さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ローマン・ゴンサレス

2007-11-03 22:56:45 | 海外ボクシング
ボクシング・マガジンが以前よりも世界各地の情報ページを増やしてから
もうどれくらい経ったかは覚えていないのですが、
あれは大変ありがたいことです。

北米ばかりじゃなく、南米、東洋、欧州の情報もたくさん読めますし、
特に欧州担当(?)の草野氏のように、「ボクシングは北米だけのものじゃない、
欧州にもこんなに良い選手がいて、良い試合があるんだ!」という情熱が
行間から滲み出ているページは、読んでいてとても楽しいものです(^^)

で、その南米情報ページにおいて、何度も取り上げられていた、
ニカラグアの新星ローマン・ゴンサレス。
WBAミニマム級上位に急上昇、デビュー14連勝、それが全部KO。
アルゲリョの再来とまで言われる、スーパースター候補。
南米の関係者諸氏が口を揃えて絶賛する記事を読んで、
ご多分に漏れず私も興味津々でした。

少し前に「どんなんか見たろ」と思って、Youtubeで検索してみたんですが
残念ながら見つかりませんでした。
しかし、この度帝拳プロモーションと契約を結び、初来日。
しかも相手が新井田に二敗した以外は負け知らずの強豪、エリベルト・ゲホン。
時間が許せば後楽園ホールへ飛んでいくところですが、
それはかなわず、自宅でG+観戦となりました。

やや小柄ながら、上体が大きく、下肢が細く、
いかにもラテン・アメリカの一流ボクサー、という感じのゴンサレス、
試合が始まったら早々に、「音もなく」という感じのステップで
ゲホンの正面に正対しました。

ゲホンはジャブこそ少し出しましたが、ちょっと重い立ち上がりのまま、
ゴンサレスが良い角度で出す左フック、アッパーのダブルを受け続け、
最後も左の上下で沈められました。

ゲホンは、立ち上がりちょっとのんびりしている間に倒された感じです。
調整不足か、情報不足なのか、ゴンサレスがいつでも打てる位置取りを
いささか安易に許してしまいました。

しかし、同時にゴンサレスの凄さもしっかり見られました。
最軽量級の選手が、あれだけ力みなく打って、あの強打。
バランスも良いし、相手のガードを破る角度を知っている感じ。
もちろん、もっと長い試合で色んな面を見たいところではありましたが、
将来が楽しみな逸材であることははっきりしました。

いやー、これは会場で見たかったなぁ。
次回は誰相手になるのか、ひょっとしたらいきなり世界戦なんてことも
あるやもしれませんが、こういうけっこうなモノは、なんとか直に見たいものです(^^)

コメント (6)
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