が集まりますと兎に角暑くなります。特に点前坐といわれている場所は、壁に囲われた隅ですので、お点前中の誰もが汗びっしょりです。



葉蓋の点前

そんな訳で、今日も葉蓋のお稽古をいたしました。
お客様に少しでも涼しさを・・・そんな事から始まった夏限定のお点前ですが、やっている本人が汗だくですから、涼しさの演出も台無しです。

お点前をしている人は、部屋の暑いのもありますが、梶の葉の畳み方に大汗です。
それでもやりたいというのですから、珍しい事にチャレンジして行く気持ちは大切にしなくてはなりません。

このお茶室にクーラーが入ったのは4年ほど前です。それまでは、扇風機を回して、お茶室にいる全員で汗びっしょりという状態でした。
建水を持って立ち上がると、座っていた足の形通り畳が濡れておりました。

今では、遠いい昔話のようですが、ほんの4年前の話です。



花はイトススキ・ギボシ

どちらも涼しそうで、この暑い夏にはピッタリの花だと思います。

出かけて行く時に自宅から持って行き、生けるのは学生に任せます。あっちこっち向きを変えながら生けておりますが、長いこと触っていては花がかわいそうですので、どうにもならない時には、ちょっと手を出します。

花には話しかけますが、花の気持ちを聞いたことはありませんので解りませんが、人間が花に触れている時は、花にとっては「焼けどをするほどの熱さ」だそうで、よく、先生に「早く生けなさい。花にとっては、人間が火を触っているのと同じだから」といわれ、花を生けるのは手短に生けるのがよいと何時も言われておりました。



お菓子は渓流の楓

白餡と小豆の違った甘さが面白いお菓子です。

しゃべり疲れてのお菓子とお抹茶は、疲れを忘れさせてくれます。


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疲れを癒してくれる花々

2013-07-15 18:05:43 | 徒然日記
7月15日(月)海の日

今日は海の日ですので、テレビもあちこちの海水浴場を中継しておりましたが、どこも凄い賑わいを見せておりました。
こんな日は家に閉じこもっているのが一番です。

週の始まりですが、今日はストレッチはお休みですので、すっかり1日が空きました。といっても、のんびりはしていられません。

ちょっとした頼まれ仕事を朝からやっておりましたが、夕方まで掛かってしまいました。
ずっとパソコンと向かい合っておりましたので、いささかバテ気味です。

こんな時は花が一番です。

  

 ソバナ

昨日まで蕾でしたが、ソバナが咲き始めました。

「蕎麦菜」と書き、春の芽だし頃、摘んで「おひたし」などにすると美味しいそうですが食べた事はありません。
また、このソバナが、道のそばとか谷あいのそばと言われるところを好んで自生しているところから、転用され「道のそばの菜」という事で「ソバナ」と呼ばれるようになったという説もあります。

キキョウ科の多年草で、本州から九州にかけて広く分布しており、他の花と一緒に生けると際立った美しさを見せてくれます。



ギボシ

庭の隅の木の下でひっそりと咲いておりました。
ユリ科の多年草で、日本をはじめアジア各国に分布して40種くらいあるそうです。
日本では、湿原や草原の木下などに自生しており、どこの山でも必ず見ることができる花です。

やはり、この時期の花の無いころ咲きますので、一株植えておくと助かります。
葉も清楚な感じのするので、他の花と一緒に生けると茶花全体が落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。

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フウセンカツラで涼しさを・・・

2013-07-14 18:17:15 | 徒然日記
7月14日(日)

猛暑も一休みしているようですが、外に出た時の暑さはやっぱり変らないくらいの暑さを感じます。

今日は何も予定のない日曜日でした。
それでも、あれこれとやっている内に夕方になってしまいました。

こんな日は是が非でも散歩に、と思い立ち出かけて見ました。やっぱり暑い・・・



入道雲が

散歩時間は1時間くらいですが、出かける時は無かった雲が、入道になってどんどん大きくなっておりました。
もっともっとと大きくなってこちらに来るかも知れません。

私共のところでは「雷3日」といわれておりまして、夕立があると3日は続くという意味ですが、果たして・・・・



風船カツラ

春先に蒔いた風船カツラが咲き始めました。

モクロジ科で北アメリカ南部が原産の多年草ですが、日本では、1年草として栽培しております。
細い蔓を伸ばし巻きヒゲで絡みつきながら成長してゆきます。

栽培している多くの人は行灯仕立てにしていると思いますが、近年、「グリーンカーテン」のひとつとして栽培されておりますが、私の知る限り評判は余りよろしくないようです。

夏のこの時期に茶花として使うのには、色の濃い花を根締にして、掛花入や釣舟などに生けると際立った涼しさを演出できると思います。



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お茶室に涼しさを・・・

2013-07-13 18:33:30 | 茶の湯
7月13日(土)

猛暑も一息といったところで、少しはしのぎやすく感じた一日でした。
世界各国から、飛行機事故や列車の事故などが連日放送されております。

今日も自宅でのお稽古でした。



涼しそうな風炉先

連日の暑さですので、少しでも涼しそうに感じてもらおうと昨日から「淡々斎好の団雪」の風炉先を出しました。
少しは涼しく感じてもらえてでしょうか。

お稽古では、先週に続いて葉蓋のお点前をする人や流し立てのお点前など、少しでも涼やかに・・・そんな思いがお稽古にもにじみ出ております。



お菓子はホウズキ

お菓子屋さんから届いたお菓子は、ホウズキでした。
そういえば、先日浅草寺のホウズキ市が終わったばかりです。

お菓子もそんな様子で、赤くなりきっていないホウズキを綺麗に仕上げておりました。求肥ですので、柔らかな食感と甘さは、和菓子の代表格で口の中でゆっくりと広がる甘さを味わいながらの一服は格別なものがあります。

今週も終わり、14・15日と束の間の休日です。
休日といっても人混みの苦手な私は出かける事無く終わってしまうのでは・・・と思っております。

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去来する雲は・・・

2013-07-12 20:07:41 | 茶の湯
7月12日(金)

気温を競い合うほど各地で猛暑が続いております。
この暑さでは、大好きな散歩に出かける気持ちにもなりません。

今日は自宅でのお稽古です。



花はタカノハススキ・シデシャジン・キキョウ

シデシャジンは昨日のブログに書きましたとおり大事な花を切ってきました。キキョウは同じ鉢に育ったものが次々に咲いております。



軸 雲 自去来
円福寺のご住職の揮毫されたものです。

今日も入道雲があちこちに見えますが、この軸の雲は、青空に浮かんだ雲かも知れません。
悠々と空に浮かんだ雲は自由に、そしてどこへでも行くことができます。

元々は、「青山元不動 白雲自去来」で、青山という本体は不動であるが、雲が去来する事によって刻々と姿を変えるが、その趣は増す事もある。

そんな意味ですが、今日のように酷暑のお茶室で出合ったら、行く雲、流れる雲、刻々と変化をして行く雲に思いを馳せて、一服のお茶を召し上がっていただきたいと思います。



床の間
横物といわれる軸で、決して大きいものではありませんが、比較的広い床の間ですが、堂々として、茶室全体を引き締めております。

軸の力は揮毫したお人の力だと思いますが、気力や筆力なのかよく解りませんが、力を感じさせる軸です。

禅僧の揮毫された軸の凄さそんなところにあるような気がいたします。

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