一部で、大晦日にもと言われていた?ファン・フランシスコ・エストラーダvs井岡一翔戦は、今のところ決まらず。
海外報道で少し、ちらほらと話が出たあと、三浦勝夫氏の記事に簡単な経緯が書かれていました。
条件面で合わなかった、という話で、一部には実現に暗雲、みたいな表現をしている記事もありました。
しかしそれは、一般論としては違うように思います。
要は交渉というものをどう捉えるか。
日本的な物の考え方だと、条件出して断られたらそこで決裂、みたいに取るけど、あちらさんの常識では、一度蹴って蹴られて、そこから始まるのが交渉ですので。
とはいえ、では双方が本気でやるつもりでいて、今はその途中経過なのだ、と断じることが出来るかというと...正直、ちょっとわからないところです。
かつて軽量級ボクサーの不遇に、不満を表明していたエストラーダは、その後ローマン・ゴンサレスとの3試合目で、巨額の報酬を得たことで、自らのキャリアにおける目標を達成したとして、もう引退しても構わないという気持ちでいる。
ところが、そこに井岡側が話を持ち込んで、交渉というより「説得」している。
今回の一連の交渉、実際のところはそういうものだ、という見方があるのだとか。まさか...と思うのですが。
しかし、いざやるとなれば、三浦氏の記事の通り練習もしているのでしょうし、状態としてはまだ現役中と言えるものであるはずです。
問題、というか疑念はやはり、井岡の側に向いてしまいますね。
何しろこの人、4階級でタイトルを獲得してきた(「5つめ」を含む話、ですが)わりに、ミニマム級時代の八重樫東を唯一の例外として、各階級で強敵との対戦をことごとく回避してきた、揺るぎない実績の持ち主です。
ミニマム級ではデンバー・クエジョ。ライトフライ級ではローマン・ゴンサレス。
フライ級ではエストラーダやアルテム・ダラキアン。一度敗れたアムナットとの再戦は、話も無い。
スーパーフライでは、田中恒成戦までの一連の充実した闘いぶりが、過去との決別を証しているように思われたものが、その後の疑惑でいっぺんに「ノーカン」という感じになってしまい、その後、中谷潤人戦を「やらない」ために、王座をひとつ返上してしまうという「怪挙」をやってのけてもいます。
これら一連の話には、それぞれにもっともらしい理由付けがなされてもいました。
最初は減量苦による転級、という、真っ当なものでしたが、その後は「後年、ベガスでの大試合として実現を目指す」という笑い話を筆頭に、もう何だかわからん(笑)状態に。
結果、試合を「やらない」理由の博物館みたいなキャリアが出来上がってしまいました。
そういう人だけに、今回も...もうキャリアも終盤でしょうし、さすがにここに至っては本当にやるつもりなんだろう、と思わなくもないですが、対戦相手も同様にベテランなわけで、自分より先に、目に見えてノーコンディションの状態になるのを待っているんでは、と思ってしまいます。
さすがにうがち過ぎ、と普通ならなりますが、何しろこの人だけは、という気にもなろうというものです。
もしこの先、実現するとしても、エストラーダの練習や試合の姿から、決定的な何かを見て取り、その上でゴーサインを出せるかどうか、という話でしかないのでは、と。
そうなると、それまでに他の誰かと試合をして、王者の立場を繋いでいく、というのが、当面の仕事になりますね。
DAZNの配信試合で連勝中のジョン・ラミレスでしたっけ、あの選手になるなら、まだ良い話ではありましょうが...予想外というか、そう来るか(悪い意味で)という名前が上がる可能性もありそうです。
いずれにせよ、確かなことはひとつだけ。
前回みたいに高額のお布施を求められたら、さすがに遠慮させていただきます、ということだけ、ですね(笑)
しかし、もはや彼は違う人になってしまいましたね。
これまで彼に加担してきたTBSも見放し大晦日中継無くなりましたし、正直彼もエストラーダもどうでもいいかなと。
盛者必衰のことわりは誰にも訪れる。それを技や智の研鑽で出来るだけ抗う。それがいぶし銀であり、たとえば防衛はできませんでしたが、肩が壊れた状態でも世界獲った越本さんの試合には感心させられたし、星野敬太郎さんの試合も面白かった。
しかるに今回のお二人、おっしゃる通りやらない理由を並べまくり、エスケープする事で抗ってますからね。こういう自分の居場所に固執するだけの輩はどんどん蹴落とされてほしい。こんなんの試合は一円も払いたくないです
井岡とエストラーダ二人に関してはどっちもなんだかなあという感想です
エストラーダは2020年から4試合しかせず、そのうちに試合がロマゴン戦という不活発さであるにも関わらず、最近のインタビューでは平常時の体重は67kgあり、階級を上げるのは問題ないため、ここからバンタムをとりSバンタムの井上戦まで行くとか言っていますね。井上戦が現実的ではなくなってから井上の名前を使うというエストラーダのお馴染みの売名行為だとは思いますが、バンタム級のWBC王者がサンティアゴになったので今のエストの実力を度外視すればなくはない話にも見えます。ただ、ロマゴンのおかげでのPFPリスト入りにも関わらずそれ以降その階級で実力を示すことをしないエストには流石に呆れます。中谷と戦うことはないでしょうし、今のエストで井岡戦以上の報酬が得られる試合なんか現実味のない夢物語の井上戦しかないにもかかわらずですからね
井岡はエスト側がロマゴン戦並みの報酬を求めたことで拒否されたのが本当であれば仕方ないですが、その場合の代替選手で彼の姿勢が見えますね。噂される中ではロマゴン、ラミレス、カタラハなら本気度が伺えますが、中川やペレスだと色々と冷めます
ロマゴンが"大晦日に日本で戦いたい、王者として引退したい"と言っているのが、井岡戦を指しているのかか、IBF挑決を蹴った田中との中谷の転級に伴うWBO王座決定戦を指しているのかわかりませんが、今のエストよりロマゴンが日本人選手とまた絡むことになる方が個人的には期待しています
大晦日については元々TV局のご都合(紅白、ダウンタウンに次ぐ3位狙い)でしかなかったですから、それに適わないならそれまででしたね。世の中どんどん様変わりしていくわけですし。
色々な条件、状況を最大限に生かし「やらない」という逃げを重ねてきて今の地位があるわけで、他の選手と同様の条件でキャリアを重ねていれば、とてもじゃないが今日までタイトルホルダーで居続けられるような選手ではない。それははっきりしています。その内実、価値について「実際のところ」を知らない層相手に、毎度の通り禅問答だか変なセミナーみたいなことを言って生きていくんでしょう。本当に前回のPPVには懲りました。よく知りませんが、変な壺買わされたら、こんな気持ちになるのかな、という。
>モノクマさん
民放はどこも大変なんでしょうね。私なんかは何もやってなければTVは見ない、で済みますが。ABEMAは今月のビートに井岡以下、何ジムでしたっけ、変な名前のジムの選手を並べて一頁割いて広告出してましたが。
エストラーダについては、いくらかかるのか、いくら言ってきたのか知りませんが、フライ級時代に否応なくやらないかんかった相手だろうに、という一点からして、今頃何を、という話でしかありませんしね。エストラーダからしたら、あの時断ってきた奴、という認識でしょう。こっちはもう引退してもええのに、というタイミングで、ようわからん奴やな、というところじゃないですかね。
ただ、インタビューでは色々言っているんですね。まあ、あちらのボクサーのインタビューなんて、あまり良いものにならない場合も多いですが。
井岡の今後にそんな名前が並んでいるのですか。KJカタラハも。まさかなあ、と驚いています。一方で、中川って、中川健太ですか。まあ中川の事を思えば、良い話かもしれませんが。井岡にはもう、そういう存在意義しかないのかもしれませんね。ペレスって誰?と思いましたが、ランキングに名前ありますね。不勉強なもので全然知りませんでした。
田中恒成とロマゴンって、一時噂というか、あったみたいですが、本人が怪我でIBF挑戦を先送りにせざるを得なかった、とスポーツナビの船橋真二郎記者の記事でコメントしていますんで、年内は無いんじゃないでしょうか。いずれにせよ基本、海外の選手にとって、日本に来て大晦日に試合というのは、余程のことが無いと難しいでしょうね。