tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

花の気持ちは解らないけれど・・・

2013-07-16 19:03:08 | 茶の湯
7月16日(火)

ひと頃の暑さを思えば・・・でも、やっぱり暑い日が続いております。

今日は大学のお稽古に行って来ました。

小さなお茶室ですので、人数が集まりますと兎に角暑くなります。特に点前坐といわれている場所は、壁に囲われた隅ですので、お点前中の誰もが汗びっしょりです。



葉蓋の点前

そんな訳で、今日も葉蓋のお稽古をいたしました。
お客様に少しでも涼しさを・・・そんな事から始まった夏限定のお点前ですが、やっている本人が汗だくですから、涼しさの演出も台無しです。

お点前をしている人は、部屋の暑いのもありますが、梶の葉の畳み方に大汗です。
それでもやりたいというのですから、珍しい事にチャレンジして行く気持ちは大切にしなくてはなりません。

このお茶室にクーラーが入ったのは4年ほど前です。それまでは、扇風機を回して、お茶室にいる全員で汗びっしょりという状態でした。
建水を持って立ち上がると、座っていた足の形通り畳が濡れておりました。

今では、遠いい昔話のようですが、ほんの4年前の話です。



花はイトススキ・ギボシ

どちらも涼しそうで、この暑い夏にはピッタリの花だと思います。

出かけて行く時に自宅から持って行き、生けるのは学生に任せます。あっちこっち向きを変えながら生けておりますが、長いこと触っていては花がかわいそうですので、どうにもならない時には、ちょっと手を出します。

花には話しかけますが、花の気持ちを聞いたことはありませんので解りませんが、人間が花に触れている時は、花にとっては「焼けどをするほどの熱さ」だそうで、よく、先生に「早く生けなさい。花にとっては、人間が火を触っているのと同じだから」といわれ、花を生けるのは手短に生けるのがよいと何時も言われておりました。



お菓子は渓流の楓

白餡と小豆の違った甘さが面白いお菓子です。

しゃべり疲れてのお菓子とお抹茶は、疲れを忘れさせてくれます。


コメント
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