さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

住吉区民センターへぶらり ライブボクシング三昧の連休(^^) その2

2013-10-15 21:58:40 | 関西ボクシング

月曜日は、住吉区民センターへぶらりとお出かけ、観戦してきました。

と、のんびり出かけたのですが、第一試合開始前に着いたら、
もうそんなにチケットが残っていませんでした。
座席のチケットは5枚くらいしか残りがなく、立ち見もかなりの枚数が出たようで、
会場は思った以上の盛況でした。通常の六島ジム興行に、仲村正男の試合が
プラスされた格好だったので、そういうことになったのでしょう。ちょっと読み違えてました。

そういうことで、六島ジム興行の通例通り、前座開始前に全選手が舞台に登場、
メインイベンター(この日は仲村)がマイクで観客に挨拶。
来場への御礼と、健闘を誓って、前座開始。これは何度か見ましたが、やはり良いものですね。


メインの仲村正男は、IBF14位のファーサイ・サックリリンと対戦。
40勝(22KO)4敗の戦績、この6月にIBFイリミネーションに敗れた選手とのこと。
小柄ながらがっちりした感じでしたが、開始早々、仲村の右クロスがヒット、いきなりのダウン。
すぐ立って再開も、仲村が良く見て、左で崩して右、返しの左と正確に当て、あっという間のスリーダウン。
見事な初回ノックアウトで、IBFランカーを沈めました。

仲村の攻撃力の凄さが、最初から全部出た、強烈なノックアウトでした。
こういう展開になったら、もう誰も仲村を止められないでしょう。
相手が世界何位だろうと、もはや無意味です。単に詰めて、倒すだけの話ですから。

もちろん、こういう展開にならなかった場合の心配が、この快勝で消えるわけではないのですが、
先の試合も、今回も、好機に自分の良さを存分に出している点は、見ていて感心します。
唯一の黒星があまりに痛烈なものだっただけに、自信を失う部分があっても不思議ではないのですから。

これで17勝(17KO)1敗、一度もジャッジのお世話になったことのない仲村は、
確かに普通とは違う、スケールの大きな逸材だと思います。
ファンの勝手を言えば、こういう白黒はっきりした選手の試合は、
見ていてスリルがあり、楽しいものです。しかし同時に不安で、心配でもあります。
その強打はいずれ世界を、と思わずにはいられないものがありますので、
それ以外の布石の部分を磨いて、大成してもらいたいですね。


セミでは細川貴之が、パトムサック・パトンポートンにスプリットの判定勝ち。
細川がスーパーウェルター級の日本3位。パトムサックがIBFのスーパーライト級5位。
その両者がウェルター級147ポンドで対戦した一戦でした。

試合前に、婚約者の女性とのプロポーズの模様を取り上げたバラエティ番組のVTRが流れ、
「勝てば結婚」「負ければ破談」というタイトルがスクリーンに出て、入場時には婚約者が同道。
そして枝川会長自らが細川のテーマソング?を歌う中、リングインするという、
いくら何でもちょっとやりすぎやないの、と思う演出がありました。

しかし演出による盛り上げ効果は、試合には残念ながら反映されず、というのが
きついようですが正直な感想でした。
細川は左アッパーの好打が3回にあったほか、左のヒットを時折取りましたが、決定打はなし。
パトムサックは自信満々に出ましたが、攻撃は右一本槍。
攻めの迫力は、下の階級から上げたパトムサックの方があり、終始攻勢ではありました。

判定は正直、微妙な感じ。ジャッジがかなりバラついて、ひとり100-91で細川支持がいました。
あとは小差で割れましたが、さすがにこの大差にはびっくりでした。
私はパトムサックの攻勢を、細川の足に依存した防御が防ぎきったとは見えなかったですが...。


セミセミのゼロフィット・ジェロッピは、見るからに調整不足。おなかたるたるでした。
聞けばウェイトーバーをやらかしたのやそうです。
それでも初回、高田小次郎の瞼を右クロスで切ったのは凄いですが、
やはりボディを攻められ失速、5回に右を食らって倒されてしまいました。
本来の階級でなかったこと以前の問題で、これでは勝てんわな、という感じ。
ちょっと、さみしい試合内容でした。


住吉の会場は、IMPと同じくシアター型の小会場で、ほどよく狭くて見やすい、良い会場です。
今回は名城信男が出ない代わりに?仲村が見事なノックアウトで締めてくれたこともあり、
終わってみれば、まあ見に来て正解だったと思って、家路につくことが出来ました。
で、急いで帰宅すると、7時半過ぎ。CSフジの生中継は、セミセミの最中でした。間に合いました(^^)


まあ、続き物にするほどの内容ではないブログですが、とりあえず今日はここまで、ということで。


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オンデマンドで会場でCSで ライブボクシング三昧の連休(^^) その1

2013-10-15 06:39:15 | 海外ボクシング

この連休は、表題のとおり、様々なメディアでボクシングをライブ観戦しました。
以下、簡単に感想を。


まずWOWOWオンデマンドというやつで観戦したブラドリーvsマルケス戦興行。
今までWOWOWのメンバー登録?とかいうのをちゃんとやってなかったのですが、
これを登録するとPCで過去の見逃し分とかを見られるサービスがあるんですね。

で、今回はTV放送は翌日だが、オンデマンドでは生中継ということでした。
この辺はカード的に、微妙な感じもあってか、実験的にやってみたのでしょうね。
画質はTVのHD放送より落ちますが、回線は一回だけ切れたものの、おおむね安定。

こういう方式で今後、毎週のように生中継が見られるようになったら良いんですが、
さすがにそこまでは踏み込んでくれないでしょうね。


で、試合内容ですが、マルケスの迎撃ボクシングが奏功したのは初回だけ。
後はほぼブラドリーの手数と出入りの速さが支配した感じでした。

マルケスはパッキャオ戦での衝撃KOが印象的ですが、
あの試合もよくよく見れば、終わる直前まではパッキャオ逆転の流れにありました。
やはりウェルターに増量した後、攻めの機動力が落ちていて、その弱点を
今回はもろに露呈してしまった感じです。

そして、それを露呈させたブラドリーの闘い方が適切だった、とも言えます。
ただ、この選手の能力の高さは認めますが、やはり魅力はないですね。
最近、軽いクラスの機動力を上のクラスに持ち込んで勝つ、という選手が増えていますが、
そういう傾向の悪例のひとつじゃないかな、と思ったりもします。
別に、特に悪い試合でもないんでしょうが、上のクラスにスピードではなく
カウンターの威力増強で挑んだマルケスと、どっちが好きかと言われれば、
私は断然マルケスでして、そういう感情面では、残念な試合でした。


五輪連覇のウクライナ人サウスポー、ワシル・ロマチェンコは4回KO勝ちでデビュー。
相手はWBO7位のインター王者でしたが、左ボディで二度倒し、完勝でした。

五輪やAIBAプロの試合はネットで少し見ましたが、やはりノーヘッドギアでの試合だと
普段見慣れた形なんで、見やすかったですね。
ちょっと腰高でしたが、足捌きと手の速さでそれを補う感じでした。
ただ、ボディはいいとして、上へのパンチには、角度の調整や
当て際の強さがもう少し必要かな、とも感じました。

次にオルランド・サリドに挑むというのは...余計なお世話ですが、
私なら、ずばり、避けますね。可能性の反面、確信が持てない面もあります。
どうも、契約上、やれば早くも数百万ドルとかいう話らしいので、
十中八九、やる運びになるのでしょうが。



コメント (2)
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