ということで、明日は件の“LEGEND”が行われ、話題性はそちらにあるんでしょうが、本来なら要注目カードとして扱われるべき、日本フェザー級タイトルマッチが行われます。
両者計量パス、ＰＣＲ検査もクリアとのこと。
チャンピオン佐川遼にとっては、勝てば評価上昇が見込めるが、その分だけ危険な挑戦者を迎える一戦。
その挑戦者、丸田陽七太は長身、リーチに秀でて、距離の切り換えにも鋭さを見せるホープです。
関西のジムには、日本チャンピオンが坂晃典ひとりしかいない現状、こちらとしては何とかもう一人．．．と思ってしまいますが、佐川の技量力量が、地味ながら高いレベルにあることは、松本亮戦を直に見たのを始め、数試合の映像を見て、よく分かっています。
前回も関西の若手を退けた佐川に、西の切り札的存在、丸田が勝てるのかどうか。
フェザー級に上げて以降、ホールでもＫＯ勝ちを重ね、充実の一途にある丸田への期待は大きいですが、容易ならざる試合になるかもしれません。
先日、坂晃典とのスパー映像を少しだけ見る機会がありましたが「これ、試合やん」という熾烈な攻防を繰り広げていて、丸田の鋭い右カウンターは、一階級上の王者をも脅かすものでした。
基本、丸田が突き放そうとし、佐川が迫る展開でしょうが、もし踏み込まれたとき、あの鋭いパンチで応じることが出来るなら、王座奪取も十分可能でしょう。
何にせよ、楽しみな一戦です。
王者たちの集まるイベントも要注目でしょうが、かなうならば、豪華メンバーのエキシビションが、こういう真の好カードを盛り立てるために行われてほしかったなあ、と残念にも思いますが。
ということで明日はたぶん、記事更新は出来ないと思います。
明後日以降に、簡単なものでも、感想を書こうと．．．まあ、そういうことであります、ハイ。
丸田くん、あの長い距離とスピードは見ていてすごいですが、以前は線の細さが目立ち、大竹さんとの試合では拳負傷あったとはいえその点突かれた感もありました。
ただ一昨年の最強後楽園、あの頑健な大橋さんを倒し、寄せ付けなかった強さに惚れ惚れしました。
佐川くんの地力の高さもあり、期待値高い試合です。
話が持ち上がった時期も急で、関わった人間にも選択肢は無かったのでしょうが、今後はこういうこのないように、と思います。
丸田陽七太は、目に鮮やかな突き放しをすることにこだわらず？強敵相手に苦しみつつも、見事に勝利しました。またひとつ、新たな面を見られたかな、という印象です。観戦記は別記事アップしました。良い試合でした。関西での防衛戦にも期待ですね。とはいえ、ホールで闘い続けるというのもひとつの「手」だとは思いますが。