さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

昨日の試合写真ですが

2006-05-07 22:04:59 | その他
実は、場内かなり混み合っていた上に、
ちょっとポストがじゃまになる位置からの観戦だったもので、
写真撮影は諦めました。

ということで写真観戦記のアップはありません。
私のヘタな写真でも楽しみにしてくださっている皆様、
どうも申し訳ありませんです<(_ _)>

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デラホーヤまたも世界奪取

2006-05-07 21:38:40 | 海外ボクシング
オスカー・デラホーヤ、6階級で10個目の世界タイトル奪取ですと。
いやはや、トーマス・ハーンズも裸足で逃げ出しますな、こりゃ(^^;)

しかし、男前でカネあって女にもててボクシングがつおい。
こういうとことん羨ましい奴には、たまには痛い目見てほしいのう、
とゆーよーなことを、けっこう本気で思っている了見の狭い私なわけですが、
今日の闘いぶりには心底感心しました。


そもそもこの人、今や、ボクサーじゃなくて社長さんなんですよね。
ボクサーの引退後って、哀しい話が多いものですが、この人はそういうの一切なし。
それを如才ないって嫌うのも一つの見方ではありますが、
かつてのスターが第二の人生をしっかり生きるっていうのは、
スターとしての責任感であるとも思いますし、
さらに、ライバルのホプキンスやモズリーと手を携えているというのだから
これはやはりすごいことではあります。


しかし、すでにそういう方向へ人生の舵を切っている人が、
またボクサーとして、今までと同じように闘えるもんなのかなぁ、と
疑問を感じてもいました。
でも今日の試合みたら、こういうレベルのセンセ方っていうのは、
私ごときが狭い了見で考えるレベルとは、全然かけ離れてるのね、と
改めて思い知らされた感じであります。

ほんと、ブランクの影響とか、なーんもなかったですね。
やっぱ、世界のスーパースターちゅーのは、ものすごいです。

次の試合がラストファイトになるのならんの、という話ですが、
デラホーヤのボクサーとしての評価はさておいても、
この人の「スター」としてのすごさだけは、誰にも否定できません。
ほんま、羨ましい限りです...(^^ゞ
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両者に拍手!(^^)!

2006-05-07 05:18:54 | 関東ボクシング
ということで行ってきました、WBCミニマム級タイトルマッチ、
イーグル京和×ロデル・マヨール戦。

この試合、誰に聞いても予想が難しいという声が多かったです。
イーグルの強さを知る人は、マヨールの力を量りきれず、
マヨールの強さを知る人は、イーグルとの比較に、さらに頭を悩ませる。
ちなみに私は、後者のクチでした(^^;)

イーグルはベーシックな幹の部分が徹底的に強く、対するマヨールは柔軟で多彩。
もし、イーグルが勝つなら「強さ勝ち」で、
マヨールが勝つならば「才能勝ち」だと思っていましたが、
じゃあどっちになるんやと問われると、全然予想がつかずでした。
ただ、ものすごい試合になるでしょーねー、と、そんなことしか言えませんでした。
結局、誰の思いも同じやね、という結論になるわけです、ハイ(^^;)


んで、試合は想像通りに、ものすごいものになりました。
しかし、後に振り返ると、序盤から両者とも、相手のパンチ力を感じたせいか、
互いにやや体勢が崩れてしまい、少々前のめりでラフな展開になりました。

で、その体勢の崩れをイーグルは立て直して闘えたのに対し、
マヨールはそれを最後まで立て直せなかったように思います。
それは2R以降、マヨールが先にクリーンヒットでイーグルをぐらつかせ、
あわよくばKOか、というチャンスを手にしたことも一因だったのでしょう。

マヨールは前のめり気味のまま、ラフな攻撃を繰り返し、あのイーグルに真っ向から攻め込んで
かなりのピンチに追い込むものの、倒すには至りません。
見ていて、ここで倒しきれず、しかも体力を浪費したことが、中盤から終盤にかけて、
絶対に響いてくると思いましたが、案の定でした。


しかし、普通ならマヨールが少々荒くても、ここで大概の選手なら倒れてるのですね。
が、イーグル京和はそうじゃなかった。

中盤以降の厳しい闘い、イーグルも相当苦しんでいましたが、高山勝成戦でも見せた、
迎え撃ちのボディアッパーが奏功し始め、終盤には鋭い右が再三ヒット。
最終回にはその両方で攻めてマヨールをダウンさせ、KO寸前まで追い込む。
文句なしの逆転勝ちで、終わってみればイーグルが「強さ勝ち」をしました。
タフな奴が最後には勝つ。そんな試合になりました。


マヨールは、イーグルに勝つには、まだ若かった。
イーグルは、恐るべき若者を堂々と迎え撃ち、見事に勝った。
簡単に言えばそんなところでしょうか。
しかし、どちらもそれぞれに強く、どちらもそれ故に苦しみ、
そしてどちらも、立派に闘い抜きました。
両者に拍手、です。結論はそれしかありません。
素晴らしい試合でした。
両者の今後に、ますます期待します。


...まあ、昨日の今日だけに(^^;)
「世間にはカメファミリーのバラエティショーじゃなくてこっちを見せたい」と
誰もが思う、ボクシングの魅力が凝縮された一戦でした。

ホールを去る観衆も、一様に高揚し、幸福そうに見えました。
やっぱ、ボクシングってエエね~。と、誰彼なく話し合えるような、そんな夜でありました(^^)v


コメント (7)
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