ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

遍路  11

2009年05月02日 | 思い出話
             平成14年3月1日(金)  
    
     歩いた距離:34K(・・・今日の場所) 旅館生本~民宿とくます


               宍喰(ししくい)海岸の朝日


3月1日(金)  7:30  おちさん  (送)
宍喰(ししくい)野道の駅に居ます。早すぎて閉まっていたので、ベンチで震えながらおにぎりを食べました。温かいコーヒで一息。出かけます。

7:50  ふじいさん  (送)
今日高知に入ります。日の出と共に鶏の声、ウグイスがたくさん居るようですが、まだ自信なさげに鳴いています。今日は良いお天気で海上に出た日の出を拝めました。只ひたすら室戸岬に向かって歩みます。

8:08  ふじいさん  (受)
すがすがしい朝羨ましい光景です。ウグイスさんにお上手と答えてあげてね。こちらも今日は4月上旬のお天気で~す。お洗濯がんばります! 31番竹林寺へ歩き遍路さんに限り牧野植物園無料だそうです。時間取れると癒しになりませんか?げんきにで楽しく歩いて。

              このトンネルを抜けると高知県です  
    トンネルの側道は身の幅しかなく 大型トラックにはびくびく物でした      
    このトンネルは短いしトラックが中央線よりに避けてくれていますが…



8:33  ふじいさん  (送)
今、高知県に入りました。一国制覇。バンザイ。

8:36  ふじいさん  (受)
おめでとう!!

突然、何処からともなく、私達と違った道から歩き夫婦遍路の方が現れました。前夜の泊まりの宿が違ったからでしょうか、私達が横の線を歩いているとすると、直角に縦の線からひょっこり現れました。怪訝な感じがしたし驚きました。今夜は同じ宿とのことで「そのとき又」と分かれました。

道でみかんを売っていました。「欲しいけれどあんなに沢山はいらないな~」と話しながら歩いていますと、「お遍路さん!!お接待します」とみかんを頂きました。嬉しかった。美味しかった。

     ☆ お接待愛と言う名のみかん受く ☆  いさをさん

(女性ですよ。私はこの方の句が好きで送っていただきブログに載せる許可を得ています。遍路された季節の違いもあって、私達とは時期的にずれることもありますが、適所があるときは使わせていただこうと思っています。この句も場所は違っても、同じような接待を受けられた時のものでしょう)

10:00  おちさん  (受)
お早うございます。春が近いと言っても朝晩はまだまだ寒いです。海沿いの風は強くないですか?今日は室戸市に入る予定ですか?私も又歩きたくなってきました。あっ!ご飯の硬さは大丈夫でしたか?明日快晴になれば良いですね。
(ご飯の硬さと言うのはどういうわけか、四国に来てからは私達にはご飯がべちゃべちゃで柔らかすぎると愚痴ったのを覚えていてくれたのです)

16:32  おちさん  (受)
高知は晴れていますか? 愛媛は曇ってきてしまいました。今日はプラネタリュームに行ってきました。世界一のが新浜に在るのです。自然が恋しくて…

20:17  ふじいさん  (送)
大二郎さんの高知はヨットハーバーが会ってモダン。お兄さん(当時の橋本総理)大変そうね。今日は一日岬めぐり、行けども行けども次の岬が現れます。潮騒と海と水平線の一日でした。地球はま~るいと実感の日。お・や・す・み

20:18  おちさん  (送)
因島の方とプラネタリュームに行かれたのね。私達は今「とくます」に居ます。昨日のご飯は美味しかったです。今日は天気が良すぎて、海が銀色、後を振り向いて初めて美しい藍色。トンビがくるくる輪を描いていましたし、沈丁花が良いにおい。やはり関西より一寸早めの春ですね。昨日、今日と80kは一寸きつかったので、明日は麓で留まります。

20:26  ふじいさん  (受)
幸せは歩いてこないだから歩いていくんだよ。本当にお疲れ様でした。ゆっくりお休みください。明日はウヲーキング日和お楽しみに。

             2泊3日歩き通した室戸岬への道


行けども行けども宿に着きません。丁度犬を連れた人が居たので聞いてみました。「もう少し行けば橋があります。その橋を渡ったら直ぐですよ」やれ嬉やと喜んだのですが、なんと!その橋までたっぷり1時間ありました。此処の人は直ぐ其処が1時間なの? どういう感覚?

     3月1日  民宿 とくます  (3泊目)

宿の前の浜にサーフインに来ている若者4人、前記のご夫婦(横浜の方で、区切りうちで6回目で此処まで。私達が3回目でここですから、随分とスローペース)もう1人は東京からの男性(通し打ちえ2度目)と9人の泊まり客でした。

男性人は横浜の方が昭和7年、東京の方が昭和5年、主人が昭和3年と「7,5,3と目出度く揃いましたね」と何となく喜ぶ。どういうわけか横浜の奥さんと私の年は話に出ませんでしたよ。もしかしたら同い年だったかもしれないのに…。

コメント
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