ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

遍路 (48回)

2009年09月06日 | 思い出話
      平成14年11月6日 (水) 第44番札所 大寶寺


         距離:23K  高橋旅館 ~ 民宿笛ヶ滝 ~ 大寶寺   

11月6火 01:09  かわしまさん  (送)
一度寝て目覚めたところです。後2日です。順調に進んでいます。白井さんの
善戦を祈っています。作家知事さんの応援の話聞きませんか?約束の日が
迫っています。キャンセルでなければいいのですが。昨日は大きな柿のお接
待を2度も頂き、昼ごはんになりました。直径10㎝はありました。大きすぎて、
一つは明日の昼ご飯です。それより小振りですが8個100円、立花では1個
100円はする品物です。産地ですからね。

11:36  かわしまさん (受)
羨ましい! 作家知事さん、8日の可能性ですが、お返事が無く、確実では
無いから、チラシ等まだ作れない、っておっしゃっていました。え?? 8日っ
て今週ですよね…きっときてくださるだろう!としているからお返事まだ?晴
天の尼崎より。今日もファイト!です。

20:05  かわしまさん (送)
いよいよ後一日。調べてくださって有難うございます。作家知事さん8日は先
月に決まっていた事。私は知事さんのお約束に対する実行率は知りませんが、
チャンスは積極的に自分のものにするものだから、待つのではなくどんどんア
タックしたほうがいいのではないかと、遍路に出る前にCさんに言ったのです
が…事務長に言うという事でしたが、又相当人数集めないと失礼に当たります
ものね。そう思いません?

20:19  ふじいさん  (送)
「笛ヶ滝」いい名でしょう?今日、大寶寺で尺八を奉納している人に出会いま
した。杉木立の中のお寺、静かに流れる尺八の調べ、合いの手のように入る
鈴の音、じ~んとしました。本当にいい日を送っているな!!と実感しました。

20:31  ひろあき (送)
高橋旅館、此処は古くて時代劇に出てくる旅籠の感じ、狭い廊下の両側に部
屋があります。建具も道具も昔懐かしいものです。此処まで書いた時に電池
切れ。今日は最後の宿「笛ヶ滝」に居ます。明日朝6時にお宿の女将さんが
「おにぎり」をお接待してくださるので20キロ往復して、JRバスを乗り継いで、
松山に出てダイヤモンドフェリーで帰ります。

21:05  ふじいさん (受)
幾らお金を積んでも買えない貴重な一日、今までの貴女に対してのご褒美で
しょうね。心すっきり!今日も秋晴れ!明日も良い事に出会えますように。

朝食は早い時間に出来ると言うので、それならと久し振りに朝食を頂く事に
しました。小林夫妻とご一緒に宿を経ちました。宿の前で写真も写していた
だきました。暫くご一緒でした。

トンネルの手前で、地元の青年が盛んにシャッターを切っていました。少し
紅葉には速いようでしたが、一本だけ紅が水面に映えていました。美しかっ
たので私も2枚撮りました。







暫く行きますと初め予定していた分岐点に来ました。しかし宿の女将さんが
「その道は今は通れない」と言われるので、予定を変更せざるを得ませんで
した。左に始歩くはずだった遍路道を見ながら歩きました。昨日の柿が残っ
ているだけで何も無い、店も無い。トボトボと歩いているとやっと万屋と言う
感じの店の前に出ました。パンでも買おうとはいりましたら「この餅菓子美味
しいよ、後二つしかないの」と言われ、餅の大好きな私買ってしまいました。
店の前に床几がありましたので、そこで食べさせていただきました。「残った
お餅は小林さんがきっと買われるよ」と話していました。後で聞きますとやっ
ぱり買われたそうです。

伊予落合の分岐点を左に取り、ゴミ処理センターの前辺りで荷物を降ろして、
さっきの残りの「お餅」と「柿」でお昼ご飯にしました。後3Kほどで今日の宿
と思えばなかなか腰が上りません。思ったよりも早く着きそうなので、今日中
に「大寶寺」を済ませようと言う事になり、やっと重い腰を上げました。


                   第44番札所 大寶寺





荷物を宿に預けて第44番札所 大寶寺に向かいました。宿から3.5Kの
距離にあります。これより大寶寺の道に入りますと杉並木です。今は道にそ
ってだけの杉並木ですが、昔はうっそうとした森では無かっただろうかと思
います。並木が切れる所に駐車場がありました。其処からが参道で、距離的
には短いが結構きつい坂道でした。バス遍路の方達も此処からは歩いて登ら
なければなりません。

山門に大きな草履が奉納されていました。お大師さんの遍路のお印でしょう。


                       人との比較
   
               入りきれなくて天井で折れ曲がっている
   

中学生の頃住んでいた神戸市須磨区に須磨寺と言うお寺があります。
その頃には何も知りませんでしたが、21日の縁日には大勢の人出だった
事は覚えております。お大師さんのお寺だったのです。その山門にも大きな
草履が掛かっておりました。子供心にも何故こんなに大きな草履がこんな所
にあるのだろうと不思議でした。

このお寺には珍しい「一弦琴」と言う「お琴」のある事も思い出しました。

今年何十年ぶりかで須磨寺に行きました。大きな草履の掛かっていた山門はありま
せんでした。もしかしたら、大震災の時に倒れてしまったのかも知れません。
楽しみにしていましたから、なんだか寂しかったです。


本堂でのお参りを済ませて会談を降りようとした時、本堂から尺八の音が聞
こえてきました。男遍路さんが尺八の調べを奉納しておられるようでした。
話しには聞いていましたが、実際にその場面に行き合わせるとは思っていま
せんでした。私はしばし佇んでその音色に聞き入っておりました。おりしも遍
路さんの撞く鐘の音… 時は夕暮れ…「何おか言わん」でした。心に染み入り
心洗われる気持ちでした。

参道のお茶屋さんで「あめ湯」のお接待を頂きました。帰り道、昇ってこられ
た小林さんご夫妻と「あら」「あら」でした。

宿に戻りお風呂を頂きました。お風呂が遠いのには閉口でした。部屋数は
沢山ありました。団体用の大部屋もありました。フトンが積み上げてあるの
が見えていました。そういうところを通って離れた所にあるお風呂でした。

お食事は食堂で、小林ご夫妻と一緒でした。お食事は適当な量で、まずは
美味しく頂きました。ご夫妻と色々お話をいたしました。ご夫妻は明日此処
にもう一泊されて遍路を続けられるそうです。私達は明日の「岩屋寺」で今
回は終了いたします。朝食は抜きで「おにぎり」をお願いしました。「おにぎ
り」はお接待してくださいました。


            民宿 笛ヶ滝  (8泊目)
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