上の階級から順番にやっていこうと思っていましたが、人数的に膨大なもので、大変です。
連日長時間の動画をあれこれ貼るのもどうかと思うんで、短くて、なおかつ出来るだけ高画質なものを選びたいと思います。
しかし、マガジン来月号の発売日など、あっという間に来てしまいますし、今後は出来るだけ、駆け足で行きます。
重量クラスの新しい階級、クルーザー級はオレクサンドル・ウシクvsファブリス・ティオゾ、ジョニー・ネルソンvsファンカルロス・ゴメス、カルロス・デレオンvsワシリー・ジロフ、マルコ・フックvsデビッド・ヘイが一回戦。
新しい階級、といっても出来てから40年経ちます。それなりに強い王者が揃ってはいますね。
とはいえ、ヘビー級のように、外すに忍びない王者が大勢居る、というわけでもないですが。
ざっと見て、ウシク、ゴメス、ジロフ、ヘイが勝ち上がりか。
ウシクは機動力と技術で抜きん出ている。ティオゾはこの階級では小粒。
ゴメスはクルーザーでは切れも巧さもあった。ネルソンは派手だが防御に穴があり、安定感に欠ける。
ジロフは左アッパーのレバーパンチで打ち勝ちそう。デレオンは巧いが、相手とのレベルが近いと崩れる事例あり。
ヘイは動ける強打者。フックは強打が決まらねば辛い。
準決勝、ウシクがゴメスに右リードの巧さで勝つ。
ヘイはジロフのボディブローの打ち終わりに速い右を決めるでしょう。
決勝は...クルーザーのヘイの方が好きですが、実際やれば勝ったのはウシクでしょうね。
この辺は最近のも多いですし、動画は省略します。
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ただし、クルーザー級というと、私はどうしてもイベンダー・ホリフィールドなんですよね。
ヘビー級の方で長くやりましたから、そちらでエントリーするのはわかるんですが...。
とりあえず動画。クルーザー級時代、ホリフィールド株を一気に上げた一戦といえばこれ、元王者ドワイト・モハメド・カウィとの再戦。
知る限り、一番画質の良い動画をご紹介。
ホリーは細く、カウィは小さいですが、この頃のクルーザー級は、リミットが190ポンドでした。
まだ「ジュニア・ヘビー級」という名称も残ってましたかね。
あのスピンクスが倒せなかったカウィを倒すとは!と驚かされた一戦です。
この頃のホリーは、重いクラスにしては、という断りが要らないほど、全階級見渡しても有数の、スタイリッシュで巧い選手でした。
テクニシャンとして見て、ウィテカー、カランベイ、マッカラムと並び称して不足が無いと思うほど。
私はどうしても、この「細いホリー」が好きで、後年、ヘビー級に増量して奮戦するホリーの姿は、その健闘を称えざるを得ない反面、何か違うなあ、という気持ちでもありました。
この辺にまつわるあれこれで、後によろしくない話が耳に入っても来ましたが、それを置いても...という。
それもこれも込みで、やっぱりホリーのベストはここやなぁ、と改めて思う次第です、ハイ。
あと、これも高画質、IBF王者リッキー・パーキー戦、WBC王者デレオン戦もついでに。
デレオン戦の頃にはもう、当時絶好調のタイソンを将来打倒しうる選手として注目されていて、リングサイドにはタイソンの姿があります。
後年、両者がああいう形で対戦し、ああいう内容と結果が残るとは、まったく思っていなかったですね...。
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