ここはお薬屋さんです 部屋の隅に並んでいるのは薬箱でしょう
長屋に沿っていろいろなお店を覗いて歩きます
路地の突き当りには明神さん
裏通りは一般庶民の家が並んでいます 貸家
台所を覗きます
薬屋さんの台所は広くて井戸があるから使い勝手がいい
へっついさんは四口もあり大釜で煮炊きをしていました
薪を燃やして炊事するため高い天井の上に煙抜きがありました
長屋の走りはシンクだけですが薬屋さんの走りは水を貯めておく水槽がついています
井戸から汲んだ水で洗いものをするので便利です
水道の無い時代、井戸は大事な水資源
大阪市内にはいくつもの川が流れていて水もキレイであったのでしょう
戦後、その川を埋め立て高速道路などを造ったため川は減ってしまいました
座敷、ご馳走が並んでいます これは厠、食事をすればオシッコもしたくなります
手前にあるのは手水鉢
蔵、私の母親の実家は大阪堀江の油屋
大阪の空襲で周りは焼け野原になりましたが蔵だけは燃えずに残りました
妹が毎日焼け残った蔵のまえで泥棒が入らない様頑張ったそうです
蔵の横にある小さな庭 厠と手水鉢
入居者募集中
洗い張りゆのし 物騒な家
家の上に何か張ってあります 十二月十二日と書いてあります
12月12日は怪盗石川五右衛門が処刑された日 泥棒よけだそうです
泥棒は二階から侵入するので上から読めるように逆さに貼ってあるそうです
ぐるっと一回りしてきました
3時半に入館して今5時、閉館の時間です
夏には天神祭りの風景に変わるそうです
