師走、12月にいろいろな試合が立て込んでいる関西ボクシングですが、さらにその先の試合が発表されました。
1月6日、府立第一でミニマム級ダブル世界戦。
WBO王者、谷口将隆は2位のメルビン・ジェルサエムと防衛戦。
重岡銀次朗はIBF王者ダニエル・バラダレスに挑戦します。
率直に、ワタナベジムの王者と有力挑戦者のミニマム級ダブル世界戦が大阪で、というのは驚きです。ホンマかいな、という感じです。
悪名は無名にまさる、ではなくて、「悪」を忘れてもろうて「有名」だけを残したい、という感じでイメージ転換を図っているプロモーターの営業努力と、ABEMAの配信でもって、この話が実現したのでしょう。
あと、谷口は関西の出身でもありますね。そういえば彼のデビュー戦は府立地下でした。直に見ました。
さて、年明け早々、このカードで府立第一が埋まるものかどうか、さっぱりわかりませんが、何しろ選手が良い条件で闘えるなら幸いなことです。
何しろ試合枯れというか、防衛戦も挑戦も、いつになったら出来るのやら、という感じだったものが、こうして実現するわけですから、選手は有り難く闘って、あとは勝つのみ、ですね。
WBO王者谷口は、強いOPBF王者と評判だったジェルサエム相手。前WBC王者ワンヘンにも善戦...というか、勝っていたような試合だった、という話です。
客観的にカードとして見ると、この挑戦者の実力がいかなるものか、期待を込めて注目です。とはいえ、あまり強すぎるのも困りますが(笑)。
こんなこと言っちゃ悪いですが、谷口にとっては、やっと世界戦ぽい建て付けの試合、って感じです。
重岡銀次朗は、バラダレスの評判があまり高くないこともあり、王座奪取が期待されるところです。
タイの王者招聘があるのか、という風に見ていましたが、やっぱり難しい上に、わざわざ呼んだとて、実力や魅力がさほどあるでなし、というところでもあったのでしょう。
ただ、バラダレスは戴冠戦で色々と問題があったそうで、これはこれで招聘が難しいんでは、と思っていたんですが。
普通なら年明け早々、府立でダブル世界戦ともなれば、カード次第でお出かけするところですが、9月のABEMA配信興行での、あの感じ...演出が仰々しいのは好みの問題としても、何かと言えばいちいちプロモーターが出てきて「お話」をするのに付き合わなならんのは、イラチの関西人としてはちょっと辛いところです(笑)。
この年末はあれこれとありますし、おそらく年明けはパス、というところですね。ちょうど休み明け、仕事始めの時期でもありますし。
そういえば正月6日の金曜日、というのは、何か微妙な感じもしますね。
とりあえず、ABEMAでの配信で見るとします。ワールドカップを経て、大画面視聴における画質向上に期待したいところですが。はてさて。
色々問題ありますが、選手の試合の機会を保証し、ファイトマネーも他より出せるならばそれは選手にとり良いでしょう。なんやかんや言ってあのお方は日本ボクシング界の悪い面を炙り出してくれますな。
重岡は、まだキャリア10戦もないのに世界挑戦が「ようやく」「満を持して」という言い回しをされる所に、恵まれているようで恵まれていないキャリアがにじみ出ている感じがしますね。世が世なら戴冠最短記録を……という話が出てもおかしくない逸材って言われていましたからね。直近の岩田という例があるからお手並み拝見、という程度のテンションで(リアルタイム可能なら)観戦するつもりですが、ジムの現況が現況だし、ただでさえ埋没しがちな階級だしで、威勢のいい発言を現実のものにする、ぐらいの気概で戦ってほしいとは思います。
やっぱかの亀さん絡みということになると、一気に皆さんの拒否反応がすごいですね(悶爆
だってナベジムが堕ちたとか衰退したとか言っても、そんなのとっくにでは??って話で、
そもそも京口だって、もう日本じゃ防衛できないとか、谷口なんて世界戦で入札で800万も出せない??
で、大橋ジム興行に間借りしてやってたわけで、
そういう意味ではとっくに落ちぶれていたわけで、
アマプラや大橋興行に出てても落ちぶれたとか言われないわけで、
大手ジムにいいように使われるって意味では、やってる構図は変わらないわけで、
ならテレ東と組んでた頃のように、自ジム選手で自前で回せていたとしても、
・・・結局それはテレビと組んで自ジムが自分の選手のために興行やるっていう、
昭和から続く従来のシステムを維持してるってだけで、もうそれがいい加減ムリな時代になってきたわけで、
それで多少延命出来たところで、
結局は衰退するのが、早いか遅いかの違いだったと思いますけどね。
だから最近のかのファウンダー☆さんってば、
私らボクヲタが、ず~~~っと愚痴ってきたボク界の不満点を、
それこまめにネットでチェックしてんじゃ??
ってくらいに全部の改善に着手してんですよね。
それこそ、
ネット時代なんだから、もっと情報発信に活用せーやとか、
大手ジムが自分の選手ばっか優遇する、自ジムのためのカードやらジャッジやらが問題なんだろとか、
チケ払いとか移籍の自由とか、もっとボクサー個人の権利守れや―とか、
もっと世間にプロモして、スポンサーとか集めろやーとか、
・・・まさにアベマで無料ライブ配信とかを開拓し、
プラットフォーム??だかの中立なプロモート興行をやり、
どこのジムの選手だろうが遺跡とかせずとも参加できて、チケは相場より高いという現金払いで、
自分で営業活動やってはスポンサー30社以上??
とか集めてるとか、
まあだから、
どんな立派で崇高な理念でも、それをだれがやってるかってことで一気に印象や受け入れられ方が違うという、
やっぱ人間、好感度ってのは大事なんだろうなあとは思いますが⦅爆、
でもなら今のボク業界で、これだけちゃんと改善の方向に向けてやってる人間がいるのかって話で、
それこそこれに参加したいと思う中小ジムやボクサーたちにとっては、
今の落ちぶれてく一方のボク界で、真面目にやってたって全然チャンスも回ってこず、
みすみす旬を逃してしまうかも・・・
なんて思えば、亀さんの過去やら人間的にどうだろうが⦅爆、
こんな従来のボク界にない、メリットに満ちた舞台に参加したいと思わないわけないし、
それでこれに出たら落ちぶれたとかの話になるのならば、それはボク界全体が落ちぶれてるってだけの話で、
それこそ中小ジムやボクサーたちにとっては、
それに出るのが文句があるっていうのならば、
なら文句言ってる人間が、お金とチャンスくれよって話になるんじゃなかろうかと。
・・・とかまあ、
今後もかのファウンダー☆さまが、一体どの領域にまでズカズカ踏み込んで開拓できるのかはわかりませぬが、
まさにボク界が今までやってこなかった、もしくは見て見ぬふりで、なあなあで済ませていたことを、
こうやってどんどん白日の下に晒していくって意味では、
・・・なんやかんやで今後も興味深いなあと(注視
史上屈指の名王者たる内山高志に、自分でチケット売らせてた会長ですからね。部外者があまり言っちゃいかんことかもしれませんが、恥ずかしいと思わんのかなあ、と。まあ、堕ちたも何も、元々そんな感じですよ。頼る先が変わっただけのこっちゃないですか。
基本、選手のことが大事で、プロモーターなんて誰だって良いわけです。碌でもない人はこれまでもごまんといたことでしょうし。選手の実家からお金引っ張って試合組んでるようなのもいたわけですしね。今のところ、それとは比べものにならないくらい、良い話です。今後どうなるかはわからないにしても。
>月庵さん
元々知れているとはいえ、TV局と切れてしまってどうなるのか、という疑問への答えがこれでしたね。
今の亀田の立ち位置は、往年のツダジムのようなものとも違う形での第二勢力というか。自前の選手だけでなく、多くのジムから選手出場を募るという、新しい形ですね。しかし内山の不遇の後、京口もTVコンテンツの担い手としては成功出来なかったのと比べ、ABEMAというネット配信にスポンサー営業があれば、谷口と重岡でビジネスが成り立つのだとしたら、何も亀田じゃなくて、他がもっと頑張るべきじゃないのか、と、傍目には見えてしまいますね。その辺の違いがどこにあるのか、或いはないのか。答えが出るにはもう少し時間が要るのでしょうが。
重岡に関しては同感です。さらに言うなら、例えば次、ジェルサエムとOPBF戦をやって勝ち、いざ世界へ、という運びになり、それが大きな注目を集める、という形こそが「恵まれている」というべきでしょうね。彼自身の実力は、タイの王者と日本で闘えれば王座奪取の公算大、と言えるものでしょうが、今回の相手はどうなんでしょうね。けっこうな荒くれさんだと聞きますが。はてさて。
>宇弓さん
拒否反応というか、疑念ですかね。正直、こういうのが成り立つのかな、続くものなのかな、という。
本人は都合の良いことだけをペラペラとしゃべり、報じる側も一切の疑問を差し挟まずに伝えるのみ。お前らスピーカーか、と突っ込むのも空しいですね。
ワタナベジムに関しては、堕ちるも何も、というのは上記コメントのとおりです。同感です。
その改善というのは...まさに自分が現役時代に、その問題を全部煮詰めて露呈するようなキャリアを送った人間ですんで「よう言うわ」という感情が先に立ちますね。ボクシング界に元々あった様々な問題点につけ込んで出世した奴が、ようもまあ臆面も無く、と。
そして、それは印象ではなくて事実からくるものです。リアルタイムで見てない人や、ぼんやりとしか見てなかった人にとっちゃ、パフォーマンスを頑張り、敢えて悪名を背負った健気な元チャンピオン、今はプロモーターとして奮闘中、みたいに受け取れるんでしょうし、そういう方向にうまいこと話を誘導しています。本当に「場面」作りの名人というか。それはもう、現役時代から変わらぬところです。
ただ、どんな御仁の仕業であろうと、プロモーターとしてボクサーに良い条件を与えられるなら、ボクサーがそれを受けて契約し、闘えるならそれは良いことでしょうね。今、見えている範囲の話だけで言えば、ですが。