tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

植物も順応しながら成長して・・・

2013-06-21 19:15:17 | 茶の湯
6月21日(金)夏至

ほどほどの雨をと願っておりました台風の雨がドット降り、西日本の各地に被害続出です。



ハンゲショウ

こういう時に何時も思うことは、最近のお天気は、「ほど良い」という事を忘れてしまっているかのごとく、大雨、大干ばつ、猛暑と極端すぎると思っております。

今日は自宅でのお稽古です。



花はクガイソウ・マツモトセンノウ・八丈イトススキの3種

昨日のブログに書きましたとおり、クガイソウを切って床の間に飾りました。

その、クガイソウですが、本来は湿り気のある澤などに自生していることが多く見られます。
ところが、我家では、西日の当たる極悪の場所に植えてあり、ここ数年そこに、クガイソウがあることすら忘れておりました。

狭い庭ですので、山野草(茶花)といわれる花が我家に着た順に、良い場所を選んで植えて行きますが、クガイソウが来た時は、庭は飽和状態でどこにも植える場所がなく仕方なしに植えたのを覚えております。

その時、私の脳裏には、どうせ駄目で枯れてしまう・・・と思っていたことを記憶しております。やはり花自体も、大変だったのか、クガイソウの名の由来になっている、9段の葉が5段しか成長せずに花を咲かせておりました。

花を咲かせないと子孫を残せない・・・・と咲かせたのでしょう。それでも、1~2本しか植えなかったのに、8本ほどに増えておりました。

そんな花に敬意を表して生けました。



床の間

軸は能登の総持寺祖院の鷲見透玄老師の円相・円太虚

この軸には特別な思い出がありまして、能登を旅した時に総持寺祖院で普茶料理を頂き、その折にお願いして揮毫していただいた墨蹟です。

1枚だけと思っておりましたところ3枚も揮毫してくださり、今でも大切にして折々に掛けて使わせていただいております。

今、考えただけで汗が噴出すほどの事を、よくもお願いしたもだとつくづく思いますが、若さがさせた事なのかと自問自答しております。

この軸を掛けるたびにあの頃のことを思い出しております。




コメント
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