ということで月曜日夜は、CSフジにてダブルOPBFタイトルの生中継。
こちらも住吉以上に場内盛況、好カード効果というところでしょうか。
小國以載に完勝した試合が強烈な印象の和氣慎吾、二度目の防衛戦。
ジュンリエル・ラモナルは、名古屋の激闘王・大橋弘政に善戦した選手ですが、
終わってみれば和氣の圧勝、完勝でした。
距離を取り、目で外す防御ながら、広いスタンスで一発ずつ強打するサウスポー和氣が
初回から再三左を強打。初回終了間際、左を二発クリーンヒットするとラモナルがカット。
右瞼がひどいことになっていて、結局3回でストップ。ワンサイドの勝利でした。
和氣は気持ちが乗っていて、ボクサー人生で今一番、勢いがあるときかもしれません。
ラモナルに僅かでも攻めるきっかけを与えれば、苦戦もあるかと思っていましたが、
内容は文字通り「一蹴」という感じでした。
しかし上記したような、広いスタンスを取って強打する割に、防御は距離と勘で外す型で、
もし攻め込まれた場合どうなのかな、という不安も感じます。
このあたりは、今後の試合ぶりで見えてくるところもありそう、という印象でした。
メインの李冽理vs天笠尚の再戦は、天笠が3-0の判定勝ち。
序盤天笠、中盤李の追い上げ、終盤やや李、しかし逆転ならず、という流れでしたが、
天笠が離れて良く、李が接近戦でリード、という展開は、意外な感じもしました。
天笠が体格、リーチを生かせて闘えたことが、初戦とは違っていたということなんでしょうか。
勝った天笠は、もう少し左ジャブをしっかり磨いて突き放せたら面白いでしょうね。
もっと上が見えてくるかなと。天与の体格という、得がたいものを持っているだけに、楽しみです。
李は悄然とリングを降りましたが、一時を思えばだいぶ復調していました。
緊迫感のある良い試合だったし、ラバーマッチがあってもいいかな、と思ったりもしました。
そんなことで、結果知らずのライブボクシング漬けの連休を振り返ってみましたが、
やはり録画観戦にはない醍醐味というか、ボクシング観戦本来の楽しさがありましたね。
ネットでも何でも、もっとこういう形での観戦を楽しむ機会が増えたらいいなと、
改めて思った二日間でありました。
特にWOWOWオンデマンド、今後も本来の放送では録画になるカードを
先行配信してくれたら、本当にありがたいんですけどね。
今回の配信は、どういう評判だったのでしょうか。私は大変良い試みだと思いましたが。