tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

待ちに待った花が咲き始め・・・

2013-07-11 18:03:26 | 日常雑感
7月11日(木)

今日も同じ書き出しですが、猛暑日が続いております。
暑いといってもどうする事もできませんが、何て暑い日が続くのでしょう。

毎日の事ですが、朝みずやりに出ると、待ちに待った花が咲き始めました。



シデシャジン

シデシャジンを漢字で書くと「四手沙参」です。「四手」は玉串やしめ縄下げる紙か木綿で作った飾りのことで、「沙参」は、ツリガネニンジンの中国名だそうで、山野のちょっと湿り気のある道端などに自生いておりますが、よほどの幸運でない限り見られないほど珍しい花です。



アップで撮ると

数年前に我家に来て以来、咲いたり咲かなかったりと気まぐれな花で、今年はご機嫌よく2本立ち上がり咲きました。
どうすれば毎年咲かせることができるかわかりません。

そんな花ですので、今年一番待ち望んでいた花といえます。

朝食が済んで直ぐに明日からのお稽古の準備です。

灰形はもちろん大事ですが、何といってもお掃除です。
お茶室の隅から隅までの拭き掃除は当たり前で、兎に角清潔な環境を整える事が一番です。

お茶室が綺麗に掃除されたか否かは、お稽古が終った後の足袋を見るとよく解ります。綺麗に掃除されたお茶室では、一日はいていても足袋裏は全く汚れませんから・・・

今日もそんな事を思いながら掃除をしておりました。
埃で汚れている事はありませんが、抹茶はお茶室の中を少しずつ舞っているらしく、足袋裏は薄いみどり色になる事がしばしばです。

明日からのお稽古で、足袋の人、白いソックスの人とそれぞれおりますが、どなたの履物も汚れないように・・・こんな思いで準備は終わりました。

明日も暑くなりそうです。
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大汗の源は葉蓋かな・・・・

2013-07-10 18:37:27 | 茶の湯
7月10日(水)
猛暑日が続いております。
何て暑い日が続くのでしょう。

今日も大学のお稽古でした。



梶の葉を使って

こちらの大学も上級生は葉蓋でのお稽古でした。
扱いが少し違うのですが、誰もが汗びっしょりです。

普段割りとクールな子まで大汗をかいておりました。みんなちょっと緊張しているんですね。
やはり葉蓋は、初めてのという人ばかりですので、葉を綺麗にたたみ込めないのが大汗の原因です。



上級生から下級生へ

今日も1年生がたくさん来ておりましたので、とても目が届きませんので、上級生に見てもらいました。
上級生も教える事により、自分の所作の中でも、できなかったところなに気がつくことがありますので、お互いにいい勉強になります。



お菓子はひまわり

ひまわりだそうですが、ひまわりかな・・・?



至福の一服

しゃべり続けて3時間。咽がカラカラですので、出されたお茶の美味しかったこと・・・
一気に咽が潤い元気が出たような気がいたしました。

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涼やかな葉蓋のお点前は・・・

2013-07-09 19:08:25 | 茶の湯
7月9日(火)鴎外忌

今日もものすごい暑さで39度に達したところがあるそうです。異状としかいいようがありません。
人間が40度近くまで体温が上がったら、意識も朦朧となってしまうような温度です。

恐ろしい程の暑さです。



ヒオウギアヤメ

今日は大学のお稽古でした。

狭いお茶室に10名を越える人が集まり、その上、電熱器を2箇所使っておりますから、暑いという事をを遥かに越しております。
エアコンはフル稼働しておりますが、少しも涼しくなりません。



梶の葉を使って

少しでも涼しくと思い、梶の葉を用意して、葉蓋のお稽古をしましたが、いつものお点前とは少し違っているものですから、余計に暑くなってしまったらしく、誰もが汗でびっしょりです。

下を向くと顎や額から汗の雫がポタリと落ちます。拭いても拭いても汗が噴出してきます。
葉蓋のお点前をしなければよかったかな・・・



お菓子は「七夕」

織姫と彦星の間に天の川に見立てた金箔が置かれ、涼やかな七夕を感じさせるお菓子で、こし餡の柔らかな甘さがとてもいい感じでした。



暑い中しゃべり通しておりますから、咽もからからです。美味しいお茶を頂いて一息つくことができました。

それにしても暑い一日で、そして、熱いお稽古でした。
皆さんお疲れ様でした。


葉蓋のお点前は余計に暑かった・・・ 反省・・・
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話題の扇風機を買ってしまった・・・

2013-07-08 18:10:19 | 日常雑感
7月8日(月)

朝から真夏の太陽が照りつけて猛暑といわれる一日でした。

新しい週の始まりはストレッチです。
今日も行ってちょっときつめの運動をしていい汗をかいてきました。



話題の扇風機

昨日行きたかった電気店に行って、今話題の14枚羽の扇風機を買ってまいりました。
優しい風、自然な風が売りの扇風機ですので、ちょっと高かったのですが清水の舞台から飛び降りてしまいました。

性格的に、流行物には余り手を出さないのですが、この暑さに耐えかねて飛びついたのかな・・・

ともあれ、二重構造の羽から送リ出される風は、木陰で休んでいる時のような心地よい静かな涼風を感じさせます。
これなら一晩中点けていても大丈夫なような気がいたします。



普通の扇風機?

この扇風機は、一般的な扇風機のように上下の調節ができないのにはビックリです。

その代わりちょっと変った秘密があって、高低の調整を行います。
これには驚きました!!

後は買った人のお楽しみにしたいと思います。

そして、今日のような暑い中、友人が筍やジャガイモそして、奥様手作りのジャムなどを持ってわざわざ来てくれました。

筍は、すでに湯がいてあり、後は味付けだけすればいいようにして持って来てくれましたので、今晩の一品として食卓に並びます。

ジャムはパンにつけるほかに、ヨーグルトに入れたりと、楽しみに頂きたいと思います。


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散歩すれば花に出会える

2013-07-07 19:11:37 | 日常雑感
7月7日(日) 小署 七夕

今日は七夕祭りですが小署でもあります。

梅雨が明けて本格的に夏になることで、この小署から立秋までが暑中見舞いの時期になるわけです。



ガード下の美術館

1週間分の用事を一日で済ませるのは難儀な事で、朝から東奔西走といったところでした。夕方には帰宅できましたので、疲れてはおりましたが散歩に出かけました。



琉球月見草

この花の名前は、数十年も前に先生から教えていただいたものですが、どうやら違う名前があるようです。
それでも、私はこの名前が好きですので、何時もそういう風に呼んでおります。



ヒオウギアヤメ

この花もヒオウギだと思っておりましたら、ヒオウギアヤメというそうで、明治になってヨーロッパから輸入され野生化したといわれております。

庭に花のなくなる頃咲き始める貴重な花で、葉を整理して他の花と混ぜて使っても鮮やかに床の間を飾ってくれます。
我家では、鉢植えですのでちょっと小ぶりに咲きますので、茶花として使うには丁度良い大きさです。

写真の花はどちらも散歩途中で撮ったものですが、散歩の楽しさはこんなところに有るのかも知れません。
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取り合わせは七夕でしょ・・・

2013-07-06 18:09:00 | 茶の湯
7月6日(土)

今日は梅雨明け宣言がありましたので、いよいよ本格的な夏の到来です。
その暑さを煽るように、各地の温度計を競うような報道がされております。

今日もお稽古です。



平茶碗で蛇の目傘の絵

梅雨明けになってしまいましたが、涼しそうな茶碗で、櫛目が通っておりますのが雨、そんなところにカラフルな蛇の目傘を描いた可愛い茶碗です。



茶碗の絵

飲み終わって外側を拝見すると更に綺麗な傘が描かれております。



拝見

客 お棗は
主 鵬雲斎大宗匠お好みの、糸巻き蒔絵でございます。
客 お塗りは
主 〇〇〇〇でございます。
客 お茶杓のお作は
主 〇〇〇〇でございます。
客 ご銘は
主 「星まつり」でございます。
客 いずれも結構に拝見させていただきました。

床の間には竹の軸、葉蓋の点前、糸巻き棗、そして星まつりと揃いすぎるほど揃っております。
誰もが七夕にちなんだ取り合わせだと解ります。

そんな会話の続くお稽古も終わり、開放された週末を迎えました。
ストレッチで始まった1週間も、今日のお稽古で終わります。

今は開放感でいっぱいです。
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七夕の風情を稽古場に・・・

2013-07-05 20:15:18 | 茶の湯
7月5日(金)榮西禅師忌

今日も雨模様のお天気が続いております。
それでも明日からは良いお天気になるそうですが、気温も一気に上がると予報されておりますので、暑さに慣れていない体には堪えそうです。

7月に入って最初のお稽古日です。
雨が降ったりやんだりしておりますので、お出でになる方達はちょっと大変です。



花はホタルブクロ・オカトラノウ・ハンゲショウ・タマガワホトトギス・八丈糸ススキ

有馬篭に5種類の花を生けました。
一昨日に知人がドライブに出かけた山道から採って来てくれたものです。

ホタルブクロもオカトラノウも今シーズン最後になると思います。
どちらも、ちょっと里山の道々に密集して自生している花ですので、どなたも簡単に手に入れることができます。



軸は竹葉々起清風

春のお茶会に使ったのは、「竹 君為葉々起清風」でしたので、「君為」の無い物を掛けました。
この語句は元々は別離の意味合いのあるものですが、最近では言葉が爽やかなことから、好んで夏に掛けられることが多くなっております。



床に間

今度の日曜日は七夕ですので、無理なこじ付けのようですが、七夕飾りをした竹が清らかな風に揺れている風景など想像していただければと思っております。



葉蓋の水指

夏にしかできないお点前で、花入の受け筒を水指に見立てて使い、七夕には無くてはならない梶の葉を蓋に使った涼やかなお点前で、玄々斎のご考案だそうです。

梶の葉は古来から神木として、七夕の歌を詠むのに使われたと伝えられていることに因み、七夕まつりの茶会に、このお点前が初めて行われたそうです。

以来夏のお点前として定着しておりますが、梶の葉が無くても、他の葉を用いても十分その涼しさは演出されます。

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稽古の準備は灰形が終われば・・・

2013-07-04 18:31:11 | 茶の湯
7月4日(木)

今日も西日本では豪雨による、道路の冠水など被害が出ているようです。
朝は薄曇でしたが、時折雨がぱらついたり、お日様が顔を覗かせたり目まぐるしいような一日でした。

我家では、明日からのお稽古に備えて、炭を出したり、風炉の灰形を作ったり、道具の入れ替えをしたり、夕方まで掛かってしまいした。



掃除の前に灰形を完成させる

一番難儀だったのは、やはり灰形でして、今日みたいに湿気の多いい日は灰が何となく重くなり、灰匙のゆうことを聞いてもらえません。

灰匙を引くたびに筋がくっきりと入ってしまい、中々思い通りに行きません。
これさえ出来上がれば、後の仕事は時間が解決してくれます。

灰形ばかりは、どんなに時間を掛けても、掛ければかけるほど綺麗な灰形は遠のいてしまいます。
手短にさっと仕上げるのが理想ですが・・・・

お家元の業躰さん方は15分くらいで仕上げているそうです。たくさんの風炉の灰形を一人でなさいますので時間を掛けられないとの事です。

ちなみに今日の灰形は35分くらいかかりましたか・・・途中で、「これでいいや!」と思ったところで終わりです。諦めですね・・・。



キキョウ

珍しくもありませんが、キキョウが咲き始めました。

キキョウといえば、秋の七草の一種ですが、こんなに早く咲き始めるなんて思いも寄りません。我家のキキョウは園芸店で購入したものですから園芸種なのでしょう。

色も形も野に咲いている種と全く変わりませんが、ひとつだけ違うところがあります。
私の見た草原のキキョウは、いつも一本だけで咲いておりました。

草原の中でひと際目立つ紫色をつけて咲いておりました。
私は専門家ではありませんから、よく解りませんが、草原に孤高の気高さと気品を漂わせて咲いているキキョウが好きです。


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シルエットのお茶室で・・・

2013-07-03 18:45:14 | 茶の湯
7月3日(水)

西日本では大雨で被害がでておりますが、こちらでは時折ぱらつく程度で本格的な雨にはなっておりません。

こんな時いつも、日本は広いなぁ~・・・。と思います。



今日も昨日と同じ花で、ヒヨドリ草・オカトラノウ・ベンケイ草の3種

背の高い花に細身の花入れを選んで生けてあります。
こちらも学生が生けたままですが、ちょっと・・・不安定でバランスもよくありません。

今日も大学へ行って来ました。こちらの大学では、上級生は1人だけで、後は全員1年生ばかりでした。
1年生は、割り稽古といって、お点前を分割して習っておりますので、順番がわかりません。

今日は、昨日の大学と同様に盆略のお点前を無理を承知で始めて見ました。飲み込みの早い人、ちょっと解らない人、何度も繰り返してやっとできるようになりますが、それでもお点前の道半ばです。



1年生が点てました。

やっとの思いでお茶だけは点てて見ましたが、茶が点てられた時には「ワァー美味しそうだ!」と言って褒めてあげます。
テレながらニッコリしておりますから嬉しいのでしょう。

良いところは褒めて、悪いところはしつこいほど丁寧に丁寧に教えます。
解らないところを解らないまま通り過ぎてしまうと、先々困ることが多いいからです。

そんな1年生たちですが、夏を過ぎる頃は1人前の顔をしてお点前を始めますから楽しみです。今のところは、私一人ではどうにもなりませんから、上級生にできるだけ見てもらいます。

上級生も、下級生を見ることにより、自分でできなかったことを思い出しながら教えますから、お互いに向上して行くと思っております。

事実、下級生達をよく見てくれる子は、おや!と思うほどお点前がじょうずに、そして、綺麗になっております。

不思議です。しかし現実なのです。


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褒めることの大切さ・・・

2013-07-02 18:26:49 | 茶の湯
7月2日(火) 半夏生
今日は半夏生といわれております。

日本には72の候があるそうで、その内の「半夏生ず」と呼ばれている日に当ります。
「半夏」(からすびしゃく)が生え始めるころのことで、この時期には、田植えを終わらせ、農事の節目とされているそうです。

関西地方では、この日に蛸を食べる習慣があるとかで、スーパーでは、「蛸の日」として宣伝しております。



花のハンゲショウ

まだ庭に何本か残っております。
この葉が白くなると梅雨が終わるといわれておりますが、今年は・・・・

今日は大学のお稽古日です。

日曜日の疲れも見せずに元気いっぱいに集まっておりました。
上級生は合宿に備えて、拝見までのお稽古をして、1年生は覚えたての盆略のお稽古でした。

1年生もようやくお点前の順序を覚え始めて、ぎこちない動きはするもののどうにか、最後には美味しそうなお茶を点てておりました。

上手にできた時は褒める。
褒めると嬉しそうな顔をしますので、上手く行ったら必ず褒めてあげるようにしております。

そして、最期の挨拶が済んだ時には、「よくできるようになったね」と、やっぱり褒めてあげます。



花は、ヒヨドリ草、オカトラノウ、ベンケイ草の3種

今ごろの山道にたくさん咲いている花です。
夏の花らしくどれも茎が長く、生ける時に切り詰めますが、学生達は中々切れません。
そして、生けてから床の間に持って来ますが、「葉が多すぎるから少し整理して」と言っても、「何か、可哀想で取れません」・・・

葉を取ってあげた方が花は喜ぶと思いますが、意味がよく解っていないようです。「葉を取った方が、花の負担が少なくなるから・・・」禅問答をしているような気がしてきます。



お菓子はナデシコ

今日のお菓子はナデシコで季節感のあるお菓子でした。

我家の野草棚では、ナデシコが風に揺れながら咲き続けております。


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