ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

片岡鶴太郎展

2010年08月02日 | 一寸そこまで
    
                   「入場券」と「チラシ」同じでした

京都伊勢丹・駅ビルの美術館「えき」に行ってきました。初めての美術館です。
鶴太郎さんの絵はNHKテレビの絵画教室で講師を務めて居られるのを見て
以来、みたいと思っていました。

今回で、京都の展覧会は5回目だそうです。そして画業15周年記念だそうで
す。一辺5~6cmのものから屏風まで大小さまざまでした。

驚いたことに絵画だけではなく、着物、陶器(伊万里焼き)などにも挑戦されて
いて驚きました。特にガラス食器への色付けはとても綺麗でした。着物は私の
好みではありませんでしたが…。

鶴太郎さんが絵を始められたのは、ある朝、背中に何か視線を感じたそうです、
振り向くと、そこには「椿」が咲いていたそうです。「描いて頂戴」と言うように。
その時描いてみたいと思ったそうです。そして色々椿を描いていますと、椿の
葉が「私も…」と言っているように感じて、「葉」も描き始めたそうです。

私は「椿」のことはまったく知らなくて、鶴太郎さんの絵=魚だと思っていたの
です。主人はテレビでず~っと見ていたので知っていたそうです。

「魚」は勿論ありましたし、「野菜」もありました。「京野菜」の「南京」がとても
炊き上がったら美味しいだろうな~と言う感じでわたしの心を捉えました。残
念ながら「絵葉書」にありませんでした。

下の葉書で「ふぐの上に恵比寿さん」の絵がありますね。あれは知人の家で
見つけた置物だそうですが、無理を言って、1週間借りて帰って描かれたそう
です「福の上に福」こんな目出度いことは無いと添え書きがありました。

良寛さんがお好きらしく、良寛さんの言葉に対しての絵が数枚ありました。

「月の夜」と言う絵は満月が夜空に浮かんでいるのですが、その月が輝いて見
えたのが、墨一色なのに驚きでした。

異色は野球のイチローの小学生の時の作文(いかに小さい時から、野球が好
きで練習したか、大人になったら野球選手になりたい)にグローブとボール?
が描かれていました。

先日、友人のひがしなかさんの絵画展に行った時に、全体の感想として(自分
は書かないくせに)「私はサインはとても大切だと思うのよ、その位置や大きさ
がね」といいました。いいえ絵だな~と思っても、その絵の品位を落とすような、
下手に大きな字だったり、似つかわしくないサインが多かったからです。

鶴太郎さんのサインを見て、私の感じ方は間違っていなかったと思いました。
絵によって「つ」だけだったり「鶴太郎」だったり位置も又さまざまでした。「絵」を
引き立てこそすれ、決して邪魔をしていません。やっぱり「サイン」って大切だと
思いました。

今まで見た展覧会と一寸違った感動だったと主人は言いました。私もそう思い
ました。「私も絵を描いてみたい!!」と言う思いがこみ上げてきました。絵
は描けないと思っている私が「私にも描けるかも知れない」と思ったのです。
こんな気持ちにさせる「絵」って凄いと思いませんか?




                  私が大好きだった「墨牡丹」
    絵葉書を5枚買いました  安い紙だったので あまり発色が良くありません


コメント
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