さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ご出立/決定戦出場/良く生きること/サブローにボディブロー

2011-09-22 19:56:04 | 話題あれこれ

台風で二時間遅れたものの、とりあえず出発
良いコンディションでしっかり闘って欲しいです。

使用するグローブをグラントに変えるという話もあるようです。
実物を触ったことがありますが、確かにレイジェスとは同じサイズでもだいぶ違いますね。
拳の負傷を考えてのことらしいですが、西岡の天性である左の「合わせ」の威力が
若干落ちるような気もします。難しいところです。

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岩佐亮佑、3月の感動的な一戦から再起二戦目で日本タイトル決定戦出場。
相手がジェロッピ瑞山というのは、ちょっと意外でした。

ロリー松下戦では、ロリーの右を外せずに4度ダウンして完敗。
しかしだからといって岩佐にとり、楽な相手かどうかはわかりません。
ロリー戦でも、先手を取られて劣勢なのに、ところどころで巧さを見せ、
ロリーに楽をさせていたわけでもありませんでした。
岩佐がうまく流れに乗れなかった場合、苦戦があっても不思議ではないと見ます。

逆に言えばこの相手に鮮やかに勝つようなら、ますます今後が楽しみですね。
しかし金曜日開催ですか。真面目な話、土曜日なら遠征観戦決定でしたね。残念。
G+様、是非とも放送をよろしくお願いします。

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オスカー・デラホーヤへのボクサーとしての評価は人それぞれだと思います。

デビュー当初から言われていた、ヒスパニック版レナードとしての期待は、
残念ながら完全に実現されたとは言い切れないでしょう。
しかしライトからウェルターの頃、心技体全てにおいて充実し、歴戦の強豪たちを連破した一連の試合は、
それこそ往時のレナードに匹敵するものでしたし、そのスターとしての存在価値もまた同じくでした。

ボクサーとして、完璧に時代を制するには僅かに届かなかったものの、
ボクシング界が必要としたスターとして、懸命にその役割を果たそうとした彼のキャリアを
多くが称賛し、その幕切れに際しては、心から拍手を送ったと思います。

そして私はそこに加えて、引退後の彼に対し、ある意味現役時代と同じか、
それ以上の期待を向けていました。

多くの名ボクサーが、引退後、現役時代の華やかさとは裏腹な、荒れた生活を送り、
暴力、犯罪にまみれて身をやつし、悪くすると早々に命を失います。
しかし記事中にもあるとおり、ボクシング・ビジネスの世界で従来の旧弊を破る形で成功し、
しかもクリーンでスマートなイメージを失わずに、引退後の人生を生きてゆく。
これはある意味、単に強いだけの元チャンピオンには出来ない、もうひとつの「偉業」であり、
それを実現できるのは他ならぬデラホーヤ以外無い、と思っていたのです。


あのレナードが引退後、似たような話を告白したときは本当に驚いたものですが、
デラホーヤもまた、アルコールやドラッグに手を出していたことを告白しました。
ドラッグは論外としても、現役時代から飲酒していたというのは驚きです。
何の世界でもトップに立つ人間にかかる重圧は大変なものでしょうが、それにしても、ですね。

しかし、今回、自ら事実を話し、リハビリに取り組み、夫人とも関係を修復しているとのことで、
このあたりにはまだ、救いようのない「転落」ではないと言える希望が持てそうです。
なんとか立ち直ってもらいたいものです。


しかしなぁ...私のような凡人からすれば、男前で金があって女にもてて、
歌がうまくてボクシングが強い、これで相撲が強くて絵が描けたら増位山やないか(←古い)
いったい何が不満でそんなしょうもないものに手を出すかね、って話なんですが...。

人間、ただ生きていくだけでもそうですが「良く生きる」ことはホントに難しいものなんですねぇ。

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おまけ。

井岡一翔、太平サブローをボディで二度ダウン

「ごきブラ」で放送されるようですね。これは見逃せません(笑)

コメント (4)
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