さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

苦戦の防衛

2007-11-05 01:21:40 | 関東ボクシング
坂田健史、デンカオセーンと引き分け、二度目の防衛なりました。
防衛したのはいいのですが、試合内容は良くも悪くも坂田そのものでした。

前回のバスケス戦でも、初回からけっこう打たれましたが、今回も初回にダウン。
前半はデンカオセーンの好打が完全に支配してたように見えました。

しかし中盤から、デンカオセーンの攻撃は右パンチばかりになり、
なぜか、左からの組み立てが全然なくなってしまいます。
そこに坂田がつけ込んで前進を繰り返し、ペースアップします。
終盤10Rなどは、デンカオセーンを打ちまくり、明白に押さえました。

とはいえ、初回のダウン含め4Rまでで5失点(←あくまで私見です)の坂田が、
残りの回でそれを挽回したかどうかは、ちょっと微妙に思いました。
採点表を見ると、私の印象としては、デンカオセーン勝利を支持したジャッジと、
ドローと採点したジャッジの間くらい。小差ながら、デンカオセーンというところです。
まぁ、少数派の意見かもしれませんが。

全体として、坂田のスロースタートという短所と、
旺盛なスタミナという長所の両方が出て、
それにデンカオセーンの失速が相まっての接戦という感じでした。
坂田はダウンを食った右を、その後は巧くガードしましたけど、
その対応力はさすがとはいえ、やっぱり立ち上がり悪過ぎます(困)。
そろそろ、その辺は善処していただかんと、と思います。ていうか、心配です。



あと、ひとつだけちょっと疑問だったのが、最終回、ラスト30秒での減点。
確かにしかるべき裁定なら、いつであろうと下さねばならないのでしょうが、
あのタイミングで、というのは、いささか奇異に感じました。
コメント (2)
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