さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

比国旋風やまず

2007-10-04 00:04:29 | 海外ボクシング
フィリピンから、4人目の世界王者誕生
フィリピン旋風やまず。すごいですねー。

「日本人にコーヒーの味とボクシングを教えたのはフィリピン」てのは
安部穣二センセのお言葉でしたっけか。
とにかく、アジアのボクシング大国はますまず勢いづいているようです。

WBOミニマム級新チャンピオンのドニー・ニエテスについて
詳しくは知りませんが、おなじみのロデル・マヨール、イオカ・ゲホンが敗れてなお、
IBF王者フローランテ・コンデス(ラフだけど、パンチは底抜けです)に続き、
世界を狙えるホープがまだいること自体が驚きです。

来週には御大マニー・パッキャオが、マルコ・アントニオ・バレラと再戦しますが、
試合の度に、世界的注目を集めるスーパースターの存在が突出しているだけでなく、
フィリピンのボクシング界には、チャンスさえ与えられれば、それをモノにするだけの
実力のあるボクサーが多数存在したわけです。いわば、土壌があったのですね。

音楽の世界ではビートルズや、ニュー・ロマンティックス・ブームの頃に
ブリティッシュ・インヴェイジョン」という現象がありましたが、
さながら今の米国ボクシング界では「フィリピーノ・インヴェイジョン」とでも
言えそうな現象が起こりつつあります。

今、世界ボクシングのメッカたる米国で、生き生きと活躍している
フィリピン・ボクサーたちを見る度、羨ましく思います。
日本にも「この選手なら米国のリングでも戦える」と思える選手はいますが、
やはり散発的に、更に言うなら突然変異的に出るだけ、という感は否めません。
「ジャパニーズ・インヴェイジョン」は、ボクシングの世界では、
どう見ても非現実的な夢ですね。


さて、パッキャオvsバレラですが、週明けまで情報シャットアウト作戦を展開して
WOWOWを見るつもりでいます。
最近、生観戦の機会が激減しているので、結果知らずでボクシングを見るための
数少ない機会でもあります。

もっともそれを言い出すと、来週木曜日の試合もそうなのですが...
こちらは、どうも、素直に楽しめるかどうかわかりませんね。


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