12月29日さいたま決戦のアンダーカードが発表されました。
WBOフライ級チャンピオン、中谷潤人は9位クリスチャン・ゴンサレスと二度目の防衛戦。
ユーリ阿久井政悟との再戦だったら最高でしたが、海外からの選手招聘がしやすくなってきたから?まあ無難な相手という感じでしょうか。
挑戦者ですが、他の階級で同姓同名の選手がいて、検索してもややこしいことになってしまいます。
BoxRecのメキシコ、フライ級のカテゴリーでは、上から4番目に名前が出ます。
戦績は14勝(4KO)1敗と、若いけど、恐さがあるわけではないでしょう。相手選びとしては、甘い部類ではないでしょうか。
井上尚弥の例もあるとおり、いざ大勝負、というカードなんて、なかなか組めない場合も多いのに、今回はこのくらいで、という、昔ながらの感じでやっている余裕が果たしてあるのか、という気にもなるマッチメイクです。
中谷はまだ若いし、というところでもあるのでしょうが、若い若いと思っていても、あっという間に時は過ぎます。
中谷くらい、強豪王者へと成長していく素養、可能性を感じさせるボクサーならば、早い勝負、厳しめのカードを、どんどん組んでいくくらいの構えでいって丁度良い、と思うんですが、このへんはまだまだ、旧態依然の風が吹く、という感じですね。
それはともかく、順番で言えばセミセミになるんですかね、ライト級ウォーズのビッグマッチ決定がやはり目を引きますね。
日本とアジアのライト級三冠、吉野修一郎が、元世界王者の伊藤雅雪と激突。
本来なら昨年、伊藤を破った三代大訓が、吉野と「決勝戦」を闘うところでしょうが、三代がケガか体調不良だったか、試合延期などで足踏みし、細川バレンタインとの「敗者復活戦」を勝った伊藤がそれに成り代わって、という感じです。
こちらはA-Sign動画。伊藤が、石井会長とともに、試合決定の経緯などについて、興味深い話をしています。
しかし坂井祥紀と12ラウンズのスパーリングとは。相当きつそう...。
このクラス、国際的知名度や評価で言えば中谷正義が抜きん出て、それに伊藤が続くのでしょうが、ゴロフキンvs村田のアンダーという舞台ですから、吉野にとっても、現状、日本で闘う試合としてはこれ以上無いアピールチャンス、というところでしょう。
これはなかなか良いカードが用意されましたね。
大会場興行のアンダーというのは、舞台として良いものかどうか、微妙な場合もあったりしますが、客数制限もかなう限り低いハードルにしてもらって、大いに盛り上がってほしいものです。
こういう興行だったら、それこそPPVでも納得なんですが...ブツブツ。
しかし帝拳、今後もAmazonと組んでいくのはいいけれど、カードの在庫は…それこそ、井上尚弥選手も引き込んでいくのではと最初は思ったんですけれどね、儚し。
そりゃあこの日の試合は見たいですよ。これが月500円なら。
業界挙げてパッケージを作り、AmazonなりDAZNなりに持っていく、くらいのことも出来ないんだとしたら、大手も大したこたあないんやな、と思うしかないですね。今回は時期も迫っていて、これ以上のカードは用意出来ないんじゃないでしょうか。中谷正義は、日本や東洋やという試合なんて(今さら)やる気はない、という感じらしいですが、この試合の勝者と、それこそ村田や井上の今後にある(であろう)大試合の大箱興行で、またこういう配信で、という特別な舞台なら、その限りでは無いのかもしれない...と、勝手に推測します。そうだったら良いなあ、と思いますが。はてさて。
>アラフォーファンさん
格安ですよね(笑)。Amazonプライム、他にもあれこれ見るものありますしお得ですよ。アリ関連のドキュメンタリーだけでも数本あったように思いますし。