ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

京都・西本願寺

2010年08月03日 | 一寸そこまで


絵画展だけではもったいないかなと言う事で、駅から徒歩10分の「西本願寺」
(2012年に親鸞聖人の750回忌に当たる為、10年間かけてご修復を終えた
御影堂を拝観の為)を目指しました。始めはバスに乗る予定が昼食後でもあり、
「腹ごなしに歩こう」と言う事で歩きました。さすが京都、外人さんが多いです。
それも男も女もリュック一つのバックパッカーの一人旅が目に付きました。帰り
に乗ったタクシーの運転手が言っていましたが「外人さんはよく歩く!」って。

東本願寺は子供の頃から幾度と無く行っています(実家の宗旨です)し、息子
達が小さい頃は連れて行きました。大広間や廊下や太い柱に大喜びでした。し
かし西本願寺は今度が始めてです。主人も始めてのようでした。外から眺めた
ことはありますが、門を潜ったのは初めてです。

    

    

まず休憩所で涼みました。そこで御影堂(ごえいどう)の10年がかりの修復の
様子をビデオで見ました。上の写真はその修復なった屋根です。この修復で又
何百年も維持できるそうです。平成の宮大工による平成の大修理と言っていま
したね。

   

    
    

上は阿弥陀堂の前の「大銀杏の木」で、幹周り6.5cm、樹高7mだそうです。
京都市指定の天然記念物です。樹齢推定400年だそうです。



こちらは御影堂前の「大銀杏」で樹高は4m、幹は16.5mと高さよりは横に
伸びている変わった樹形です。共に同年代のものだろうといわれています。


               御影堂の内部 ↑            ↑  廊下


御影堂の方が阿弥陀堂よりず~っと大きいです。お坊さんが一人モップで祭壇
周りのお掃除をしていました。作法があるのか、見ていると、四角定規にモップ
を動かしていました。

消火栓のテストをしていましたので見ていますと、事務方の人でしょう「火事が
こわいですからね~、国宝を守るのも大変です」と話しかけてこられました。



阿弥陀堂門です。豪勢ですが小ぶりです。御影堂門は大きいが質実剛健と言う感
じでした。


   国宝の唐門      ↑ 外側(柵が高すぎて全体が上手く写らない)   ↓ 内側 



    
    

今日の楽しみは、この「唐門」でした。綺麗なので飽かず眺めていると日が暮
れるということで「日暮門」といわれたそうです。しかし正面入口から少し外
れていますので、訪れる人は疎らでした。せっかく来ながら惜しいな~…。

本当に綺麗でしたが、私達がそこに着いたのが、何しろ一日中で一番暑い午後
3時です。暑さには勝てず早々に引き上げました。帰りはタクシーで京都駅ま
で、そこでお茶をして一休みしました。

日本中何処に行っても古いふるい歴史があります。多くの建造物も残っていま
す。それも「紙と木」で出来ている建物です。昔の人の技術の凄さを改めて
「すばらしい!」と喝采です。
コメント
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