さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

バンタム(軍鶏)の未来

2008-02-23 02:11:26 | 大場浩平
前の記事に、薬師寺保栄と辰吉丈一郎の対談を紹介しましたが、
このふたりの一戦を珍しく、大手ジム側とは反対側からの視点で
詳細に語り尽くした「バンタム(軍鶏)の勝算」というノンフィクションがあります。
そのタイトルをもじって、いよいよ明日に迫った大一番について語りたいと思います(^^)


高砂のサラテこと日本バンタム級チャンピオン、三谷将之。
名古屋のメイウェザーこと世界12位、大場浩平。
どちらも、デビュー早々のころからその試合ぶりを見ていて、
どちらも、これはいずれ出てくる、と確信を持ったものです。
それぞれに厳しい挫折も味わいつつ、ここまで成長してきたふたりの激突。
日本のバンタム級の未来を占う大一番でしょう。


しかし、共に地方のジム所属であるからか、一般マスコミのみならず、
ボクシング専門誌ですら、ちょっとプレビューの扱いが小さいように思いますが
(私なら小さい写真でもいいので、表紙に持ってきます)、
そんな不満を感じつつWEB上を探してみると、
意外なことに、ちゃんと記事がありました。


まず三谷将之
貴乃花部屋での稽古などは話題になっていましたが、
試合直前、気合いの入った表情ですね。

ロリー松下戦での痛烈な敗北の後も、さしたるブランクを作りもせず、
険しい試合を重ねようとしている、チャンピオン三谷。
その姿に、私はただただ、敬服するばかりです。


そして挑む大場浩平
専門誌インタビューでもそうでしたが、以前の、見ていて可笑しくなるほどの
謙虚さ、気弱さが影を潜めてきて、はっきりと勝利への意欲、
ボクサーとして成功することへの欲望を、表現するようになっています。

ボクシングとは、ボクサーの心のありようだけで語り尽くせるものではない、
それを承知でなお、以前とは違う大場浩平の、心の炎がどんな色なのか、
それを見てみたいという思いもあります。


ということで、二年ぶりの名古屋行きです。
試合は明日ですが、私はすでにすっかり盛り上がっております(=^^=)
バンタムの未来を担うふたりの闘いを、しかと見届けて来ようと思っています。
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