今年(第163回)の芥川賞受賞作
作者は知っているが犯罪小説やハードボイル作家だと思っていたので
作品は読んだことはなかった
受賞作の小説は東日本大震災から半年後の仙台から始まる連作短編集
東日本大震災で飼い主を失った犬「多聞」が日本列島を次々拾われ
ながら旅し5年後熊本で再び大震災に・・・
犬という動物は人間と一番親しい動物だと改めて感じた
戦後両親と兄弟4人の我が家には犬と猫と鶏がいた
犬は弟が友達から生まれてしばらくしたころの子犬を貰ってきた
雑種の雌、名前は「チェリー」と名付け、みんなで可愛がった
家の土間に寝床を作りそこで寝起きをさせていた
家は借家であったが敷地が200坪ほどあったので庭で鶏と一緒に
放し飼いしていたが外へ出て行くようなことは滅多になかった
一度だけ5~6匹の子犬を産んだことがあった
また今のように座敷にあげるようなことはなかった
12~13年一緒に暮らした
最後は行方不明、どこかへ出て行ったのか床下で亡くなったのか
私たち兄弟の成長過程でいろいろ影響を与えてくれたと思っている