ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

桂文珍の独演会

2009年09月29日 | 一寸そこまで
           モミジアオイ   (ご近所で…  09-9-25)



「桂文珍  47都道府県全国独演会ツアーVol.2 日本!ハハッハ!!」と
言う長~い名の独演会に行って来ました。去年の独演会は京都まで行ったの
ですが、京都であるなら神戸か大阪でもあるだろうと調べて神戸の「国際ホー
ル」である事を知り、切符を手配しました。まだ暑さのこない頃だったと思います。

此処は元は「国際会館」と言っていました。阪神・淡路の大震災の時に被害を
受け、暫くしてから建て直され、今は「国際ホール」と名前が変わりました。
私なんかはつい「国際会館」と呼んでしまいます。

収容人数は2000人を越えます。その会場が今日は満員でした。熟年世代が
大半とはいえ、若い方も相当数居たと思います。

私は「由紀さおり・安田祥子姉妹」や「勘太郎・七之助の若手歌舞伎」を見に来
ていますが、主人は初めてでした。一寸席が23番と後だったのが残念でした。
文珍さんの表情が見えないんですね。京都の時は申し込みが早かったので前
の方でしたから、良く見えたんですけれど。

でも面白かったです。主人は去年の方が面白かったといいますが、何でも始は
いいように思うものです。2回目ともなると、一寸お点が辛くなるのだと思います
よ。

始に「お忙しい中ならこんな時間にこられませんわな~。お時間のあるところを
良く来てくださいました」と笑いを取り「この頃テレビが面白くなくなりましたな~、
テレビも薄うなりましたが、中身も薄うなりましたな~…」と笑いを掴みます。

文珍さんのお父さん(故人)のお話しで面白かったのは、奥さんに「何か変わっ
た食べたこと無いもんが食べたい」「何食べたい」「イケメンが食べたい、イケメ
ンってどんな麺や?」

一番文珍さんらしいところは、そして私の大好きだった部分は一寸解り難いかも
知れませんが、本妻さんが居るのに外に作った女の人を、関西では「めかけ」、
関東では「てかけ」と呼びますね。別の呼び方として「なからいはん」と昔は呼ん
だそうです。何故か?その答えなんです。

『1升の半分の事を「なからい(五合)」と言います。その「なからい」の又半分は
「なからいはん」。「なからいはん」は即ち2合半(2号はん)外に囲っている女の
人を「2号さん」と呼びますよね。

この部分では言葉の理解度に差があるんです。文珍さんはその差を楽しんでい
るのです。頭で計算して初めて解った人たちの笑いが遅れて起こると、「やっと
解ってもらえましたか?…」とニヤニヤしながらいいますと。その言葉に又笑い
の渦が広がると言う按配です。

去年は「コンピューター」に関してこの時間差の波がありましたね。私はこの瞬間
が好きなんです。

来年は4月だったと思う、東京・国立劇場で10日間、20の話をするそうです。20
10年に掛けているんです。「新幹線に乗ったらすぐでっせ…、きてください」関東の
人にはどんな話をするのか興味がありますよ。

「話下手 笑い上手に助けられ」と締められました。何をおっしゃりますやら、楽しま
せていただきました。
                 ☆ 明日お休みします




            ざくろ   (ご近所で…  09-9-19)

コメント
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