さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

船井激勝、スペンス強し、BoxingRaise画質向上 6月観戦観賞総まくり

2018-06-21 21:25:42 | 関東ボクシング



えー、しばらく更新が滞っておりました。どうもすみません。
別に、ロシアにワールドカップを見に行っていたわけではなく(笑)
開幕日たる14日には、ホールで観戦していたりもするんですが、
馬鹿をやったしわ寄せなども当然ありまして。

そういうことで、前回更新の際から、TVやオンデマンド、会場であれこれ見た試合について、
ざっと感想を書いていきます。もはやブログどうというより、自分のための覚え書きですが。


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10日、DAZNライブ配信、サンタクルス、マレス再戦。
相変わらずノンストップの攻防戦で、西海岸やメキシコは大盛り上がり、両者の奮闘に拍手。
しかし、傍目の目には、良い試合なんだけど、変わったことは特に起こらない、という印象も。
ラッセルやバルデスの方が、これより上、という気もします。

セミのチャーロ弟vsトラウトは、トラウトが実力派の意地を見せた感じ。
この人、一時、メイウェザーに勝てるのは彼だ、と一部で言われていたことがあり、
一番良いときに当たってたら、面白かっただろうなぁ、と思ったりも。

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14日、仕事のための上京にかこつけて、夜はホールで「トリプルタイトルマッチ」を観戦。

一番良かったのはセミセミ、WBO・APのスーパーフライ級、船井vsパレナス。
ジャブをぽんぽん当てる船井に、強打で迫るパレナス。
船井は何度か好打され、引き込まれカウンターされるピンチを乗り越え、逆転KO勝ち。

かかったタイトルのお題目に相応しい、いや、それ以上かと思える好ファイトでした。
関東ローカルのTV放送も見せてもらいましたが、一番良い試合がフルに流れておりませんでした。
どこかにフルラウンド動画ないですかね。見てない人に、是非コレは見ましょう!と言いたくなる、
そんな試合でありました。

メインの吉野vs前田は、前田の健闘ながら、吉野が差を見せた試合でもあり。
しかし吉野は、思ったより詰められないなあという印象。身体を回して右を打てない。

勅使河原vs帝里は、若さと体格の差で、勅使河原が倒しきる。
しかしこれは、船井の試合と違い、タイトルのお題目からは遠い試合内容。
帝里はパンチの精度に欠け、パワーで押され、完敗でした。
往時の身体のパワー、バネの強さも衰えていた印象でした。残念。

この日は、かつてウェルター級版ジェス・マーカの趣も懐かしい、
元比国王者ドンドン・スルタンが出る、ということでしたが、こちらは「棄権」とのこと。
残念ながら欠場でした。まだやってたんか、と驚きでしたが、やはりいろいろ厳しいのでしょう。


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17日はまたもDAZN、エロール・スペンスがカルロス・オカンポを初回KO。
ボディ攻撃がまともに決まり、話の早いことでした。いやー強い!と感嘆。
ジェフ・ホーンに完勝したというテレンス・クロフォードとの対戦は、
ウェルター級最強決定戦として、不足のないカードだと思います。
サーマンやポーター、ガルシアといった旧来の上位陣も魅力はありますが、
このふたりの勢いは、あまりに目覚ましいものです。

ダニエル・ローマンは、体重超過のフローレスを終始、上下のコンビで圧倒。
派手さや爆発力はないものの、やっぱり良い選手ですね。
再来日はきっとあることでしょう。久我、和氣の勝者と対戦、とすんなりいけばいいですね。


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昨日はBoxingRaiseで、カルロス・マガレvs三代大訓がライブ配信されたので、見ました。
場所はディファ有明(行ったことないです...)で、ホールとは雰囲気が違いました。

マガレが強打で迫り、三代は軽いが速いジャブを当てて行く。マガレ序盤から鼻血。
4回までイーブンぽいが、5回、ボディを打たれた三代の動きが止まり、打ち込まれる。
なんとかしのぐが、ダウンなしでも10-8とつけるべきか、とさえ思う劣勢。

仲里周磨、正木脩也を下して浮上した三代ですが、キャリア6戦目の選手でもあり、
このピンチは厳しいと見えましたが、6回から頑張って立て直す。
三代のスピード、マガレのパワーがそれぞれ見え、終盤は互いに苦しい展開も、
三代のヒットの正確さがややまさったか。2-1で三代勝利。

三代はキャリアを考えれば充分な勝利でしたが、ジャブがスナッピーなものだけで、
肩入れて打つ、パワーのあるリードジャブも欲しいところ。
昔のフライ級ボクサーやないんやから...と思ってしまいました。

しかし、全体的にバランスが取れた、筋の良いボクサーですので、
速さを失わずに、身体の強さを身につければ、楽しみな存在です。


BoxingRaiseは、久しぶり?のライブ配信でしたが、以前のような実況解説はなし、
場内音声のみでした。しかしこれは全然悪くなし。むしろ、試合に集中して見られました。
選手の戦績などの情報は、HPで確認出来ますし、リングアナのアナウンスもありますし。

そして、今回は画質が大幅に向上していました。以前はSD画質でしたが、
今回はWOWOWやDAZNのオンデマンドと同等の画質になっていました。
もちろん、いろんな会場から、いろんな興行を配信する以上、
全部の配信で、これと同じ画質を、というわけにはいかないでしょうが、
この画質で、月に一度、二度くらい、ライブ配信をやってもらえたら、ファンとしては嬉しいところです。


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というところで、覚え書きを兼ねた感想文でした。
今後の話題あれこれなどは、また後日。
しかし明日の試合は、またメインが残念なことになってしまったようですね。



コメント (2)
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