ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

九州・日豊本線の旅(宮崎・高千穂 2)

2008年12月03日 | ちっちゃな旅
11月26日(水)
タクシーの運転手さんに「東国原知事は如何ですか?」と訊ねると「ようやってくれます。特に観光に力を入れてくださるので、去年辺りからぐ~んと観光客が増えました。天の磐戸神社には行かれましたか?」「一寸離れているので予定していません」「折角此処まで来られていかれたほうがいいですよ。8Kのところにあります」この旅の主人公が乗り気になって「天の磐戸神社に行って、ロッカーから荷物を取って、宿まで送って貰おう」と言う。心配はタクシー代幾ら掛かる?って事…。でも息子達の補助もあることだし、ケチケチしないで行こう!

神社に着くと、運転手さんは社務所で「天の磐戸遥拝」の申し込みをしてくれた。神主さんが出てきて、私達を連れてお祓いをしてから遥拝場へ、勿論写真撮影は禁止。遙か山の向こうにソレらしき磐が見えている。そこに向かって遥拝するのです。神主さんは「天の磐戸物語」を語ったって聞かせる。神主さんにも聞いてみた「知事さんは…?」「知事の宣伝のお陰さまで参拝客が増えました」

最後のほうで、お供えをいただけたら幸いであると切り出す。運転手さんに「どのくらいすればいいのでしょうか?」と聞いた「1000円ぐらいでいいのでは…」と言う事で社務所に行き1000円の寄付を申し出て記帳した。


     天の磐戸神社 左は入り口 その奥に右の社殿があり 
     社殿の奥に天岩戸がご神体としてある


     お供え(1000円)をして頂いた品々

お神酒を頂き、写真の品を受け取った。バスのセンターに向かっていただき、荷物を受け取り「では宿にお願いいたします「ハイ」あ~やれやれと思った途端に車は止まった。私の目に飛び込んできたのは私の泊まる宿の名が染め抜かれた暖簾である。バスセンターから宿まで何秒掛かったかしら、と言う距離だった。私は徒歩5分と覚えていたのです。我ながらおかしくて笑いが止まらなかった。

お料理は全て美味しかったが、例の如く量が多くて、残さなければならなかった。特に岩魚の塩焼きは美味しかった。そういえば昨夜の鹿児島の宿で、揚げたての「つけ上げ」が出たが、久し振りに美味しい「つけあげ」を頂きました。

夜は宿のご主人の運転する自動車で「夜神楽」を見に行きました。1人500円でした。安いな~と思いましたが、そのわけは次から次へと、旅館から送られてくる人の多さで納得しました。500円でもこれだけの人数が集まれば利益はあるでしょう。

隣に座っていた方が、私達の話す言葉を聞いていて「関西の方ですか?」と聞いてこられました。「言葉でそうではと思ったのです」彼女は今年の8月にご主人を亡くされたそうです。彼女は神戸の方ですが、ご主人が大分の方で、里帰りをして、姪に連れてきてもらったという事でした。バッグからご主人の写真を出して「神楽」を見せておられました。昼間はそうでもないですが、夜の1人が寂しいですよ」「子供は男2人なんですけど、男の子は頼もしいです、何から何まで全部やってくれました」と話されました。「何時までもお二人でお元気でいられることを祈っていますよ」と言って去っていかれました。








         高千穂神社の夜神楽(4っのお話の主人公達)

「神楽は本当はとても長いものですが、今夜は観光用ですので、選んだ4つの物語から、それも抜粋した良いとこどりです。毎年日を決めて、昔ながらの神楽をするので、一般の方も見る事が出来ますので、是非見に来てください。日付けは観光協会にお電話くだされば解ります」との説明でした。

私も観光用ではない本物の神楽が見たいです。主人の元同僚が、退職後宮崎に帰って「その土地の神楽の仲間」に入られたと聞いています。「囃し方」だったと思うのですが…。出来うるなら知った方の神楽が見てみたいです。神楽が始まるまで、彼に電話で話をして旧交を温めたようです。出来うればお会いできれば良かったのですが、「後悔先にたたず」です。

明日はいよいよ別府温泉です。
コメント
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