アメリカのリングで闘う日本人ボクサー、秋月克真の次戦が、12月11日に決定。
井岡一翔、ドニー・ニエテスに挑んで世界奪取ならなかったアストン・パリクテが相手です。
Fight Alert: 2x world title challenger Aston "Mighty" Palicte will make his return as he will face Japanese-American based unbeaten bantamweight prospect Katsuma Akitsugi this December 11 in Florida.#powcast #boxing
— Powcast Sports (@POWCASTSPORTS) November 19, 2024
-admin win pic.twitter.com/2OrB9icFr0
以前、DAZNか何かでアンダーカードに出ていたのを見たくらいですが、11勝2KO無敗のレコード継続中。
ちょっと怒り肩で、痩身のイメージですが、粘り強い闘いぶりが印象的でした。
次回はちょっと名前のある相手です。
こちらは少し前、杉浦大介記者のX投稿。奥さんと二人三脚で頑張っているのですね。
LA滞在最終日。カリフォルニアで独自のキャリアを積むバンタム級プロボクサー、秋次克真選手(11戦全勝2KO)と夫人と一緒に昼食。とても仲が良く、微笑ましい夫婦でした。秋次選手は@ProBox_TV と複数戦契約を結び、10月にその2戦目(7月の契約初戦はKO勝ち)が予定されているとのことです。 #Boxing pic.twitter.com/m77OLxu1MA
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) August 4, 2024
PROBOXというところの興行、見る方法があるのかどうかわかりませんが、YouTubeなどで探せばアーカイブは見つかるかもですね。
数は少ないながら、海外、それも北米のリングで活動する選手はいますが、まあ並大抵のことではない、と思います。
様々な不利があろうし、何のお膳立てもないだろうし、文字通り身ひとつで、内容と結果を出し続け、這い上がっていくしかない。
秋月もまた、少しずつ名のある相手との対戦が増えていき、そこでさらなる上を目指す闘いに身を投じていくのでしょう。
最近だと東京五輪日本代表の森脇唯人が渡米して活動しているそうですが、プロデビュー戦の話ひとつ、まだ聞こえてきません。
日本の大手ジムと契約していれば、今頃鳴り物入りで賑々しく、という運びだったはずです。
しかし本人がそれ以上の何ごとかを求めてアメリカに渡った、ということでしょうね。
とにかく、健闘を、と願うばかりです。
で、やるだけやって、節目というか区切りというか、そういうタイミングがあれば、坂井祥紀のように、日本のリングでも闘って見せてほしいなあ、と思いますね。
数年前に井上のライバルとしてSバンタムのプロスペクトを探していた時に見つけた米国の二人でしたが、井上が階級を上げるのと同時にバンタムに二人とも落としてきたので、世界を狙うために落としたびかなと思っているのですがキャリアがあまり進んでおらず悲しいです
このような状況を見ているとライト級未満であれば大手プロモーターに所属できない限り、アジアで実績を積むのがキャリア的に良いのかもですね
もしかしたら、ライト級からウェルター級でも井上やアマボクシングの躍進によって日本ボクシングの評価が上がっている最近の事情を鑑みて、佐々木尽や平岡アンディの例を見ていると、ジムがプッシュしてくれるのであればランキングを手にいれるまではアジアでも十分なのかもしれませんね(ライト級以上であれば実力を試す意味ではどこかで海外に出る必要はあると思いますし、ミドル級以上になるとそもそもの人材が少なすぎて海外に出ないと厳しそうですが)
それぞれ試合出来る状況にあるかないか、実力以外のところで難しい要因があるのかもですね。PBCはそもそも興行自体の数が少なく、大イベントだけやって、普段の興行がないですし。ボクシング全体がアメリカでは行き詰まっている感ありです。バンタム近辺クラスなら、それこそ日本で試合に出る選択もアリでしょうね。中谷潤人つながりのオラスクアガやアルバラードのように、帝拳の試合に出られたらベストかもしれません。
日本の中量級選手は、基本はWBOアジア方面のルートが、一番具体性のある近道かもしれません。そのタイトルに絡めれば、日本にいても大丈夫、とは言えそうです。ただ、平岡にせよ佐々木にせよ、国内最強は充分に証明しましたが、世界ランク上位進出を具体的にどの試合で決めたか、というとはっきりしません。この近辺クラスの歴史上、一番意味不明なのは赤井英和のWBCランク入りですが(どの試合がどう評価されたらそうなるのか、いまだに理解不能です)、それよりはまだ中身があるとはいえ、佐々木の急上昇(試合してないのにぐんぐん上位に行きました)など、構図自体はほぼ同じですね。結局、中量級で世界を目指すと言っても、然るべき強豪と闘わないまま「ルート」を行く形でしかないのなら、いざ世界戦となったときに、丁半博打を見せられるようなものだな、と思います。それではつまらんな、と。