今日の五輪配信は、男女合わせて4試合、全部決勝戦。
合間に表彰式が挟まって、時間はかかっているが、試合自体は数が少なくなっていて、ああ、いよいよ五輪も終わるのか、と何となく寂しい気持ちでもあります。
フライ級決勝、ガラル・ヤファイがカルロ・パーラムに、初回早々打ちかかって、左ストレートを打ち込み、右もフォローしてダウンを奪う。
まるでプロの世界戦かと見まがうような迫力。ヤファイの馬力は驚異的。
しかしパーラムも果敢に反撃し、2回終わり頃からはヤファイが左右に回り、後退の足捌きを見せるようにも。
3回、パーラム追い上げ届かず、ヤファイ判定勝ちで金メダル獲得となりましたが、見応えありの好ファイト。
さすが決勝戦ともなると違うなあ、と感嘆しました。
ただ、プロの区切りで言えばバンタムくらいに見えたヤファイに対し、額面通りスーパフライ丁度くらいのパーラム、という感じで、パワー、体格の差を感じた試合でもありました。
両者、プロ転向とかあるんですかね。そうなれば、また遠からず試合ぶりを見られるでしょうね。
ミドル級は、常にひと息速く動いて打って、絡みついてからも打って、という、忙しないにも技がある、オレクサンドル・キズニャクが2回までフルマークでリードするも、ブラジルのエバート・ソウザが3回、右から返しの左フックカウンター、一発でキズニャクを倒し、レフェリーが試合をストップ。
まさかの逆転ノックアウト劇で、ソウザが金メダルを獲得。歓喜の雄叫びを上げました。
準決勝で、田中亮明がかなえられなかった大逆転劇が実現した形です。いやはや、凄いものを見ました。
初戦で森脇唯人を破るなど、優勝候補筆頭として順当に勝ち上がってきたキズニャク、最後の最後で奈落の底に突き落とされた、というところでしょうか。
まあ、それでも銀メダルだから凄いんですが。
明日はスーパーヘビー級とライト級の決勝戦です。
配信はないがTV放送がありますね。録画出来るので楽です。
ジャロロフvsトーレス戦は要注目。トーレス、世界選手権の雪辱はなるか。
ライト級は「令和のナポレス」(←日本でしか通じない表現)アンディ・クルスが若き天才キーショーン・デービスを退けるか、それとも「新王者」誕生なるか、という一戦です。
大会全般を通じて、あれこれ見られたぶん、より楽しみな最終日ですね。
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