ということで、また夏から秋、そして暮れにかけてあれこれと賑やかになってきますが、
話題あれこれ、少しずつ。
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アッサン・エンダムvs村田諒太、再戦決定。
本田会長がWBAの指示した入札を拒否したと報じられたりもしましたが、
あくまで、入札の金額に基づいた興行はしない、
報酬3対1の条件で村田を出せるかボケ、ということだったのでしょう。
まあ、その他の条件を考え合わせると、然るべきところに収まった、ということですね。
予想については、前回同様、村田が圧力をかけていき、なおかつ手数も出そうとする...のでしょうか。
圧しはするが手控える、という型だったからこそ、相手を抑え込めた(判定はそうは出ませんでしたが)、
それが前回の試合だとしたら、手を出すことによって、却って攻勢を失ったり、
防御の質を落としたり、ということがあるのか否か、そこに注目します。
村田の過去の試合ぶりを思い返すに、この選手は一試合で、目に見えて大きな変化や
進境を見せるというよりは、徐々に細かいところを改善し、整えていくタイプと見えます。
基本的には前回の型を踏襲しつつ、不足(と判定された)だった部分を、
何らかの形で改善し、勝利に繋げることが出来るのかどうか、ですね。
この試合、有明ではなく両国開催ということもあり、観戦しようと予定を立てております。
アンダーにも色々、良いカードが入ってくれると良いんですが。
比嘉とか、拳四朗vsゲバラなんかも見られたら嬉しいところですね。
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山中慎介V13戦も間近なバンタム級戦線において、WBAとIBFの統一戦が決まりました。
どっちも王座獲得後初戦、つまりは初防衛戦がいきなり、統一戦となりました。
話の早いことで、と驚きましたが、つまるところ、選手の周辺に、プロモートとマネジメントの権益を
同時に主張するような人間がいないから、こういう成り行きもあり得るわけ、ですね。
ろくに防衛もしてないうちから...と思う気持ちもないではないですが、
選手にとって、勝てば大きなものが得られる試合が、すんなり組まれることは
「冥利」に尽きる、というものでもありましょう。
翻って日本における、好選手の周辺事情はというと、傍目には「余計」が多すぎる、というに尽きます。
山中がネリーに勝つと仮定して、その後の道行きにも関わりのある(無いかもしれませんが)、
また、井上尚弥がバンタムに転じるとしたら、ターゲットだったはずのザキヤノフの命運を
大きく変えるかもしれない試合です。要注目ですね。
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ウラディミール・クリチコは、アンソニー・ジョシュアと再戦せず、引退とのこと。
そして王国メキシコの雄、ファン・マヌエル・マルケスも、ついに引退を表明しました。
記事にもあるとおり、キャリア序盤、というか中盤までは、その実力に見合わぬ不遇ぶりでしたが、
フェザーやライト止まりと見えた体格で、最後はウェルター級に「突入」して闘い、
宿敵パッキャオを、右カウンターの一撃で地獄に突き落とすに至った、その「拳譜」は、
王国メキシコでも歴代上位に上げるべき、素晴らしいものでした。
全てにおいてレベルが高く、しかしそれだけではない。
同時にその試合ぶりは、見ている者の心を揺さぶる熱量の高さが圧倒的で、心惹かれる選手でした。
技巧的でありながら、打倒の意志が漲っている、姑息さや卑怯さとは無縁の「王」としての闘い。
彼の試合を見ていると、これこそが、自分がボクシングに求めているものだ、と、再確認させられる、
そんな数少ない選手のひとりでした。
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最後に、内山高志の引退に寄せて、良い記事を見つけましたので、ご紹介。
長谷川穂積の再起を描いた「211」の著者、水野光博氏の記事です。
「誰よりも笑顔と、KOと、チャンピオンベルトが似合う男」とは、まさしくその通り、ですね。
東京駅からも上野からも10分くらいで行けるし、
地方の方もにっこりと(笑
とにかくフジボクシングといえば有明が聖地☆
…みたいにされたら、正直しんどいなあと思ってましたし。
まあ今回はほぼほぼ村田が勝つ絵しか見えな感じでいいですね。
だって前回の世界中でのあの判定騒動で、
ヌジカムにつけたジャッジ処分で、
ヌジカムの地元のフランスのテレビまでもが画面にでっかくスタッツで、
3℞以降は全部モラタ!!
・・・って出してたようなありさまで(笑、
こんなの前回よりちょっとでもいい試合すれば、
いや前回よりちょっとダメでも(笑)、村田判定勝ちに決まってるわけで。
だから村田は単に勝ちに徹するならば、
初戦よりゴリゴリ圧力賭けて手数増やしていけば、
ヌジカムはもう前回くらいに逃げたら負け確定なわけで、
そういう意味でも村田は非常に余裕もって臨めるんじゃないですかね。
だから大方の予想では、
ヌジカムは再戦でもアウトボクシングの姿勢は崩さないだろうという見方が多いですが、
私は逆にムジカム出てくると思いますけどね。
だってあんだけ世界中でインチキ判定だなんだ言われて、
絶対ヌジカムも、
なめんなや!!
お前らまた村田の強打が怖くて逃げ回るとか思ってんのやろうが、
ワシは去年のノックアウトイヤーやぞ!!
とかムカついてるだろうし(笑
そういう意味で山中モレノの再戦みたいな展開になるんじゃないですかね。
だからある程度ヌジカムも覚悟極めて足止めて打ち合いに来て、
村田が軽くダウンを喫するような展開もあるやもですが、
互いに打ち合えば最終的にどうなるかは、
前回の4℞から8℞目くらいの攻防見てれば、だいたい分かりそうなもんなわけで。
なんにせよ今回村田に求めらるものは、
これだけ社会的な注目度が上がったこの一戦で、
プロとしてきっちり客の望むものを提供できるかという点でしょうね。
上述したように、単に判定でも何でも勝てばいいってんならば、
それは結構簡単な気がしますが。
でも、こんなにすんなりミドルなんて階級で再戦決まったのは、
まさに世間的注目度の高さあればこそ、
お金も交渉の後押しも動いたわけで、
そういう意味で、
村田は単に勝つだけでなく、キッチリKОできるのかどうか?
が問われる試合でしょうね。
客が望むときに望む結果をちゃんと出せてこそ、真のスターであって、
全世界注目の中で、村田が日本ボク界を変えることのできるスターなのかどうかが、
まさに試されることになると。
・・・んまあとはいえ、
勝負事なんだし、ましてミドルなんて階級で、
あっさりぼろ負けとかだってなくはないでしょうが、
もしこれだけ周囲のおぜん立てがあったのにそんなことになれば、
もう村田はアマでは金メダルでも、プロとしてはそこまでの男だったという事で、
その場で即引退とかもやむなしでしょうね。
それくらいまさに勝つと負けるでオールオアナッシングって感じで、
なんかゾックゾクしてきますが(笑
でもこの再戦は下手すりゃ30%くらい行きそうだし、
その全国注目の中で、ミドルの大男の男前の村田が、
あの山中モレノⅡのような劇的な展開と決着を、お茶の間の皆さんに届けられたならば・・・
ホントにあっという間にボクシングなんてメジャーになれそうなんですが。
そういうわけで、
なんか色々頼んだぞ村田!!☆
マルケスも膝の状態が良くないとここ数年報道されてきましたね。 戦績見るとなんでこんな強いのとばかりやってるんだ?と良い意味で目を疑います。でもそれこそが本来ファンがボクサーに求める勇敢さだと思います。マルケスにはライオンが宿っていましたね。
僕はパッキャオとの第2戦を推します。お互いプライドの塊のような最高の試合でした。
ホントに2人ともお疲れ様でした!
山中ネリーが内山コラレスの二の舞にならないよう願いたいです。
まあ私の場合は東京自体が遠いですが(笑)でも首都圏在住の方にしてみれば、有明は不便でしょうね。私も終わったあとの時間に余裕があるという意味では、両国は有り難いですが。それにあの会場、けっこう見やすいですし。
試合展開については、良い想像をすればそういうところでしょう。悪い想像をすれば、エンダムと村田が互いに、前回以上に好戦的になり、手数を増やすと仮定した場合に、村田の「防御率」が低下するのではないか、という不安がありますね。前回手控えた故に回避出来たリスクが増した場合、村田の攻防の質が、よりシビアに問われるのではないかと。そこで村田の実力が改めて証明されるのか、それとも...という風に見ています。
>さんちょうさん
ジョシュアvsクリチコは、少し前にやると決まったような報道があったように思ったんですが、あれは決定ではなく交渉段階の話だったんですね。あの巨躯を維持し続けて40を越え、なおかつあんな試合をしたのは凄いことですね。私は好みや評以前に、ちょっと疑わしいところのある選手だな、という思いもありますが...。
マルケスの戦績は仰る通り、見返すと凄いですね。パッキャオ戦はどれも、見返してなお感動的です。クラシックの域ですね。
>れい れなーどさん
コラレスとは、出来ればもう少し早い段階で闘えていたら、とか思ったりしますね。山中、ネリーは色んな意味で注目ですし、いざ始まったら緊張するでしょうねー。長年王者であるが故の、受け身というか重さというか、そういうものが悪く出たのが内山の敗戦だとして、では山中はどうなのか。具志堅vsマルチン・バルガスのような、記録への意欲が良い方向で爆発するのか、それとも...。