さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

先降り/関東ローカル!?/話題になると動き出す/茶番に生きる/闘いは続く

2018-04-04 21:37:32 | 話題あれこれ



カネロ・アルバレス、自ら5月予定のゴロフキン戦を「辞退」とのこと

聴聞会より先に、自ら会見開いたということは、相当「情勢」が悪い、という判断材料があったんでしょう。
いわば、先に降り、ネバダのコミッションに恭順の姿勢を示した、ということでしょうか。
本当にやましいことが無いなら、徹底抗戦すりゃ良いようなものですが、
そうはしないというのが、全ての答えやな、というところですね。

後日、当然出るであろうサスペンド期間は、数日前は「半年」と見込まれていたのが
一年間になるかも、ということですが...正直、まだ足らんな、と思うものの、
半年なんていう馬鹿げた話より、マシではあります。
そんなもの、普通の試合間隔と変わりませんものね。
に、したって、事の重大さからすれば、一年でも「そんなもので済むのか」と思いますが...。


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マクドネル、井上戦の5日前、5月20日の日曜、ところも同じ大田区総合体育館で、
WBA、IBF王者田口良一の防衛戦決定。元ミニマム級王者エッキー・ブドラーと。
京口紘人とのダブル、こちらは相手未定(誰かなー)。

元ミニマム級王者のビジーファイターで、メリンドに僅差負けなど、
ライトフライでも実力者といっていい、手強い相手ですね。
これは好カード、ダブルタイトル保持の防衛戦に相応しい...と喜んでいたら、
試合は日曜午後二時から、TVはTBS生中継、しかし関東ローカルのみ、と!

年末はTBSが「はりこんだ」おかげ?で、統一戦が実現したのは事実ですが、
せっかく勝っても次がこれですか。かないませんなー...orz

TBSさん、BSかCSかで、同時に生中継してもらうわけにはいかんものですかね。
仮にCSになっても、ちゃんとお金払って見ますから...と
こんなところでぼやいても仕方ないですね。要望メールでもしますかなー。


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日本ボクシング協会、JPBAが、体重超過にペナルティを課す方針を固めた、とのこと。

方針自体は賛成ですし、そうあってしかるべきと思いますが、
敢えて言わせてもらえば、動き出すのが遅すぎます。
この業界、世間を賑わす話題にならないと、何もしようとしない。
これまでもそうだったし、今回もそうです。
山中慎介という名選手が「被害」に遭って初めて、やっとか、と苛立ちもする話です。

日本王者クラスや、もっと無名の4回戦などでも、体重超過案件はいくらでもあります。
ここ数年、しょっちゅう聞きますし、観戦に出かけた先で出くわすことも、数回ありました。
ひどいのになると、明らかにやる気の無い選手が、10キロ超過して、
それを笑い話のように、SNSで披瀝していた、なんてこともあったらしいです。

大半の業者さんにとり、興行は多くに開かれたものでなく、半ば身内で完結するものにすぎないのかもしれませんが、
ファンの立場で、暇割いて身銭切って見に行った試合が、こういう話で「壊れ」てしまうと、本当に徒労感しかありません。
それは世界戦であれ、4回戦であれ同じです。

しかるに...まあ、今後の推移を見守ろうとは思いますが、
こんな当たり前の方向性を打ち出すため、そのためだけに、山中慎介が「犠牲」にならねばならないとは、
この業界、本当に「心」がないなぁ、と、改めて思わされますね。


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復帰戦をやる、と少し前からネットで記事を見かけていましたが、
どうせインターネットTVの「番組」におけるイベントなんだろう、と思っていました。
今日出た記事によると、JBCが許可するのせんの、という話になっていて、
「え、公式戦のつもりだったの」と驚いたようなことです。

しかし、話の前後を見るに、結局、相手に許可が出ないことは見越した上での
復帰宣言だったのだろうな、というところですね。
それでも充分、体裁としては取り繕える。本気で再起するつもりだったが、
組織の壁に阻まれた、みたいな話が通じる?層相手の商売なんでしょうし。

この人、体裁が現役だろうが引退だろうが、変わらんな、と改めて思います。
その場しのぎの体裁を繕い、「場面」を作り、茶番を繰り返して、生きていく。
ある意味、終始一貫してはります。見ていて気の毒なほどに。

あれこれやって「しのいで」いくにもいよいよ苦しい、という感じありありですし、
もうそろそろ...ほんまに「引退」して、楽になったらどうや、と思ったりもしますね。
余計なお世話もええとこですが。


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日本時間でいえば、田口、ブドラー戦と同日、オーストラリアで
河野公平がWBAオセアニアのバンタム級タイトルマッチに出場
相手はWBA4位のジェイソン・モロニーとのこと。

こちらは話を聞くだけで、厳粛な気持ちになります。
その試合ぶり、実力への評はさまざまにあれど、今なお闘う志を持ち、
勝つことで未来を切り拓くべく、敵地に赴く姿には、畏敬の念を抱かざるを得ません。

傍目にどう見えようと、誰が何を言おうと、行く道はひとつ。
河野公平の闘いは、まだ続いています。
これも何とか、後日でも、映像を見たいものですね。


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手の内見せずに闘うも、仕留め損ねは誤算? 田中恒成、強振バルドナドをTKO

2018-04-04 10:32:44 | 中部ボクシング



中部在住の友人の厚意により、田中恒成フライ級転向初戦の映像を見ることができました。
簡単に感想。

立ち上がりから、スピードの差は歴然。田中は速いジャブ、右から左ボディへと当てていく。
中国は北京での連続KO勝ちも含め、10勝7KO無敗のスインガー、ロニー・バルドナドは
当たれば威力十分と見せる右を振るが、田中が躱す。

田中は左フックのボディ(外から)、左アッパーを上に返し、右クロスという攻めが見られる。
スピード充分で、WBOオリエンタル王者のフィリピン人は、思うに任せぬ展開。

3回、バルドナドは攻めも空振り、ブロックに遭うことがほとんど。
田中が連打で攻めると、わざとガード下げる?場面あり。

4回、田中が左ボディでダウンをマーク。ダメージありありだったが、
闘志十分のバルドナドが生き延びる。

このあたりから7回まで、田中はバルドナドの攻撃を、足で外すだけでなく、
敢えて止まって、ガード、ブロックで受けておいて攻める型。
故に単発のヒットを喫する場面もあるが、大半は防いでいる。

8回あたりから、田中はリズムを取り、動きで外す方向にシフト。
バルドナド苦しくなり、後退が目立ち始める。
9回、右をヒットされ、明らかに動きがおかしくなり、田中が攻めたところで
福地レフェリーがストップ。妥当な、良いストップだったと見ます。


眼窩底骨折による王座返上と転級を経ての初戦にしては、
ランクも実績もまずまずあり、闘志は十分すぎるほどの相手でしたが、
田中恒成は冷静な闘いぶりで、勝利を収めました。

試合運び自体は、相手の強振にも冷静に対処し、動いて外すのは当然、
止まって受ける防御においても、一定の余裕を持っていて、
CBCの放送席に招かれたWBO王者、木村翔の目を意識してか?
ギアを上げきらずに闘っていたようにも感じられました。

4回のチャンスに仕留めていれば完璧だったのでしょうが、
相手の闘志とタフネスが予想以上だったか、生き延びさせてしまったのが誤算だったかもしれません。
それは自身の手応えと同時に、木村との対戦を意識した部分においても。

いざ対戦すれば、田中は今回のように止まり加減ではなく、
ギアを上げて動き、より鋭く攻めては外すことでしょう。
木村の波状攻撃は、バルドナドよりも正確で、テンポも速いですから、
当然そうなる、ならざるを得ない、ということでもありますが。


王者でありながら上昇期のど真ん中、木村翔と、
挑戦者でありながらその才能をすでに認められた逸材、田中恒成。

比嘉大吾や、WBA新王者ダラキアンの台頭もあり、
ようやく上位陣が整ってきたフライ級にあっても、なかなかの好カードです。
また、日本人同士、という枠を外して見ても、楽しみな一戦と言えるでしょうね。


TV局の系列のことも考えるに、今後、具体的に対戦への構想が伝わってくると思われます。
木村がゾウ・シミンに挑戦した際につけられたオプションの問題があり、
それをクリアにできるか否かで、対戦の時期も変わってくることでしょうが。


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そういうことで動画貼っておきます。

※ひとつにまとまったのがありますので、そちらに貼り替えておきます。


コメント (3)
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